「デート代は、基本的に男性が持つべきだ」
「いやいや、今の時代、ワリカンでしょ?」
など、さまざまな意見があるよね?
個人的には、
「まぁ、色んな付き合い方があるから
カップルでそれぞれ居心地がよければいいんじゃない?」
「一般論を論じても意味ないことの代表例だよね?」
なんて思ったりもする。
とはいえ、どちらかに1票を入れなければならないとしたら、
「デート代は、基本的に男性が持つ」
という方に投票するなぁ。
(そんな投票をする機会はないだろうけれど)
コレは別に私がフェミニストだから、とか、
女性読者のウケを狙って、とかではなく、
もっとセコい考えのもとで結論づけている。
どういう考えが根っこにあるか?というと、
「男女それぞれがかけているトータルコスト」
という考えだ。
たとえば、普通にどこかにご飯でも食べに行くとしよう。
男性の方は、単にご飯を食べに行くだけだったら、
ひげでも剃って、
普段着ている服をひっかけて、
でかければいい。
ところが、女性の場合は、そうはいかないんでしょ?
お化粧も、
洗顔、スキンケアから始まり
ベースメイクで肌のムラをなくし、
ファンデーションを塗り、
チークをつけ、
アイメイクをし、
リップメイクをし、
アイブロウを整え、
全体のバランスを取る。
たとえそこまでのバッチリメイクじゃなくても、
ナチュラルメイクで良い人の場合、
普段からのお肌の手入れに注力しているわけだしね。
そして、
どんな服を着ようかと何着も引っ張りだし、
あれこれ着替えてみて、
デートに備えたりする。
アクセサリーもつけて、
お相手の心証が悪くならないようにする。
服やアクセサリーに合った靴を選び、
そして、やっとデートの場所に行けるわけだ。
まぁ、付き合いが長くなると
そこまで気合いは入っていないのかもしれないけれど、
人生における「恋愛」というテーマは
男性よりも、圧倒的に女性の方が真剣に考えていると思う。
男は単純だから、
楽しい時間を過ごして、相手が喜んでくれて、
ムフフな展開があればいいなー、
くらいしか考えていない。
(と言うと、言い過ぎだけれど)
それに対して女性は、
「私にとっての恋愛」ということを
女性同士が集まるたびに熱く話し合い、
パートナーと出会い、パートナーと幸せになることを
男性より強い思いで願っている人が多いだろう。
そんな「思い」と「時間」には、
相応に応えた方がいいんだろうなー、
なんて思ったりするんだよね。
そんな「思い、時間」と「デート代」を
天秤にかけること自体どうなのよ?とも思う。
けど、まぁせめて食事代くらいは払って
「あなたの今までかけてきた時間、コスト、思いに
敬意を払ってますよ」
という態度は、示してもバチは当たらないかな?
なんて思うんだよね。
今回は、すげー前置きが長くなった。
(ここまでが、本論の前の導入だと思っていた(笑))
今回伝えたいのは、
その場その場で見えているものだけに注目するんじゃなくて、
その人が、何かをやっている前後に
どれだけの労力をかけているのか?
という事にも注目して、敬意を払うといいなぁ、
ということ。
「女性も働いているんだから、デート代はワリカン」
というんじゃなく、
その女性が、デートをするために、
どれだけの準備をしてくれたのかもイメージして
デートの時間に臨んだのか?
それに敬意を払ってもいいなぁ、と思う次第。
仕事でも、単なる結果や業績だけを評価したりするんじゃなくて、
そこに至るまでにどれだけの時間と、コストと、思いを
相手が注いできたのかに思いをはせる。
すると、大したものに見えないものでも、
相当の積み重ねの成果なんだな、と思えるようになると
思うんだよね。
いつも相手が望む以上に報いることは出来なかったとしても、
そんなイメージ力を持っていると
相手とより仲良くなれるんじゃないかな?なんて思うんだよね。
カッコいい話じゃなくて、
「トータルコストで考えてみる」
という、味わいもへったくれもない話だけれど、
そんな風に考えて見るのも、面白いかもしれないね。
ではでは。