「今の仕事を辞めようか、続けようか」
「付き合っている人と別れようか、どうしようか」
「どっちを選べばいいんだろう・・・?」
日々暮らしている中で、
色々悩む事って、あるよね。
軽い悩みならば、ちょっと考えて結論が出る。
でも、ずーっと考えているのに
なかなか答えが出せない、という悩みもある。
あなたが悩みを抱えていて、
ずっと考えているのに結論が出せないということは、
それだけ大きな問題なのだと思う。
もしかしたら、
それは、あなただけが影響する問題じゃないのかもしれない。
どちらにも、良い面も悪い面もある問題なのかもしれない。
いずれにしても、
「そう簡単に結論が出るなら苦労はないよ!」
という事で悩むこともあるだろう。
たまに、そんな大きな悩みを打ち明けてくれる人がいる。
基本的に、大きな悩みを打ち明けてくれる人は
そもそも本人が解決能力のある人で、
私がお手伝いできることは、少ないことが多い。
でも、悩みを打ち明けてくれているということに
全力で応えようと、頑張るんだよね。
で、
今までの相談の中で、複数の人に
インスピレーションになった考え方があるので、
それをシェアしたいと思う。
そもそも聡明な相談相手が悩んでいる状態なんだから
出来ることは限られている。
でも、その上で、2つの事を提示すると
考えがまとまりやすいみたいだ。
その2つの事とは、
・まず、どの解決方法を選んでも
完全にスッキリすることはない、ということを
理解すること。
・その上で、問題の視点を、もっと大きくしてみること。
ひとつひとつ説明すると。
悩みについて、
Aという選択肢と、Bという選択肢があるとする。
Aという道を選べば、●●については良いけれど
△△については、良くない方に行く可能性が高い。
Bだと、△△については解決するけれど、
●●については、悪化する。
そんな問題って、あるよね。
その場合、まずしなくちゃいけないのは、
「完全にスッキリするということはない、と
あきらめる覚悟をすること」
なんだよね。
まぁ、
「完全にスッキリする第3案」
というものが出てくる場合もあるけれど、
そもそも聡明な人が悩んでいる状態なので、
そんな都合のいいものが出てくることは少ない。
理想論なんて、現実の世界では
役に立たない時だってある。
もちろん、私の目から見たうえで
第3案も提案する。
でも、、大抵の場合、
「それは、すでに考えた」
と却下されることが多い。
本人以上に、その問題について深く事情を知っていて、
深く考えている人はいないんだから、
けっこう当然と言えば当然だ。
なので、当たり前の話なんだけれど
「どっちを選んでも、モヤモヤは残る」
という前提を、あらためて示すと
「そうか。そうだよね」
と、本人が「次の手」を打つための覚悟ができるようだ。
そして、その次に。
悩みが深ければ深いほど、
同じ所でぐるぐる考えが巡ってしまい、
堂々巡りを続けてしまう事が多い。
そんな時は、視点を広げると言うか、
問題をあえて大げさに、大きくしてみたりすると、
ちょっと変化がある。
特に、関係する人間を広く捉えて見ると
いいかもしれない。
例えば、今の仕事を辞めるか、続けるかを考える時、
もし、自分のキャリアや給料の事だけを
考えて判断しようとしているのなら、
関係者を広く捉えてみる。
家族は、どうなるんだろう?
上司や部下はどうなるんだろう?
お得意先はどうなるんだろう?
家族、上司、部下、お得意先の、そのまた家族に
影響が多少なりともあるとすれば、それはどんなだろう?
私は誰のためになら、頑張れるだろう?
私は、何の為になら、頑張れるだろう?
もし、批判や失敗があったとしても、
「このために判断した」と、自分がよりどころに出来ることが
あるとしたら、それはなんだろう?
っていう感じ。
付き合っている人、結婚している人との関係を
解消するか、継続するかで悩んでいるのだとしたら。
自分と相手との関係。
自分を取り巻く友達との関係。
相手の友達の関係。
自分や、相手との家族の関係。親。子供。
ここまで自分に命を繋いでくれた先祖。
まだ見ぬ子孫。
まだ見ぬ未来の自分。過去の自分。
もし、批判や後悔があったとしても、
「このために判断した」と、自分がよりどころに出来ることが
あるとしたら、それはなんだろうか?
そんな風に、今の悩みを、大げさに、大げさに考えて見る。
それは、独りよがりでもいい。
どんな判断をしても、
誰かはあなたを批判するだろうし、
モヤモヤはあることだろう。
そんな時に、
「これのためだった」
と、自分で自分を支えられれば、それでいい。
そんな風に考えると、
悩みがちょっとだけ、前に進むこともあるみたいだ。
私だって人様にアドバイスなんてできるほど
立派な人間じゃないんだけれど、
もし、今回の話が役に立つ時があったらうれしいですわ。
ではでは。
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