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ドヤ顔探偵は、もういらない。

最近、そういうタイミングなのか、
ちょっと疎遠になっていた友人たちとの「出会いなおし」が
頻繁に起こっている。
 
 
特に何かがあって離れたのではなく、
なんとなく、お互いに連絡するタイミングを逸して
気がつけば長期間、会っていないなぁ。
 
そんな人っているじゃない?
 
 
それが不思議と、この2月3月に入って 
どんどんと
 
「久しぶりだけれど、会わない?」
 
みたいな流れになってきている。
 
 
 
先日も、そんな友人の一人と会ってきて、
いろんな話をしてきた。
 
 
その友人も、ビジネスにおいて
素晴らしい成果を上げている人なんだけれど、
最近は、
 
 
「ビジネスでお金を稼ぐ」
 
 
ということを主目的にせずに、
 
 
「いかに、付き合う人やお客様の
 心の豊かさを満たしてゆくか?」
 
 
という方向にチャレンジしているとのこと。
 
 
「心が大事なんです」
 
「お金よりも大切なものがあるんです」
 
 
という言葉は、よく聞くフレーズではあるけれど、
それを、きっちりとビジネスを構築し、ある程度まで
 
「お金を稼ぐ、儲けるという世界」
 
を見た人が言うと、また重みが増すように思う。
 
 
 
で。
 
 
その人と話をしている中で、
 
「本当にそうだなぁ」
 
とあらためて思ったことがあったので、
今回はそれをシェアしたいと思う。
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
その友人が、いろいろな人とガッツリと
付き合っていくうちに痛感したのは、
 
 
「その人の世界観の根底を作っているのは、
 本人の親が最大の原因だな」
 
 
ということらしい。
 
 
 
それは私も同感だし、私も例外じゃないだろう。
 
 
また、親との関係こそが、
人間関係や人生観の根源にある、とする講師やメソッドは
非常に多い。
 
 
 
 
 
 
でも。
 
でもね。
 
 
ここからが大事なんだな、ということを
また深く、あらためて思った。
 
 
 
「あなたが不幸なのは、親が原因なんですー!!!」
 
 
「あなたが今のような世界観を持っているのは、
 あなたの親との関係が諸悪の根源なんですー!!!」
 
 
 
もうね。
 
 
そんなん、わかってるから。
 
 
誰だって、多かれ少なかれ、あるから。
 
 
 
それを、
 
「高額セミナー講師である私だから突き止められた」
 
みたいに、ドヤ顔されても困る。
 
 
 
名探偵ばりに
 
 
「犯人は。。。。。親だっ!!!!」
 
 
って、ズビシ!っと指差したとしても、
そこに居合わせる全員が
 
 
「いや。。。知ってるよそれ」
 
 
となるくらい、滑稽だから。
 
 
 
大事なのは、「犯人」を特定することじゃなくて、
 
そこからどうするか?だよね?
 
 
 
親も、子供に不幸になって欲しくて
わざとおかしな価値観を埋め込んだわけじゃない。
 
 
その親も、そのまた親に埋め込まれた価値観があり、
それを踏襲しているか、
 
もしくは自分の親への反抗のつもりで、
無意識に我が子を通して復讐しているだけだ。
 
 
 
そこを、
 
 
「親が悪かったんだ!!」
 
 
として、
 
 
「犯人が分かってよかった」
 
 
と思考停止したのでは、なんの成長もない。
 
(どころか、親へ対する恨みが増すから、むしろマイナスだ)
 
 
 
また、
 
 
「ちくしょー!よくも私をこんな風にしたな!!」
 
 
と、親に対して今さらながら暴言を吐いたり
反抗しても意味はない。
 
 
(親が犯人だったのだから、その恨みを全部
 親にぶちまけなさい!というセミナーがあるらしく
 ものすごくオソロシヤ、と思った)
 
 
 
そうではなく。
 
 
「犯人は親だった。
 そして、今さら親をなじっても仕方ない。
 では、私自身は、どう生きるのか?」
 
 
という、唯一の正解は一生でないであろう問いに
向き合わなければ、もったいないように思う。
 
 
 
貧しく過ごした人は、貧しく過ごした人で
親に文句がある。
 
 
豊かに何ひとつ不自由なく育った人も、
 
「だから私は、ハングリー精神がないんだ」
 
と、親に対しての反意がある。
 
 
 
いじめられても、甘やかされても、普通に育てられても、
なんらかは思うもののようなのだ。
 
 
 
だから、
 
「じゃあ、私は、どう生きようか?」
 
 
という問いかけを続ける必要があり、
 
またその上で、
親との関係(親が生きていたとしても、そうでなくても)を
見つめる必要があるんだなぁ、
 
と、あらためて気づかされた。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
「親が原因!」
 
知ってるよ。
 
 
「私が教えてあげた!」
 
いや、みんな、うっすらとは気づいてるよ。
 
 
 
 
その上で、どうするか?
 
 
親を攻撃しても、それは単なる「逃げ」だし、
思考停止をしても、フタの下でくすぶり、
いつかモンスターとなって襲いかかってくる。
 
 
 
親との関係もそうだし、
 
どんな人も、コンプレックスも抱えている。
 
 
それを、経済的な成功や、社会的な権威でフタをしても、
そんなものに惑わされる人とのつきあいは、
本当にあなたが欲しい人間関係じゃないだろう。
 
コンプレックスにフタをしても、におうからね。
 
 
 
まぁ、この辺は難しいんだろうけれど、
 
 
「私って、こんなにかわいそうなの!!かまって!!」
 
 
というのでもなく、
 
 
「私は完璧超人です!コンプレックスなんてありません!」
 
 
というのでもなく、
 
 
「私のブランディングにそぐわない方面から
 私を見ないでください!!」
 
 
というのでもない。
 
 
 
「コンプレックス?あるある!
 
 コンプレックスから逃げたりする時も、あるある!
 
 でもまぁ、最終的には向き合わないとだなー、
 と、思ってるよ」
 
 
と自然体で言う人が個人的には好きだし、
自分も、なるべくそうでありたいな、と思う。
 
 
少なくとも、自分が仲良くしたい人の前では、
できるだけそうあれれば、と思う。
 
 
 
 
ドヤ顔の探偵は放っておいて、
そこから何ができるかを話せる人と、
仲良くして行ければと思いますー
 
 
 
今回、あらためてそれを教えてくれた
Sさん、ありがとう!
 
 
また飲みに行こうね!
 
今度は、あまり時期をあけないで(笑)
 
 
 
ではでは。

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