「我々はどこから来たのか
ㅤ我々は何者か
ㅤ我々はどこへ行くのか」
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画家のゴーギャンさんが発した深淵なる問い。
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なかなかに難しいけれど、この中で
「我々はどこに行くのか」は、
なんとなく方向性はあるような気がする。
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さて。
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人類の歴史を紐解くと、長期的な流れでは
2つの傾向がある。
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1つは、「トップ支配から合議制へ」。
もう1つは、「ローカルからグローバルへ」。
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もちろん、その時々の政治やら地政学やら
行きすぎの揺り戻しなどもあるから、一概には言えないし、
個人的には、合議制やグローバル化が絶対善だとも思っていない。
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が、基本的な流れはそうだ。
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村の「長」から始まり、王や宗教のトップなどが支配していたのが、
(少なくとも表面的には)一人一人が意見を言えるように
なって行っている。
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また、シルクロード、大航海時代、産業革命、インターネット等
「より多く、より遠くへ」が実現可能になればなるほど、
一般人が持つ情報や資産は平準化していきやすい。
(貧富の差はあるが)
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そして、それを支えているのは、いつの時代も科学技術だ。
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科学技術の発展が、そのまま人類の「常識」を
ことごとく変えてきた。
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印刷技術が宗教や教育を変え、
「文字が読める」という常識が広がった。
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蒸気機関が資本主義を作ったと言ってもいい。
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インターネットが情報の価値そのものを変えたし、
人の動きも日常も変えただろう。
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おそらくAIやブロックチェーンも
私たちの常識を大きく変えていくに違いない。
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逆に、今いきなり大災害が起きたり、
無人島に集団ワープ!なんてことが起こったら、
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「みんなの話を聞いている場合じゃない!」と
トップダウンに寄っていくだろうし、
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火を起こせたり、安全な水や食糧を手に入れられる人は
「支配者」になるだろう。
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また、情報の格差が大きくなり、
移動も制限されることなどから、
コミュニティのローカル化は避けて通れなくなるだろう。
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けっこう、科学技術によって人類は
「どこへ行く」のかが決まるのだ。
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さてさて。
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基本的には、人類が「どこへ行く」のかは、
科学技術が進めば進むほど、
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・大衆が力を持ち、
・グローバル化へ進む、
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という流れだ。
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その流れと、揺り戻しで
3歩進んで2歩下がる的なことをしながら、
人類は歩んでいくのだろうね。
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個人的には、日本が大好きなので、
日本が明るくなってゆくことを望みますわ。
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人々が希望を持って、
自分のいる場所を愛せるような未来になりますように。
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ではでは。
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(特に変な意図はアリマセン。笑)
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