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人はなぜデブを美しいと感じないのか?

はぁ?って怒りをあらわにする前に
ちょっとだけ、まぁ聞いて。聞いて。
 
 
今回の話は、かなりマニアックである上に
仮説でしかないので、そこんところスミマセン。
 
 
あと言っておくと、どこの誰もディスったり
敵に回したり傷つけるつもりもないので、
もし不快になるようでしたら
それは勘違いというものですが社会上スミマセン。
 
 
そんなわけで、話を続けていいですか?
 
 
さて。
 
 
最近ワタクシのブームは、
「体内ミトコンドリアの研究」。
ひいては根源的な「欲望」についての探究で。
 
 
 
人間をつき動かしているのは、
体重の10%を占めている
細胞内の「ミトコンドリア」。
 
 
そのミトコンドリアは1体1体に
意志があるわけではないのだけれど、
3つの基本的なプログラムによって活動を決めている。
 
 
3つのプログラム、それはつまり、
 
「Feed(食欲を満たせ!)」
 
「Fear(脅威には戦えor逃げろ!)」
 
「F***(種を残せ!)」
 
という3つのFによって構成されている。
 
 
人間はそのミトコンドリアさんたちの
「命令」をガン無視することはできず、
老若男女を問わず、毎日絶えることのない
彼(?)らのささやきに翻弄されているわけだ。
 
 
それが人が権力やお金、
そして肉体的な美しさを求める
根源的なルーツであると言える。
 
 
 
。。。。んだけどさぁ、あ?
 
 
 
その辺をマニアックに見て行ったときに、
ひとつの疑問が浮かび上がったわけ。
 
 
 
「じゃあ、なんで人は、
 ミトコンドリアの命令に忠実な人を
 魅力的だと判断しないんだろう?」って。
 
 
ミトコンドリアが「あーしろ、こーしろ」って
色々と言ってくるんだったら、
その欲望にズブズブな人を見た時
 
「すごい!」
 
「魅力的!」
 
「美しい!」
 
って思っても、不思議じゃなくね?
 
 
 
具体的に言えば、
食べられるだけのものをガツガツ食べて
ものすごく太った人を見て、
 
「あれだけ大量に食べ物を
 食べられて、蓄えられるなんてすごい!」
 
と、アタマでなく本能的にDNA的に
 
「この人は魅力的である」
 
と判断しても、よくね?
 
 
 
また、下心まるだしの色欲おじさんを
 
「ミトコンドリアの指令に忠実な人!」
 
と、これまた遺伝子レベルで
 
「ステキ☆セクシー」
 
と感じても、よくね?
 
 
 
さらにいつも何かにキレていたり、
臆病に逃げ回っている人を見て、
 
「恐怖に対して正直!
 この人ならば脅威にビンカンなはず!」
 
と、動物的本能的に
 
「やるじゃん!」
 
と引き寄せられても、おかしくなくね?
 
 
 
しかし!現実には!
 
均整の取れた体型の方が好まれて、
ぜい肉で覆われすぎている人が好きという人は限られる。
 
 
また、下心限界突破で
「おきれいですね、おはようございます」
と毎日言うオハヨウオジサンは好かれにくい。
 
 
さらにはいつも怒っていたり戦っていたり、
逃げたり媚びたりしている人の魅力度は低い。
 
 
 
これって、なんでなん?
 
 
ミト「食欲を満たせ」→ ヒト「体重ある人ステキ!」
 
ミト「脅威を排除しろ」→ ヒト「キレたりビビったりかっこええ!」
 
ミト「性欲を満たせ」→ ヒト「下心まる出しでクール!」
 
 
って、ミトコンドリアに従っているんだから、
これでええやん?
 
なんで現実は逆の結果になるの?
 
 
 
 
いやさ、
 
これが倫理的に
 
 
「実はみんな本当は太っている人の方が
 好きだけれど、社会通念上そうなっている」
 
とか、
 
「すべての女性は本当はオハヨウオジサンが大好きだけど
 ぐっと我慢して、つれない態度を取っている」
 
とか、
 
「本能レベルではキレたり逃げたりする人が
 超イケてると思っているけれど、それは言っちゃダメ!」
 
 
とかなら、分かる。
 
 
 
ミトコンドリアの欲求プログラムに
沿いたくても沿えない社会性や道徳倫理というものが
人間にはあるだろうから。
 
 
 
でもさぁ!! でもさぁ!!
 
 
そうじゃなくて、もう生理的に
上記の人たちを敬遠するやん?
 
なんなのそれ?
 
ミトコンドリア、なんなのアマノジャクなの?
 
 
 
。。。。と、しばらくの間
悶々としていたのだが、ワタクシ的には結論が出た。
 
 
そして、その結論に至った時に、
 
「ひぇぇぇ。。。。ミトコンドリア、
 予想をはるかに上回る、おっそろしさ!!!」
 
と、心の底から震えが来た。戦慄が走りまくった。
 
 
 
なぜ、ミトコンドリアに忠実な人を見て
私たちは美しいと思えないのか?
 
 
それは、
 
 
「欲望に忠実な別の個体は
 自分自身のミトコンドリア群にとって
 不都合な個体だから」
 
 
 
ま、あくまで仮説だけれど、つまり。
 
 
食べ物を大量に食べた体型の人を見ると、
 
「ステキ!」
 
と思う前に、
 
「こいつ、私の分まで食べちゃうんじゃね?」
 
「あいつ、自分の欲望を満たすけど、
 私は、そのせいで、お腹すくんじゃね?」
 
と本能的に感じる。
 
 
 
また、性欲に忠実な態度を見ると、
 
「こいつ、自分の欲は満たすけれど、
 私のニーズは満たさなくね?」
 
「こいつが満たされるだけで
 私は奪われるんじゃね?」
 
とDNAが黄色信号をファンファン出す。
 
 
 
そして、キレたりする人を見ると、
 
「お前がそもそも私にとって脅威だわ」
 
と思い、ビビる人を見ると、
 
「こいつ、何かあったら
 私から守ってくれることはないな」
 
と自分のミトコンドリア陣営はNGを出す。
 
 
 
そんな利己的なシグナルなんじゃないかな?
 
こわくね?そして正直じゃね?
 
もう、ミトさんたち自分都合すぎじゃね?
 
 
 
 
。。。さてさて。
 
 
まぁ、今回の話は仮説っていうかトンデモ話かもだし、
裏付けを取っているわけでもない。
 
 
その上で、少なくともワタシのミトコンドリアは
自分が思っている以上に、もっともっと
自分中心で考えているのかもしれないなー
と恐怖を覚えた。
 
 
 
そして。
 
 
さらに考えてみれば、
 
「まずは与えましょう」
 
みたいな考えは、
 
「自分のミトコンドリアを優先するのではなく、
 相手のミトコンドリアの欲望を満たせ」
 
という教えなのかもしれないね。
 
 
 
だから、なかなか難しい。
 
けれども、そこを超えると
ミトコンドリア対ミトコンドリアではなく、
人と人との絆が生まれてくるのかもしれないね。
  
 
 
利己的な自分を見つめながら、
これからも進んでいきたいと思います~
 
 
ではでは。
 
 

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