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執着は手放せないから。

最近はブームが落ち着いてきたかもだけれど、
 
「執着を手放す」
 
みたいなのって、あるよね?
 
 
みんなは得意?
ぼく?ぼくは、とっても不得意!(笑)
 
 
でもまぁ、執着って
もともと「手放れ」が
いいもんじゃないと思うんだよね。
 
 
執着って、どんなものであっても
だいたいの場合、けっこうな年月
自分の一部を占めていたものじゃない?
 
 
はじめはギザギザとフィットしてなかったところも、
粘土がグぅーっと押し込められるように
時を経るごとに「スキマ」がなくなって。
 
いつの間にか、「それ」への想いと自分は
一体化しているかのような
境い目がなくなるような感覚になっていったわけ。 
 
 
だから「それ」は、
あなたの毎日にいる。
 
 
でも、一体化しているということと
「それ」が「今の」あなたを幸せにしているかは
まったく別の話。
 
 
 
少し不快であっても、そのフィット感と
「それ」が無くなってしまう事への恐れから
 
「これくらいなら、まぁいいか」
 
と我慢してしまってない?
 
 
 
「いつものことだし」
 
と大目に見ていたことが、
いつのまにか侵食を広げる。
 
 
その結果、「それ」に
時間や、お金や、考えや、
あなたがあなたであることすらも
害されて行ってしまう。
 
 
それでは、あなたは一体どうなる?
 
 
 
、、、だからこそ人は、
 
「手放そう」
 
という想いに至るのだろう。
 
 
 
深い(と思っている)人間関係。家族関係。
 
多くのエネルギーを注いできた仕事、趣味。
 
ものの見方、価値観。
 
 
 
「それ」がなんであれ、
手放すには、意思がいる。強い意志が。
 
 
 
なぜなら、ここまで言ってきたように、
「それ」は、いつのまにか
あなたの一部に等しくなっているから。
 
 
どんなに今のあなたに
針でつつかれるような痛みを感じさせ、
悲しませていたとしても
「それ」はあなたの一部だから。
 
 
 
だから。
 
 
スマートに「手放す」なんてことは
なかなか難しいと思う。
 
 
「手放す」というよりは
「ひきはがす」くらいの覚悟。
 
 
それが必要になってくるのだと思う。
 
 
そうじゃないと、
「いつもどおり」
の引力と魔力に負けてしまうから。
 
 
 
そして。
 
 
仮に一時的に「ひきはがす」ができたとしても、
「それ」には未練がついてまわるだろう。
 
 
だって、そのひきはがされた
あなたの心の穴に、一番フィットするのは
「それ」なんだから。
 
精巧に作られたパズルのピースのように
寸分たがわず、あなたの心の穴にはまるのだから。
 
 
はめ直した次の瞬間に
痛みが襲ってくるのが分かっていたとしても、
心のどこかでは求めてしまうだろう。
 
 
 
でも、
 
「これまでと同じ」を繰り返さないためには
心の穴を古い「それ」でふさぐのは耐えた方がいい。
 
 
ちょっとマッチしていなくても、
別の、新しいなにかを入れてみる。
 
 
そのぎこちなさは、
始めのうちは違和感でしかないだろう。
 
 
でも、それも大丈夫。
 
 
いつしか、新しいそれも
あなたそのものかのように
あなたの一部になる。
 
 
だって、ひきはがした「それ」も、
はじめからあなたの一部では
なかったのだから。
 
 
 
ね。
 
 
あなたが痛みを覚える「それ」で
いつまでもあなたを埋めなくていい。
 
 
多少無理があっても、
「それ」をひきはがし、新しいもので埋めていい。
 
 
すべては、自分で決めていい。
 
 
 
必要な方へ。
 
 
ではでは。
 
 

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