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拡大するのに必要なこと。

先日、また飲みに行った時の話。 
 
(私のネタは、たいてい飲みに行った時にもらえる)
 
 
 
その時に飲んでいた方は、非常に聡明な人で、
難しい話も分かりやすくしてくれる
“兄貴分”的な人だ。
 
 
私がどんなに酔っ払っても、
笑って許してくれている(と、思う)。
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
その時に聞いた話の中で、
特に興味をそそられたのが
 
 
「波紋」
 
 
の話。
 
 
 
 
 
 
「波紋」。
 
水面に水滴を落とすと、
波打ちながら広がってゆく、あの波紋だ。
 
 
(呼吸法とか吸血鬼とかは関係ない、
 ・・・って分からない人はスルーしてください)
 
 
 
 
あの波紋、
 
我々人間の目から見ると、
振動のエネルギーが、まんべんなく
 
「外へ外へ」
 
と向かっているように見えるよね?
 
 
 
外へと水の輪が広がり、
また別の輪が中心から生まれて広がっていく。
 
 
 
そんな感じに見える。
 
 
 
 
しかし、
 
分子レベルで波紋をのぞいてみると、
ひとつひとつの分子は、
決して同じ方向に進んでいるわけではないらしい。
 
 
もちろん外側に向かっている分子もあるんだけれど、
全く逆の内側に動いている分子もある。
 
それ以外にも、横とか、上下とか
全然関係ない方向に動いている分子もあるそうだ。
 
 
 
それでも、全体としては「外へ外へ」と
向かっている現象が起こる。
 
 
そして、全体が「外へ外へ」と向かうためには、
内側に進む分子も、横とか上下に動く分子も
なくてはならない分子なんだってさ。
 
 
 
 
 
 
 
この興味深い話を聴いて、
 
「なるほどなぁ」
 
と思ったと同時に、2つのことを考えたんだよね。
 
 
 
 
1つは、社会のこと。
 
 
今、私たちが暮らしている社会には
さまざまな考えの人がいる。
 
 
たとえば、原発に賛成の人もいれば反対の人もいる。
 
 
結果の平等を訴える人もいれば、
機会の平等こそが善と考える人もいる。
 
 
セミナーに出ることを
 
「素晴らしい成長の機会だ」
 
と思う人もいれば
 
「なにそれ、コワイ」
 
と考えている人もいる。
 
 
運命があると考える人もいれば、
すべては単なる偶然だと考える人もいる。
 
 
 
 
 
で、
 
 
どうしても自分と考えの異なる人を見ると、
 
 
「なんであの人は、あんなふうに考えるんだろう?」
 
「私・私たちの方が、絶対正しいのに」
 
 
なんて考えちゃったりもする。
 
 
 
でも、
 
 
たぶんそれは社会という水面に落とされた水滴が
「時代」という波紋を創り出すのに、
すべて必要な動きなんじゃないかな、
 
なんて思ったんだよね。
 
 
 
 
 
時代の方向に進まない人もいる。
 
 
でも、そういう人がいなかったら、
時代そのものが動かない。
 
 
 
そもそも、自分と同じ考えの人しかいなくなったら、
自分が苦手とすることをやってくれる人がいなくなる。
 
 
 
だから、
 
「なんだ、あのヤロー」
 
とお互い思っていたとしても、
それはそれで必要な事なんじゃないかな?
 
なんて、あらためて思った次第。
 
 
 
 
 
 
 
  
そして、
 
 
もう1つは、個人について。
 
 
 
私たち個人も、自分の中で
意見が完全に統一されているかと言うと
けっこうあやしい。
 
 
 
 
誰かに心から感謝している時もある。
 
聖人のようなことを考えているような瞬間もある。
 
 
でも、
 
 
自分が得する事だけを考えていることだってあるし、
 
憎しみで身体が焼き尽くされるような時もある。
 
 
純粋な愛を届けたいとも思うし、
エッチなことを考えることもある。
 
 
 
 
ついつい、
 
「なんで私は、ネガティブなことも考えちゃうんだろう?」
 
「なんで変な感情も湧きあがってきちゃうんだろう?」
 
なんて、反省することもある。
 
 
 
 
 
 
 
 
でもさ。
 
 
それでいいんじゃないかな?とも思う。
 
 
 
波紋と同じように、
色んな方向に考えや行動が行ったとしても、
大きな流れで、自分が行きたい方向に広がればいい。
 
 
 
日々の細かいことでは、
「なりたい自分」「理想的な自分」とは
違うことがあってもいい。
 
 
 
おそらくそんな「違う自分」がいることも、
なりたい自分になるためには
必要なエネルギーだったりするんじゃないかな?
 
 
波紋と同じように。
 
 
 
なんて考えたんだよね。
 
 
 
 
そんな風に書いている私自身は、
どんだけハラグロなことを考えているか、
すべては公開できないレベルです(笑)
 
 
 
何かのインスピレーションになれば幸いですわ。
 
 
ではでは。
 

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