スポンサーリンク

火山

あけましておめでとうございます。
 
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
2013年最初のメッセージなので、
どんな記事を書こうかなぁ、と思っていたんだよね。
 
すると、普段見ないテレビで、
火山を映した番組をやっていて、
とてもいいインスピレーションをもらったんだ。
 
(火山そのものの特集ではなかったんだけれど)
 
 
 
「火山噴火」というと、
やはり最初にイメージするのは、
 
「災害」
 
「危機」
 
「破壊」
 
みたいなイメージになっちゃうと思うんだよね。
 
 
 
 
ところが、その番組によると、
 
「噴火の後にできた土壌は、
 必ず豊かになる」
 
ということで、実際に噴火の後には、
生命力あふれる緑が、力強く息づく大地に根付き、
生まれ変わっていたんだよね。
 
 
 
 
平穏だった世界を一瞬に地獄の炎で焼き尽くし、
全てを燃やして荒野に変えてしまう噴火活動。
 
しかし、そのあとには、
噴火以前よりも豊かで、実りの多い
緑の大地をもたらす。
 
面白いものだよね。
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
私たちの一生の間にも、
 
「火山噴火」
 
みたいな喪失感を伴う
事件が起こることって、あるよね。
 
 
 
大きなトラブルに巻き込まれたり、
 
今までの仕事をやめることになったり、
 
家族に大きな変化が訪れたり。
 
さまざまだ。
 
 
 
その「噴火」は、他の人から見ても
明らかに大変なこともあるだろうし、
 
自分自身にしか気づかれないような形のものも
あるかもしれない。
 
 
たとえば、ある人に絶交された、とか、
 
大切にしていたものがなくなってしまった、とか、
 
ある人からみると、ささいなものもあるだろう。
 
 
 
いずれにしても、あなた本人にとって
大きな「喪失感」を伴うものであれば、
それは「噴火」と言っていいと思う。
 
 
 
 
そんな「噴火」を経験すると、
 
 
「もう、明日は来ないんじゃないか?」
 
「これから、どうすればいいんだろう?」
 
「生きていても、しょうがないんじゃないか?」
 
 
なんて、つい思ってしまう時もあるだろう。
 
 
 
でも、
 
 
それが大きな喪失であればあるほど、
 
自然に起こるリアルな火山噴火と同じように、
 
あなたにさらに大きな豊かさをもたらすんじゃないかな?
とも思うんだよね。
 
 
 
まぁ、よく
 
「ピンチの後には、チャンスがある」
 
「いつか、このネガティブな経験が役に立つ」
 
なんていう表現は聞くかもしれない。
 
 
 
たしかにその通りなんだろうし、
同じようなことを今回は言おうとしているんだけど、
 
 
たぶん、喪失感って、
 
「ピンチだね」とか、
 
「ネガティブな経験だ」
 
なんていう軽い言葉で
語られるようなものじゃない。
 
 
もっともっと深いものだし
その後に豊かな何かに繋がっているなんて
想像すらできないのが実際のところだと思うんだよね。
 
 
それよりもっと激しく、
大噴火によって真っ赤な溶岩が大地を燃やし、
全てを跡形もなく飲み込んで行く。
 
 
「喪失感」って、まさにそんなイメージだと
思うんだよね。
 
 
で、
 
 
その後にもたらされる豊かさも、
 
時間をかけないと現れてこないし、
今までのものがそのまま戻ってくるような
形では現れてこない。
 
完全に別の何かが、
もっと壮大なレベルでもたらされる。
 
 
家屋や人の生活をゼロレベルになる破壊があり、
その後に大自然の森がもたらされるような
全く予想していなかったレベルの豊かさ。
 
 
そんな感じで、我々の日常に起きる
「噴火」も、新しい豊かさを持ってきてくれる。
 
 
まさに「大噴火」の喪失感と、
その後にもたらされる大いなる森のイメージが、
私たちが経験する、リアルな再生物語のような気がする。
 
 
 
 
あなたに、この2013年、なにが起こるかなんて
私にはわからない。
 
 
また、今この記事を読んでいる時点で
どんな状況なのかも、理解はしていないと思う。
 
 
でも、これからの1年間で
あなたの身の回りに何が起ころうとも、
忘れないで欲しいことがある。
 
 
 
あなたが豊かさを感じているのであれば、
 
「いつかまた、大噴火が起こるかもしれない」
 
と、自分を戒める時があるほうが良いと思う。
 
 
 
そして、
 
あなたが大きな喪失感を感じることがあれば、
 
その後にもたらされる、今までのレベルと違う
大いなる豊かさが必ずあることを
思い出した方が良いだろう。
 
 
 
お互いに、どんな過程を通るかは分からないけれど、
大いなる豊かさを手に入れる2013年に
していきたいものだよね。
 
 
今年もどうぞよろしくお願いします。
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク