なんで心強いの反対は、心細いなの?
、、、という質問を投げかけられた。
言われてみれば、
「心強い」なんだから、反対は「心弱い」だし、
「心細い」なんだから、反対は「心太い」でいい。
しかし、実際には
「心強い ⇔ 心細い」
なんだから、日本語って面白いよね。
「あら本当だね、面白いね」
で済めばいいのだけれど、
「なんでなの?いぐさん」
と、じーっと期待されてしまった
シチュエーションだったので、
そこは答えたくなるのがオトコノコ。
やってやろうじゃないか!!
、、、とはいえ、ちょっと調べてみたんだけれど
明確な答えは、私の調べる限りでは出てこなかったので
今回の話は、あくまで私の推測ね。
もし、
「そうじゃなくて、これが正解」
というのがあったら、教えてくださいm(__)m
さて。
まずは実際の心情として、
「心強さ」
を感じる時って、どんな時だろう?
いろいろと意見はあるかもしれないけれど
個人的には
「頼りになる人やモノがある」
時に、心強さを感じるように思う。
「あなたがいてくれるから、心強い」
「いざという時に頼れて、本当に心強い」
「コンパスがあると、心強い」
みたいな時だと思う。
自分以外に頼れる、支えてくれる存在こそが
「心強さ」の起点なんじゃないかな?
逆に、
心細さを感じる時は
「誰にも、何にも頼れない」
「心の支えが、ひとつもない」
「自分ひとりで、すべてやらなければならない」
という時のように感じるけれど、どうだろう?
そんな推測のもと、
漢字の成り立ちをざっくり調べてみた。
すると。
「強」は、
「弓 & でっかい頭のマムシ & 囲む」
みたいな意味(こわいよww)
「細」は、
「糸 & 頭の骨がくっついていない乳児の頭」。
田んぼじゃなくて、赤ちゃんだったのね。
これを見ると、意味あい的には、
「強」には「頼れる」
「細」には「頼りない」
みたいな、ニュアンスが含まれているように感じる。
対して。
「太」は、
「でっかい人が、さらにでっかい」
みたいな意味。
界王拳2倍!みたいな?笑
「弱」は、
「なよなよした毛 & たわむ弓」
みたいな意味。
しおれちゃった弓×2、みたいな?
ということなので、意味あい的には
「自らが」パワフルになるのかしぼむのか?
といったニュアンスがあるみたいだ。
「強」「細」は、外的要因も含める文字。
「太」「弱」は、内的なものを主因とする文字っぽい。
ちなみに「心弱い」ってのは
意思が弱くなってしまうことだから
やっぱり自分の内面的な言葉なのだろう。
他の例で言うと
「強い性格」ってのは、
なんとなく他へ攻撃するような意味を含むし、
「太い性格」ってのは、
自らがドーンと肝が据わっているようなイメージ。
「細い性格」となると、
頼りなげな、はかない人っぽい感じがするし、
「弱い性格」となると、
自らの意志力の問題のような雰囲気もある。
まぁ、これは完全に個人の主観だけれどね。
さてさて。
どうやら、私たちの心は
自ら太くなったりするのは限界があるようだ。
誰かに頼ることができて、
はじめて強くあれる。
でも逆に、
頼るものがなくなると、途端に、簡単に細くなる。
そして、自らをしぼませて弱くなってしまう。
心とは、それだけデリケートなものなのだろう。
だから、私たちは互いに支え合う。
誰かを頼りにし、誰かの支えとなる。
そうやって「心強さ」を胸にした時、
前に進んで行けるんだろうね。
自ら心を太くするのは
ところてん(心太)に任せて、
お互いに頼り頼られ生きていこうぜ!
ではでは。