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プロフェッショナルとかけざん九九の関係

世の中には、
 
「なんでそんな事が出来るの?」
 
と、目を見張ってしまう“プロフェッショナル”
と呼ばれる人が存在する。
 
 
 
一流の料理人。
 
素晴らしい技術者、職人さん。
 
どんなことも知っている知識人。。。
 
 
 

 
分野は様々だけれど、
 
「本当にスゴいなぁ」
 
と心から賞賛する人って、いるよね?
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、その人たちに
 
 
「どうしてそんなにスゴいんですか?」
 
 
と聞いても、
 
 
「いえいえ、私なんか。。。」
 
 
と言うことが多いし、また
 
 
「どうやったら、そんなにスゴくなれるんですか?」
 
と聞くと、
 
 
「まぁ、コツコツ努力する事ですかねぇ」
 
 
みたいな返答が返ってくる。
 
 
 
 
 
 
そんな返答を聞くと、
 
 
「コノヤロー。
 スゴさの秘密を教えないつもりだな!?」
 
 
なんて邪推もしてしまいがちだけれど、
まず間違いなく、そのプロフェッショナルは、
本当に思っていることを言っている。
 
 
 
 
心あるプロフェッショナルたちは、
自分より日々研鑽をしている人が
たくさんいることを知っている。
 
また、自分の背中を追いかけてきている人の
情熱を知っている。
 
 
だから、おごり高ぶっている暇も余裕は、ない。
 
 
 
 
心から
 
「自分なんか、まだまだだ」
 
と、ゆるみがちな自分を研ぎ澄ましていないと
すぐに転げ落ちてしまうことを知っているわけだ。
 
 
 
 
 
 
また、
 
今の成果も、日々のコツコツがあればこそ
手に入れているという事を知っている。
 
すべての努力が報われるわけではないけれど、
努力しないと始まらないということが、身にしみている。
 
 
 
 
 
だから、
 
「コツコツ」
 
としか、言いようがないのだろう。
 
 
 
 
 
 
さて。
 
 
 
今日の本題は、この「コツコツ」の話。
 
 
 
我々凡人から見ると、プロフェッショナルたちが
提供してくれるものは、
 
 
「神業」
 
 
にしか見えない。
 
 
 
  
ただ、実はこの「神業」に見えるものって、
ある程度のところまで行くのが大変で、
 
そこから先は、けっこうスムーズに
「コツコツ」が効く、という側面もある。
 
 
(もちろん、上を見ればきりがないのだけれど)。
 
 
 
  
 
たとえば。
 
 
 
 
小学生のときに「かけさん九九」って
覚えたじゃない?
 
 
あれと同じような感覚が、あると思うんだよね。
 
 
 
昔を思い出してもらいたいんだけれど、
  
 
「2の段」くらいしか覚えていなかった時に、
 
「9の段」をすべてスラスラ言える人って、
メチャメチャスゴイ!!!
 
って思ってたじゃない?
 
 
 

同じように、現実世界で
 
自分が「2の段」レベルのことしかできないのに、
誰かが「9の段」レベルのことをスラスラできていると
 
 
「スゴイ!」
 
「憧れる!」
 
 
って、なると思うのね。
 
 
 
それが、技術的な事であれ、英会話であれ、
お金儲けであれ。
 
 
 
たしかに、現実世界で「9の段」レベルの事を
やる人は、凄い。
 
 
 
でも、
 
「2の段」レベルの人から見るとわからない、
それまでの「コツコツ」があると思うんだよね。
 
 
 
 
かけざん「9の段」レベルの人は、
「9の段」を覚える前に、コツコツと
「1の段」から「8の段」を覚えたことだろう。 
 
 
普通の人は、
 
 
「こんなの簡単すぎる」
 
「バカバカしい」
 
 
と言うような「1の段」も、
しっかりと頭に叩きこんでいる。
 
 
 
 
その後、普通の人が
 
「これは、新しい概念・スキルだ」
 
と感じ始める「2の段」レベルの技術を習得する。
 
 
 
 
それから、コツコツと
 
「3の段」「4の段」レベルの事も覚えていく。
 
 
 
現実世界では、普通の人が、
 
 
「もう、こんなのキリがない!」
 
 
と諦めて、放り投げてしまうようなところも、
コツコツと頑張ってゆく。
 
 
 
 
そして、
 
「5の段」レベルになると、
 
「あれ?この法則性って、おもしろい」
 
なんてことを見出すのかもしれない。
 
 
 
 
 
そこから。
 
 
「6の段」レベルあたりから、
あることに気がつく。
 
 
「あれ?これ、今までやってきたことの応用?」
 
ということに。
 
 
 
6×1=6は、「1の段」で、1×6=6と学び、
 
6×2=12は、「2の段」で、2×6=12と学んだ。
 
 
同じように、
 
「3の段」「4の段」「5の段」で、
学んだことが、「6の段」で、出てくる。
 
 
 
「6の段」でも、同じように9パターンの
技術習得をしないといけないと思っていたのに、
 
全く新しいことは、
6×6から6×9の4つだけ覚えればいい。
ということに気がつく。
 
 
 
「ああ、そうか。なるほど!」
 
 
 
その気づきを得てからの、習得は早い。
 
 
「7の段」レベルでは、新しく覚えることは、3つ。
 
「8の段」レベルでは、2つ。
 
そして、最後の「9の段」レベルでは、
たった1つ覚えれば、すべてクリアとなる。
 
 
 
コツコツやることによって、
 
普通の人から見れば
 
 
「信じられない!!」
 
 
と思う「神業」も、ある時を境に
非常にスムーズに習得して行けるようになる。
という感覚。
 
 
 
そんなのがあると思うんだよね。
 
 
 
 
 
だから、
 
 
私のような凡人でも、あきらめることなくコツコツと
日々習得したい事を学んで行けば、
いつかは「神業」を使える時が来るだろう。
 
 
それを信じて、頑張っていきたいと思うんだよね。
 
 
 
「9の段」レベルの神業を
いきなり使えるようになろうとするのではなく、
 
 
まずは「1の段」レベルもおろそかにせずに
コツコツ、コツコツとやっていきたいと思う今日この頃。
 
 
 
 
と、
 
 
昨日、久しぶりに100円ショップで売っていた
 
「かけざん九九の表」
 
を見て、思ったのでした(笑)
 
 
 
ではでは。
 

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