スポンサーリンク

ロープは、うまく使おう

「知識をモノにたとえると?」
 
 
いきなり変な問いかけだけれど、
あなただったら、知識を何にたとえるだろう?
 
  
 
もちろん、正解なんてないんだけれど、
現時点の私だったら、
 
 
「知識はロープ」
 
 
みたいなものだと答える。
 
 
 
 
 
 
どんな知識でも、ひとつのツールだ。
 
 
読み書きや算数にはじまり。
 
マナーや常識、ルール。
 
健康を維持するための方法や、
お金や人間関係の知識。
 
法律や、税務などの専門知識。
 
自然と共生していく方法や、
スピリチュアルなもの。
 
 
その他、ありとあらゆる知識が、
様々な場面で活躍する
道具となってくれている。 
 
 
 
 
そして、
 
 
知識というロープを使うことによって、
 
何も持っていない状態では
到底登ることのできないような
「困難な課題」という「山」を登ることが出来る。
 
 
とても乗り越えられそうもない
辛い思いや、目の前に現れた「壁」も、
知識というロープがあるからこそ、乗り越えられる。
 
 

 
その反面。
 
 
知識というロープが増えれば増えるほど、
使い方を誤れば、自分自身を縛ることになり、
身動きが取れなくなっていってしまうこともある。
 
また、たくさんのロープを持つことによって
文字通り「こんがらがって」しまうこともある。
 
 
 
 
自分がより幸せになるために
より質の高い知識を求めるのも
もちろん必要なことだろう。
 
 
ただ、豊富な知識は、必ずしもあなた自身を
幸せにしてくれているわけではないということを
既にあなたは体験済みだと思う。
 
 
 
 
 
新しい知識を吸収するのに時間を割くのも
素晴らしいことだと思うけれど、
 
今までの知識の「こんがらがり」を
するりとほどいていくのも、
それはまた有意義な時間だろう。
 
 
 
 
知識というロープを、自分を縛るものや
こんがらがるための道具にするのではなく、
 
登りたい山や、乗り越えたい壁を
クリアするために使える道具にするためには、
そこには「知識」とは別の「知恵」が必要だ。
 
 
 
知識は道具だけれど、
知恵は道具ではなく、
生まれた時から持っている、あなたの一部だ。
 
(もちろん、年を重ねるにつれて
 磨きがかかっていく美しいものだ)
 
 
 
 
 
 
この記事を読んでいるあなたは、
すでにたくさんの知識を吸収している事だろう。
 
 
そんなあなたが、もし現在
なにか問題を抱えているのだとしたら。
 
 
問題解決をするための新しい知識が必要という
場合もあるだろう。
 
 
けれど、新しい知識という名のロープを
 
「ちょうだい、ちょうだい!」
 
と、求めるがあまり、自分自身の中で、
身動きの取れない「お縄頂戴状態」になった、なんて
笑うに笑えない。
 
 
だからその前に、
別のアプローチも考えて見るといいかもしれない。
 
 
 
それは、
 
「今まで蓄えた知識のロープを
 知恵をもって見直すこと」。
 
 
 

今起こっている問題は
 
もしかしたら、あなたにある知識が
あなたを縛っているがゆえに
引き起こされているのかもしれない。
 
 
もしかしたら、
たくさんの知識がこんがらがって、
あなたの頭の中でほどけなくなっているだけかもしれない。
 
 
 
新しい知識は、問題をより
複雑なものにする場合もある。
 
 
 
一度立ち止まって、
「知恵」に目を向けて、
 
 
「私の知識のロープは、今、どうなっているだろう?」
 
 
「何も知らない赤ん坊だったら、
 こんな問題は起こっているのだろうか?」
 
 
と、知識のロープをほどいてみる
時間をとってみても、価値のあるものになるかもしれないね。
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク