今日書くことは長文毒舌で、そして同族嫌悪だ。
ワタシ自身にそういった傾向があるから
気になってしょうがない。そういう類のものだ。
同族嫌悪じゃなかったら、
詳細に分析して、書けるワケがない。わかっちょる。
あと一応確認しておくが、
誰か特定の人をディスるつもりもない。
いつも記事を読んでくださっている人の中で
「これ私のこと?」
「ケンカ売ってる?」
と思う方は、申し訳ないが的外れだ。
誰ともケンカしようと思ってないし、
私は穏やかに暮らしていきたい(なら書くな)。
、、、と、ここまで防衛線を張ってから
毒舌を吐く時点で、私の人格の程が知れるだろう?(笑)
さて。
ワタシは、いわゆる「成功者ブランディング」ってのは
やりすぎると滑稽じゃね?と思っている。
もちろん自分の仕事上、きちんと実績を提示したり、
他との差別化を発信することは必要だろう。
ただし、それは程度にもよるだろう、と思う。
度を超すと、シラけるか笑えるものになってしまう。
で、
みんながどうイメージしているのかは分からんが、
成功者ブランディングって、
「高級外車とタワマンの前でドヤ顔する」とか、
「華やかなパーティに出てテンプレの笑顔を振りまく」とか、
「札束に埋もれた風呂に美女2人と入る」 ←
とかだけとは限らない。
「成功者ブランディング」ってのは、
なにも経済的、社会的なものに限らないからな。
「他の人よりパートナーシップが成功」
「他の人より技能的に成功」
「他の人よりスピリチュアル的に成功」
「他の人より人格的に成功」
「他の人より家庭が成功」
などなど、ありとあらゆるものがあるやん?
でも、アピールする「成功」が違ったとしても、
その根底に流れるのは、
「自己承認欲求」と「他者分断」。
そして、満たされることのない
「愛されないことへの恐怖と渇き」なのだろう。
もちろん、誰しも同様の感情を持っているので
それ自体は否定しない。
それどころか、ワタシは、かなり重度に
こじらせている方だからな。
だから、そんなワタシだからこそ投げられる
特大ブーメランを放っていこうと思う。
ってなワケで。
どんなジャンルにでも共通する
「成功者ブランディング」の人の特徴は
大きくは、この12項目じゃないかな?
01.幸せであることを「いつも」発信している。
02.自分(と、仲間)は分かっている、というスタンスを取る
03.世間で起きていることを、他人事で批評する。
04.自分の過去を「あの時はダメだった」と否定する。
05.自分が言われた、耳触りのいいフレーズを
クローズアップしすぎる。
06.人気者アピール。
07.自分の仕事ぶりなどをしょっちゅう自慢している。
08.言うことのスケールがでかいが、
それに対して責任は負わない。
09.あいまいで、否定しにくいワード
(愛、夢、自由、美、平和など)を疑念なく多用する。
10.お金について、特殊な意味づけをする。
11.汚れ役になったり、バカにされることを極端に嫌い、
100%相手のせいにして去る。
12.上記について、ほぼ無自覚である。
まぁ、ひとつひとつ軽く(?)補足すると。
—
01.幸せであることを「いつも」発信している。
幸せであることは素晴らしいし、
私自身、一人一人の究極の目的は、
ご機嫌であることだと思っている。
私だって、常に幸せでいたい。
でも、それを「いつも」発信してなくてよくね?
なぜなら、「幸せ」って状態じゃん?
だから例えば、
「今日も私、昨日と同じように五体満足です!」
とか、
「なんと、今日も私、起きた時に日本にいました!」
みたいに常に常に書いているのと同じじゃん?
もちろん、幸せを意識して感謝することは素敵。
だが、それ、常に他者に発信していないと
なんか不安なの?と思ってしまう。
「楽しかったー!」とか「今日こんなことがあったんだよ」
というのとは違う、なんとなくその根底にある説教臭さ。
それが「いつも」だと、なんか疲れない?と思う。
—
02.自分(と、仲間)は分かっている、というスタンスを取る
自分の仕事や生き方に自信を持つのはいいことだ。
ってか、羨ましくもある。
ただ、
「自分(たち)と、それ以外」
を分断し、ひとつ上の目線から見ようとするのは
やりすぎると、おかしいことになる。
身内で楽しんでいて、それをみんなに
「楽しかったよー!」って言うのは素敵!
そうじゃなくて、なんか
「私たちは特別で、世の分かってない人とは違う」
みたいな雰囲気があるのが苦手。
人は生涯、学び続ける学徒だ。
それを、「私は学習完了」というスタンスなのが不思議。
まぁ、ワタシがひねくれて拗らせているんだろうけど。
—
03.世間で起きていることを、他人事で批評する。
上記にやや似通った傾向なんだけれど、
世の中をにぎわせているニュースとか、
どこかから見つけてきた記事とかを拾って、
「つまり、こういうこと」
と、自分のフィールドで、ワケ知り顔で「解説」する。
いろんな状況って、あるやん人間。
自分も同じような状況だったら、そうなるかもやん?
てか、関係ないのなら放っておけばええやん?
暇なの?
もちろん、自分の毎日に影響するようなことに
自分の意見を発信するのがSNSのいいところなので
全然オッケーなんだけれど、
そこはかとなく、
「ああ、こいつらレベルが低いから」
「理解すれば、私みたいになれるのに」
感がありすぎると、引く。
—
04.自分の過去を「あの時はダメだった」と否定する。
これも分断なんだけれど、
過去の自分を否定することで、
今の自分をティーアップする。
そして、今の自分の正当性を訴える。
私だって自分を否定したい過去は
「反省のデパート」並に在庫はパンパンだし、
そういう時があってもいいと思う。
ただ、
「で、今の自分はバッチリよ!」
っていうのは成功者ブランディングとしての常套句。
こういう方々は、数年後には正当化していた
「今の自分」を「過去の自分」にシフトして、
「あの頃は、、、」
と、永遠にディスり続ける。
なんなのそのセルフ虐待?
今、話している正当性も、
数年後には否定するんだろうなぁー
ってなっちゃうやん?
なんて思っちゃう。
—
05.自分が言われた、耳触りのいいフレーズを
クローズアップしすぎる。
「あなたには天性の才能がある」
「あなたは○○という面で素晴らしい」
「あなたは他の人と違って、、、」
みたいに褒めてもらえることってあるやん?
それは、うれしい。
ワタシも、もっとください!と常に願っている。
ただ、それを、ことあるごとに
同じ誉め言葉を、
何回も何回も引っ張り出してくるのって。
そんなに、ふだん褒められないの?
そもそも、その褒めフレーズは
他の人も言われているかもしれないし、
仮に自分だけに言ってもらったとしても、
そこには、仲間内の気遣いか
「お客様、その服とってもお似合いですー」
的な、ビジネス上のオベンチャラかもしれんやん?
そうね、褒められたシチュエーションは、うれしい。
めっちゃ分かる。
ただ、同じエピソード、同じ写真を
何回も何回も何回も何回も使うのは、
「ああ、ブランディングなんだな」
と、勘ぐっちゃう。
—
06.人気者アピール。
シンプルに、
「みんなから信頼されてー」とか、
「こんなに相談を受けててー」とか、
「プレゼントをたくさんもらいましたー」とか、
そういうのを、ことあるごとに話すのって
いかがなもんなの?
いや、例えば記念日とか誕生日とか、
特別な日に「わーい」ってするのは
男性でも女性でもカワイイ。
でも、隙あらばアピール!は
けっこう大変だよね。
この傾向は、ワタシにも色濃くあるので
ホントにブーメランがグサグサと
心臓をえぐるように突き刺さる(笑)
—
07.自分の仕事ぶりなどをしょっちゅう自慢している。
「こんな仕事できるの、私くらいでしょう」
と、自分で言っちゃうやつ。
しかも、冗談じゃなく真顔で。
仕事だけじゃなく、
「パートナーにこんなにしてもらいましたー!」
とか
「サムシンググレイトから啓示が来ましたー!」
みたいのもあるかも。
そして、たいていは
「めっちゃ忙しい」アピールか、逆に
「ヒマだなー」アピールがセットだ。
繰り返しになるが、時々なら楽しいけど
それを「常に」やっていると
昭和のブランディング感が溢れ出る気がする。
—
08.言うことのスケールがでかいが、
それに対して責任は負わない。
地域、日本、世界、人類、宇宙….
といったスケールのでかいフレーズを
あまり考えなしに使う。
「そんなに、大した影響力なくね?」
と、小物の私は思っちゃうし、
「それって、めっちゃ重大な責任をともなうじゃん!?」
とビビるのだが、平然としていられるのが神っぽいねー
—
09.あいまいで、否定しにくいワード
(愛、夢、自由、美、平和など)を疑念なく多用する。
「それを出されたら、否定しにくいじゃん」
というフレーズが好きなようでござるな。
個人的には、たとえば「愛」っていう概念にも
ポジティブな面もネガティブな面もあると思う。
(上記の他のフレーズも同様)
ただ、そのフレーズを黄門様の印籠のように出し、
「そこからは、思考停止じゃ。ひかえおろう!」
とするのは、個人的には趣味じゃない。
ロジックじゃない世界があるのは素晴らしい。
ただ、その上で、
「これ以上、このフレーズに関して
疑念を抱くのはアンタッチャブルでタブー」
として、
「それが分からないあなたはレベル低い」
とされるのなら、ワタシはレベル低いままでいいです。
—
10.お金について、特殊な意味づけをする。
お金、好きですか?僕は好きじゃありません。
好きどこじゃありません。大大大好きです☆
お金、あったらうれしいよね。
使ったら楽しいよね。
殖やしていく努力もしたいよね。
で、
そういうことを糊塗するかのように
「お金って、愛です」とか、
「お金は感謝のエネルギーです」とか、
「円ではなく、縁です」とか。
え?なんかお金にコンプレックスあるの?
ええやん。シンプルに
「お金が欲しい」
で。違うの?
もちろん、愛であったり感謝であったり
エネルギーであるだろうよ。
でも、そんなん、別に
声を大にして言わなくてよくね?
「男女の営みは、愛なのです!!!!」
って、知ってるよ。
恥ずかしいから、そんなに世界の中心で言うなよ、
と思ってしまう。ひねくれてるから。
—
11.汚れ役になったり、バカにされることを極端に嫌い、
100%相手のせいにして去る。
自分が泥臭いことをやるのを避けて、
上からモノ申して、チヤホヤされる環境のみに依存する。
チャレンジ!といっても、今の延長線上で、
安全地帯のコンフォートゾーン内で行う。
事態が悪化したり、自分が不利な状況になると、
人のせいにするか「神のはからい」とやらにして
自分の間違いには言及しない。
いいなぁ、と思う。
—
12.上記について、ほぼ無自覚である。
で、今まで書いたことについて
自分がそうだ、とは思わない。
だから、
「これって、私のこと?」
って思った人は、間違いなくそうじゃないから
僕のことを殴らないでください嫌わないでください(笑)
—
ってなワケで。
「イグゼロよ、どんだけ、こじらせているのだ?」
という超毒舌長文記事を書きましたが、
別にワタシは不機嫌なわけでも、
なんかあったわけでもありません。笑。
今回は成功者ブランディングについて
否定的に書いたけれど、
実はこれをやれている人は、ビジネスうまくいきます。
なぜならば、
今日書いたことって、名著
『FACTFULNESS』に書かれている、
人間が持ってしまう
「分断、ネガティブ、直線、恐怖、過大視、
パターン化、宿命、単純化、犯人捜し、焦り」
という、10の本能をうまく活用・転用しているからだ。
人が、つい流されてしまう本能を
うまく使っている事例だともいえる。
なので、ワタシの同族嫌悪とかは気にせず、
「よし!成功者ブランディングしていこう!」
っていうのもアリかとは思いやんす。
さてさて。
01.幸せであることを「いつも」発信している。
02.自分(と、仲間)は分かっている、というスタンスを取る
03.世間で起きていることを、他人事で批評する。
04.自分の過去を「あの時はダメだった」と否定する。
05.自分が言われた、耳触りのいいフレーズを
クローズアップしすぎる。
06.人気者アピール。
07.自分の仕事ぶりなどをしょっちゅう自慢している。
08.言うことのスケールがでかいが、
それに対して責任は負わない。
09.あいまいで、否定しにくいワード
(愛、夢、自由、美、平和など)を疑念なく多用する。
10.お金について、特殊な意味づけをする。
11.汚れ役になったり、バカにされることを極端に嫌い、
100%相手のせいにして去る。
12.上記について、ほぼ無自覚である。
ワタシは、甘い評価で
少なくとも9個は当てはまった。
だから、人の事なんて何とも言えねぇ。
当人が幸せだったら、それでいいのよ。
あなたも、ワタシも、あの人も。
こんな記事を笑って受け流してくれる
あなたが大好きです☆
ああ!愛のある地球に生まれて幸せだ―!
ではでは。