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成功の横入り。

「成功するためには、大きな夢を持とう!」
 
って、ダウト。
 
 
、、、いや、間違っちゃあいないんだけれど、
それだけだと、片手落ちというか。
 
 
今まで、長期的に(←コレ大事)
自分の望む人生をかなえてきた人には、
2つの共通点がある。
 
 
ひとつは、前述の
大きな夢、、、っていうか、自分の望む状態を
(少なくとも、方向性は)明確化していたこと。
 
 
 
そしてもうひとつが、
それに対して、見合った代償を支払うこと。
 
 
 
「代償」っていうと言葉が厳しいと思うけれど、
自分の望む状態を手に入れるために、
何を提供するか?ということ。
 
 
もう、
 
「あなたの夢や目標は何ですか?」
 
という質問より、
 
「どんな代償を支払う用意が
 本気でありますか?」
 
という質問の方が、はるかに意味があるくらいだ。
 
 
それも
「本気」と書いて
「おもいつき」と読むような覚悟でなく、
真剣な覚悟でね。
 
 
 
代償。
 
 
 
それは、膨大な時間かもしれない。
たぶん、一万時間を超える時間。
 
 
 
それは、お金かもしれない。
欲しい状態に見合ったコスト。
人が「欲しい」と思うものであるのならば、
小さな夢でも数百万円は下らないだろう。
 
 
 
それは、情熱かもしれない。
今までの自分のプライドを心臓の根から
えぐり取られるようなダメージ。
「それでも欲しい」というエネルギー熱量。
 
 
 
それは、大切な何かかもしれない。
健康かもしれないし、大切な人かもしれない。
あるいは、言いたいことをグッとこらえる我慢とか。
 
 
 
それらを支払っていないのに、
あっさり成功できるとするならば。
 
それは、なんらかの自分の資源を前借りしているか、
他の人から盗んでいるかのどちらか。
 
いずれにしても、長期的な成功は実らない。
 
 
 
 
前借り。
 
たとえば、若さをお金に換えるとか、
コネクションだけでのし上がるとか。
 
 
自分の持っている「金の卵を産むガチョウ」を
絞め殺して捧げるのは、精神的娼婦だろう。
(本職のプロの方は、素晴らしいと思います)
 
 
 
盗み。
 
たとえば、他の人の犠牲を強いるとか、
約束を破るとか。
 
 
夢だけを語り、自らの代償を支払わないのは、
カジュアル詐欺だろう。
 
 
 
 
「お金出しません。
 実質的な能力出しません。
 
 誰かの才能と時間を奪うけど、
 それに対しては、お礼を言うだけです。
 
 何かが足りなくても、
 私が持っているものは
 一つも捨てたり削ったりする気はありません。
 
 でも私の望みをかなえてください。
 キラキラしたいのです」
 
 
 
それでは、長期的繁栄は難しいと思う。
 
 
しばらくは、人をとっかえひっかえすれば
なんとかなるのだろうけれどね。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
コツコツやっている人たちがいる。
 
 
一歩一歩、誠実に進んでいる人たちがいる。
 
 
 
そこを一足飛びにして、
自分が望む状態を手に入れるということは、
それなりの代償と覚悟が必要。
 
 
それがないのであれば、
それは人生の割り込みであり、横入りだ。
 
現実の行列に横入りする人に眉をひそめながら
人生の上では、横入りを狙っている在り方だ。
 
 
 
 
「そんなつもりは、なかった」
 
 
 
それが嘘か本当かは、本人しか分からない。
 
 
 
ただ、そんな風な「無意識の嘘」は、
どこかで本人の現実を、肉体的、精神的、社会的に
蝕んでゆくのだろうけれどね。
 
 
 
私の知っている誰かの話ではありません。
 
一般論として。自戒も込めて。
 
 
 
ま、そんな輩に盗まれたりしないよう、
気をつけようぜ!
 
 
ではでは。
 

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