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ツルツルガサガサ

とある化粧品メーカーの研究者から
聞きかじった話。
 
私には化粧品の知識がまるでないので、
彼は非常にわかりやすく説明をしてくれた。
 
 
「人の細胞には、大きく分けると
 肌をツルツルにする“ツルツル細胞”と
 肌をガサガサにする“ガサガサ細胞”がある」

 
それ自体は大きな発見ではないらしく、
化粧品を研究している人たちの間では
普通の話らしい。
 
 
(もちろん、もっと専門的な用語なんだろうけれど)
 
 
 
そして日夜、化粧品の研究者たちは、
 
「どうすれば、ツルツル細胞を活性化できるか?」
 
「そして、どうやってガサガサ細胞を
 少なくすることができるのか?」
 
という研究を進め、新しい基礎化粧品を開発しているらしい。
 
 
 
しかし、私に話をしてくれた彼の化粧品会社は、
ちょっと違うアプローチをした基礎化粧品を作った、
というのだ。
 
 
 
「お肌に浸透して、
 その人のもつツルツル細胞を活性化させるのは、
 満足のいく程度には、できるようになってきたんだよね」
 
 
「でも、お肌はツルツルになるんだけれど、
 反面、オイリー肌というか、
 人によっては、しっとりしすぎる逆効果も出てきちゃったんだ」
 
 
 
そこで、注目したのが、
今まで「悪玉」だった“ガサガサ細胞”。
 
 
 
“ガサガサ細胞”は、たしかに肌をガサガサにする。
 
 
堅い肌になってしまうし、
うるおいはなくなってしまう。
 
 
だから、他の化粧品会社では
 
「できるかぎり少なくする」
 
というアプローチばかりがとられてきた、
というわけだ。
 
 
 
 
 
しかし、この「悪玉」こそが、
 
オイリー肌を抑制し、
 
肌に「輝き」を持たせる細胞でもある!
 
 
 
そこに気がついた研究者たちは、
今までとは真逆のアプローチを開始した。
 
 
「どうやったら、“ガサガサ細胞”を活性化できるのか?」
 
「悪玉の“ガサガサ細胞”に、
 効果的に活躍してもらうには?」
 
 
 
 
 
そして。
 
 
研究の成果が実り、ついに
 
 
“ツルツル細胞”を活性化させて
なめらかなで、うるおいのある肌でありつつ、
 
 
“ガサガサ細胞”にも活躍してもらい、
ハリのある、内側から輝くダイヤモンドのような肌。
 
 
そんな「いいとこ取り」の肌を引き出す
基礎化粧品開発に成功したんだって。
 
 
 
 
 
 
 
なるほどー。
 
 
どの業界にも、見えない努力のたまものがあるんだなー、
 
と感動を覚えつつ、またいつものように妄想が広がった。
 
 
 
 
 
たぶん、私たちみんなの中にも、
 
心の“ツルツル細胞”もあれば、
 
心の“ガサガサ細胞”もあるように思う。
 
 
 
「明るい」
 
「元気」
 
「社交的」
 
なんていう、誰からも愛されやすい気質。
 
これは心の“ツルツル細胞”なのかもしれない。
 
 
 
逆に、
 
「寂しがり屋」
 
「愚痴っぽい」
 
「うつ気味」
 
なんていうのは、できれば避けたい気質。
 
これは心の“ガサガサ細胞”といってもいいのかもね。
 
 
 
 
でも、
 
心の“ツルツル細胞”も、
心の“ガサガサ細胞”も、両方自分の中にある。
 
 
 
そして、その両方がうまく活性化することで、
今まで自分でも予想していなかった
「エクセレントな自分」が出てくるような気もする。
 
 
 
 
 
 
ついついネガティブにとらえがちな、
 
自分の中の、心の“ガサガサ細胞”。
 
 
 
 
これこそが、
 
現状を打破して、最高に自分を輝かせる、
ダイヤモンドのような心を作るのに
必須なものだったりするかもしれないよね。
 
 
 
 
 
あなたの心の中にあって、
 
出来る事なら、なくなっちゃえばいいと思っている
 
心の“ガサガサ細胞”は、どんなもの?
 
 
 
そして、それがあなたに、
 
美しいハリと、
ダイヤモンドのような輝きをもたらすとしたら
 
その気質を、どう活性化させればいいんだろうね?
 
 
そんな風に考えてみるのも、面白いかもしれないよね。 
 
ではでは。
 

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