先日、また素晴らしい人と飲んで来た。
すでに何回かは食事を一緒にしたことがあったんだけれど
一対一で飲んだことがなかった人で
ずっと「サシ飲み」をしたいと思っていた人だ。
その人は、いま破竹の勢いで伸びている会社の重鎮で、
会社の生命線である売上げの、極めて重要な部分を
担っている人だ。
（いつものように、あいまいな表現しかできなくて
スミマセン！）
明るい性格で、仕事熱心で、ユーモアがあって
同性としては頼れる存在。
さらに異性には紳士的で、甘いマスク。
イヤらしい話だが、年収は数千万クラス。
婚活市場に投入したら、
買い手が多すぎて、ストップ高になることだろう。
（なんじゃそら）
で。
飲みながら、あらためて色々な話をしていたんだけれど
本当に謙虚なんだよね。
そして、気がついたんだけれど、
私の周りにいる、とんでもなく素晴らしい人たちって、
必ず同じような
「過去観」
「現在観」
「未来観」
を持っている。
今回一緒に飲んだ人にも、
「今から見て、過去を振り返ると？」
「今はどんな感じですか？」
「今から、将来はどんなことを？」
みたいな話を投げかけたんだけれど、
本当に言うことが共通しているんだよね。
もちろん、それぞれの人が言う内容は少しずつ違うし、
体験もまちまち。
ただ、言葉に込める熱量と、
言っていることに関する共通項がある。
そして、全員が自分の言葉で
心の底から思っていることとして言っているのも
間違いがない。
「成功者」っていう言葉は陳腐で好きじゃないけれど、
うまく行く人、人格的に素晴らしい人の大原則が
そこにはあるんじゃないかな？と思う。
さて、
もったいぶらずに、その内容を伝えよう。
私の
「今から見て、過去を振り返ると？」
という質問には、みんな必ず
「運が良かったです」
と答える。
「今はどんな感じですか？」
という質問には、
「尊敬できる人に恵まれています」
と答える。
そして、
「今から、将来はどんなことを？」
という質問には、必ず
「こういう事を実現したくて、
そのために自分自身を磨く」
と答えるんだよね。
これって、すごくない？
だって、未来に関しては
「自分を磨く」
って言っているんだから、過去を振り返った時に
「いや、自分自身を磨いて来た結果ですね」
と言っても、おかしくないじゃない？
あるいは、将来を語る時に
「私はずっと運が良かったので
将来的にも運で何とかなると思います」
とか、
「今、人に恵まれてますから
その人たちとやっていけば、うまく行くと思います」
って言っても、全然問題ないと思うんだよね。
でも、そうじゃない。
一人として、そんなことは言わない。
過ぎ去った過去を振り返る時は
「運が良かっただけ」
と捉え、これからの未来に関しては
「自分の努力で切り拓いていく」
と覚悟を決めている。
そして、現在は、
「人に恵まれている」
「いつか超えたい素晴らしい先輩がいる」
「師匠にもなってくれている頼もしい後輩がいる」
と、自分の周りにいる人をベタ褒めする。
さらに、そのすべての言葉を、
「そう言った方がいいんだろうな」
「こう言うと、カッコいいだろう」
みたいな計算で言っているのではなく、
心から湧き上がったまま、言葉にしている。
いやぁ、本当に頭が下がるわけですよ。
今回、飲んだ人も、
その人が今の会社に入ってから、
会社の業績はさらに飛躍的に伸びた。
その結果を、
「私が入ったから、会社が伸びた」
とは、絶対に言わない。
「会社が伸びるタイミングで入って、
本当に運がいいだけですよ」
と、笑って答える。
自分が業績を伸ばしたことを鼻にかけるんじゃなく、
そこにふんぞり返るのでもなく
「イグさん、私が一緒に働いているあの人
知ってましたっけ？
めちゃめちゃ素晴らしい人なんですよ！
絶対、いつか超えます！（笑）」
「イグさんも知っている彼、いるじゃないですか？
彼、年下なんですけれど、すごい頼れるんです」
と、眼を輝かせながら自分の宝物を自慢するように話す。
そして、
「これから新しいことにチャレンジしていくんですけれど、
自分を磨きたいですね。
業界に、世界に、好影響を与える“爪あと”を
残したいじゃないですか！？」
と、丁寧な言葉の中に野心も見え隠れさせながら
夢を現実にさせて行く言葉を連ねる。
ああ、こんな人と、サシで飲めているんだなぁ
と、とっても幸せになったんだよね。
さてさて。
あなたの周りに、もし
「過去を振り返ると、運が良かった」
「現在は、人に恵まれている」
「未来は自分次第だから、自分を磨く」
と、心から捉えている人がいたら、
その人は高確率で成功する。
今から、仲良くなっとけ（笑）
そして、
もしあなたが、そう言う人であるのならば、
将来は、かなり約束されている。
ぜひ、仲良くなりましょう（笑）
と、私が言っても、
「いや、約束された未来なんかないです。
頑張ります」
と、自己研鑽に余念がないんだろうけれどね。
ではでは。
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