おかげさまで、様々な方面で
影響力のある人たちと話をする機会に
恵まれているのだけれど、
「なるほど、この人は
人を惹きつけるわけだ」
という話し方には、実は共通点がある。
誰でもやろうと思えば出来るんだけれど、
ついついやらずにごまかしてしまう事。
それが、
「言い切り力」
なんだよね。
たとえば、
「人は、見た目が100%です」
とか、
「意思と環境ならば、
人は100%環境に左右されます」
みたいに、若干不確定要素があることを
あえて言い切ってしまう感じだ。
聞いている方としては
「ええ?
さすがに100%って事はないでしょ?」
みたいに思うんだけれど、
その人の話の続きが聞きたくてしょうがなくなる。
実際、さっきの話の続き、聞きたくなったでしょ?(笑)
言い切り力のある人は、
自分の言葉に責任を持っている。
内心では
「いや、100%ではないのかもしれないな」
と思っていたとしても、
相手に思っている事を伝えるために、
あえて言い切る。
それで、
「なんだ、あの人、100%って言っていたのに
実際は違うじゃないか」
という事態が起きたとしても、
それは「言い切った」人の責任なので、
その話を聞いた人は、自分を責めずに済む。
「あの人の話を信じたのに、
なーんだ。間違っていたじゃないか」
と思うことによって、弁護することができる。
言い切る人は、そこまで考慮したうえで
相手に言葉を投げかけている事も多い。
これは、言い切る人のうち何人かには確認したので
間違いない。
私もセミナー講師で話す時には注意しているんだけれど、
日常会話でも一貫してやっていると、カッコいいよね。
ただし、
「自分の意見を相手に押し付ける」
という言い切り方だと、ちょっと具合が違う。
「私はこう思う」
「これは、100%こうだと、私は思う」
と、自分が思っていることに関しては
完全に言い切ってしまう。
ただ、他の人の意見を拒否したり遮断したりはしない。
「私はこう思うけれど、
あなたの考えは別で、全然かまわないよね」
というスタンスが、さらに魅力を引き立てていくと思う。
そうじゃなくて
「これは100%正しいんだから、
あなたも絶対こうすべきだ!」
なんて言われたら、それはただのウザい人になり下がってしまう。
「私はこう思う」
と、その言葉に100%の責任を負う。
そして、その根拠も自信を持って伝えることができる。
その責任と自信を持っている姿が
人を魅了していくんだろうね。
たとえば、好きな人に告白する時、
「キミが好きだ!」
と言い切るのと、
「何を犠牲にしても守るべきものがあるとして
僕にとって今キミがそれにあたると思うんだよ」
と言うのとでは、
相手に与えるインパクトは、まるで違うだろう。
言葉に責任を持つ。
そして、そのリスクを全部受け持つ。
そんな「あり方」を持っている人が
より多くのものを引き寄せて行くのかもしれないよね。
私も頑張りますー
ではでは。