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良いハッタリ、悪いハッタリ。

先日、とある尊敬する方が、
ハッタリについて話されていた。
 
 
「ハッタリ」というと、
あまりいい意味で使われないことも多いけれど、
その時は、
 
 
「ハッタリは、かましてこそ!」
 
 
という内容のことを発信していた。
 
 
 
前後の話をまったく飛ばしてしまうと
誤解を受けるかもしれないけれど、
その方が言いたいのは、
 
 
「ハッタリを言ってもいい。
 ただ、そのハッタリと現実のギャップを
 うめてゆく努力を怠らなければね」
 
 
ということ。
 
 
 
単にいいカッコをしたいだけの、
その場限りのウソではダメだけれど、
ハッタリを言った後に、現実を追い付かせるのは
オッケーなんじゃない?
 
という提案だった。
 
 
 
 
私も、それに完全に同意する。
 
 
 
人を傷つけたり、単に自分を
大きく見せるだけのハッタリはNGだけれど、
そうじゃないなら、ハッタリくんはOKだニンニン。
 
 
 
 
 
で。
 
 
そこで考えたのは
 
 
「では、いい意味のハッタリというのは
 どのようなことなのだろう?」
 
 
という、言葉の定義づけ。
 
 
私の中では、言葉の定義づけが明確になると、
それを意識して再現性を生みやすくなる。
 
 
なので、いい話を聞いたら、
それを定義したくなるんだよね。
 
 
 
 
良いハッタリもある。
 
良くないハッタリもあるだろう。
 
 
では、その中で「良いハッタリ」の
定義はなんだろう?
 
 
 
 
そんな風に考えた時に、ふと至ったのは、
 
 
 
【 ハッタリとは、今の自分への決別宣言である 】
 
 
 
という定義だった。
 
 
 
今の自分ではない、
もっと素晴らしい自分になることを
誰かに宣言する。
 
 
現時点の安定した自分にサヨナラを告げて、
新しい自分になるための冒険に出ることを
自分自身に宣言する。
 
 
そんな「ハッタリ」ならば、
自分にとっても、誰かにとっても
有用なんじゃないかな?
 
 
 
もちろん、決別を宣言したのだから
現状に甘んじているワケにはいかなくなる。
 
 
言ったからには、
そこで宣言した通りの人間になるために
今までの日常ループから飛び出し、
怖さと戦いながら努力をしていく必要がある。
 
 
宣言した通りになるかは、分からない。
 
でも、宣言を実現させるために
できるかぎりのことを実行する。
 
 
そんな、新しいサイクルに
自らを飛び込ませるわけだ。
 
 
 
 
そして、(ここが一番大事なんだけれど)
宣言を実現できたあかつきには
宣言をした相手や自分自身、
リアルな日常に「帰還」する。
 
 
 
ハッタリをかますということは、
 
 
「私は、今までのセルフイメージとサヨナラし、
 新しいセルフイメージになります!」
 
 
という宣言。
 
 
 
なのだから、その時に言ったことが
現実のものとなった時には
 
 
「ただいま。
 あの時のセルフイメージになることができたよ」
 
 
と、日常に還ることによって、
やっとハッタリは帰結するんじゃないかな?と思う。
 
 
 
過去の自分にサヨナラを告げて、
ハッタリを言いっぱなしで、
いつまで経ってもフワフワ浮きっぱなしだったら、
 
それは
 
「嘘つき」
 
か、
 
「イッちゃった人」
 
だ。
 
 
 
ハッタリは決別宣言。
 
でもそれは、永遠のサヨナラじゃなくて
 
「強くなって帰ってくるね」
 
という約束に近い。
 
 
 
桃太郎が鬼が島から宝物を持って帰ってくるように。
 
ハリーポッターが魔法の国から現実世界に
帰還するように。
 
 
 
 
もしくは、
 
元いた場所にそのまんま帰還しなくてもいい。
 
 
「私のいる場所は、ここじゃない」
 
 
と決別をして、自分の本来のセルフイメージにマッチする
居場所に「帰還」する。
 
 
みにくいアヒルの子が、
白鳥の群れに「帰還」したように。
 
 
シンデレラが、本来のセルフイメージである
お姫様に「帰還」したように。
 
 
 
いずれにしても、ずっとフワフワしていると
なんかイタい人になるわけだから、
お互いに気をつけたいところだよね。
 
 
 
さてさて。
 
 
良いハッタリとは、
 
 
「今の自分への決別宣言である」
 
 
悪いハッタリとは、
 
「帰還」するあてもないまま、
その場でフワフワと吐き出した言葉たちである。
 
 
 
ハッタリばかりだと疲れるかもしれないけれど、
自分や相手にとって素敵に機能するのなら
 
「ハッタリは、アリ!」
 
と、許可するのもいいよね。
 
 
 
あなたは、自分自身に
どんなハッタリをかましますか?
 
 
ではでは。
 

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