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指のケガ

指をけがした。
 
そのあと、何か簡単な作業をしようとした時に
 
「あ、いいですよイグさん。
 俺がやります」
 
と、ある人にやってもらった。
 
 
その時、
 
 
「ありがたいなぁ」
 
「でも、それくらいなら
 指をけがしていてもできるよ」
 
「口だけ番長みたいになっている
 自分がイヤだなぁ」
 
「申し訳ないなぁ」
 
「ちょっと、バカにされてる?」
 
 
と、色々と感情が湧いてきた。
 
 
 
彼は、私が指をけがしていることに
「気が付いていないにも関わらず」だ。
 
 
 
 
人間は(少なくとも私は)
つくづく思い込みでできているのだなぁ、と
痛感した。
 
 
指の小さなけがですら、こんなに影響する。
 
さて、私は一体どのくらい、
長年積み重ねてきた「思い込み」に
縛られ、コントロールされているんだろう??
 
 

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