スポンサーリンク

お布施か家賃か?

今回の話は(いつもそうだけれど)
完全にワタシの好みのお話。
 
 
世の中には、様々な人の集まりがあるじゃない?
いわゆるコミュニティってやつ。
 
 
それはビジネス上の集まりだったり
趣味の集まりであったり。
 
もちろん「家族」というのも、
ひとつのコミュニティといえるだろう。
 
 
この文章を読んでくれているあなたも、
きっと複数のコミュニティに関わっていると思う。
 
 
 
そして私も、おかげさまで
色々なコミュニティに携われていて、
 
そのうちのいくつかは、
セミナー講師とかもしている関係上、
私がきっかけになって生み出されたコミュニティもある。
 
 
 
 
で。
 
 
今回は、そのコミュニティのあり方の話なんだけれど、
大きく分けると、コミュニティには、
2つの形があるように思っている。
 
 
ひとつは、特定人物(だいたいは一人)を中心とした
「崇め奉り型」のコミュニティ。
 
もうひとつは、そこの参加者全員が主役となる
「共存共栄型」のコミュニティ。
 
 
どちらもメリットとデメリットがあって、
どちらが優れているという話じゃない。
 
 
 
 
「崇め奉り型」は、トップとなるカリスマがいて、
それを支えるナンバー2グループがいる。
 
そして、そのコミュニティに集まる人々は、
 
 
「カリスマに会う」
 
もしくは
 
「そこのコンテンツ(教義)を学ぶ」
 
そして
 
「利益を享受する」
 
 
ための「お布施」として、参加料やその他を支払う、
という形だ。
 
 
象徴となる頂点の人がいて、
すそ野のように広がるという「ピラミッド型」の
コミュニティ体といえるだろう。
 
 
組織としては分かりやすく、統制がとりやすい。
 
 
また、中央に利益が集まりやすく、
トップは、いわゆるブランディングを間違えなければ
支える人が増えてゆく。
 
ただ、依存体質の人が寄ってきやすかったり、
ワンマンになりがちなので、かじ取りを間違えると
一気におかしくもなったりする。
 
 
 
 
逆に「共存共栄型」は、
 
一応、代表者はいるのだけれど、
その人のカリスマ性に頼っているわけではない。
 
「カリスマに会う」「コンテンツを学ぶ」というよりは、
 
「その場にいたい」
 
というニーズなので、いわゆる参加料も
「家賃」に近い。
 
 
私たちだって、お家とかを借りている時、
 
「ウへぇぇぇぇ、家主様アリガタス!!!」
 
とか、おがんだりしてないでしょ?笑。
 
 
 
こちらは、組織、という意味においてはユルユルだし、
代表者があずかり知らぬメンバー同士のつながりが
できるのが日常茶飯事。
 
利益も中央に集まってこない。
 
「場」なので、誰かが出たり入ったり
とてつもなく流動的。
 
ただ、代表となっている人がカッコつけなくていいし、
自主性を持った人が集まりやすいという特徴がある。
 
 
他の言い方で比較するのであれば、
 
 
前者のカリスマは、リーダーとして
みんなのあこがれの存在でありつつ、
みんなを「けん引」していくイメージで、
 
後者の代表は、その「場」にいるみんなの居心地を調整して
みんなが自分以上のスターになることを
「下で支える」というイメージ。
 
 
 
前者は、何もない平地にピラミッドを作るイメージで、
後者は、何もない平地に街を作っていくイメージ、
というと、分かりやすい?分かりにくい?
 
 
 
 
そんでもって。
 
 
ワタシ自身のコミュニティの好みは、
後者の「街づくり」なんだよね。
 
 
セミナー講師をしているので、
その時は私が発信して、参加される方が受け取ってくれる。
 
 
でも、そこで参加者さん同士のつながりができることを望むし、
そのひとつひとつを私は知らなくていい。
 
参加者さんが自分で創り上げたビジネスであれば
それを他の方に紹介するのも自由だし、
私のコンテンツを用いて稼いじゃってもいい。
 
(ま、その時はひと言くらい言ってほしいけどね。笑)
 
 
カリスマじゃないからカッコ悪いところも見せるし、
酔っぱらうし、参加者の方に教えを乞うこともたくさんある。
 
 
サポートしてくださっている方が、厚意で私を
盛り立ててくれるのはありがたいけど、
 
「ブランディングとかは、イヤにゃん」
 
と断る(ホント、ごめんね)
 
 
 
私自身もがんばるけれど、コミュニティ内に
たくさんのスターが生まれて
 
「コンチクショー!!くやしいぃぃぃっ!!!」
 
と、のたうち回りたいし、下支えもしたい。
 
 
ピラミッドなんて、なんの役にも立たないものよりも、
人々が生きる街をつくる助力をして、私がいなくなっても
命が吹き込まれるコミュニティであってほしい。
 
 
その根底には、
 
「その方が、カッコいいだろ俺!」
 
という、
マイ・ナルシスティック美学があるんだけれどね(笑)
 
 
 
 
さてさて。
 
 
どんなコミュニティも、どんな形のコミュニティも
それぞれに価値があると思う。
 
 
また、
 
「イグさん、口ではそう言っているけれど
 ピラミッドになってますやん」
 
みたいな部分もあるのかもしれない。
 
 
 
 
ただ、あなたがコミュニティに関わる時に、
 
 
「自分が参加したいのは、どんなコミュニティかな?」
 
「自分が作ろうとしているコミュニティは
 どんな形が理想なんだろう?」
 
 
というのは、ふんわり考えてみてもいいかもしれない。
 
 
 
 
すべての出来事は、人と人との関わりで生まれる。
 
 
人と人が集まるコミュニティ。
 
 
どのコミュニティに属し、
どんなコミュニティを形成していくのかは、
あなたの人生の豊かさに直結することだろう。
 
 
王になりたい?
大家になりたい?
それとも、別の形?
 
 
あなたが、人と人との関わりで
望む幸せを手にできますように。
 
 
 
ではでは。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク