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あなたの高枝切りバサミ

先日、事業をやっている友人に
ビジネスの相談をもちかけられた。
 
彼がやっているビジネスは、
人を豊かに導く非常に素晴らしいものなのだが、
商品自体が少し抽象的で、その良さが
なかなか伝わりにくいのが難しいところだ。
 
 
そこで私がお伝えしたのが、
 
「Iさんの事業にとっての
 高枝切りバサミを見つけるといいかも」
 
ということだった。
 
 
 
、、、おそらく、
 
 
「はぁっ?」
 
 
と彼が面食らったのと同じように
この文章を読んでいるあなたも思っているだろう(笑)
 
 
なので、ちょっと説明するね。 
 
 
 
 
さて。
 
 
 
「高枝切りバサミ」は、
その名の通り、高いところにある枝を
木に登らなくても切れる高性能(?)ハサミのこと。
 
 
そんなのは知っているだろうけれど、
この商品が、昔は(今も?)
テレビショッピングで大々的に売られていたのは記憶にある?
 
 
まぁ、便利っちゃー便利だけれど、
なぜ莫大な費用のかかるテレビ放映枠を使ってまで
高枝切りバサミを売っていたのか?
 
 
高枝切りバサミしか、売るものがなかったのか?
 
高枝切りバサミを、何とかして世に広めたかったのか?
 
 
んなことは、ナイ!わけで。
 
 
知っている人は知っているだろうけれど。
 
 
テレビショッピングを出していた会社は、
代金以上の「お宝」を手にしたいから
高枝切りバサミをバンバン売っていた。
 
 
 
その「お宝」というのは、お客様の情報。
 
 
 
高枝切りバサミが必要なご家庭は、
まず、大きな木が生えている庭がある可能性が高い。
 
大きな木が生えている庭があるっていうことは、
当然、一戸建てで、家も広い。
 
 
庭つきの広い家に住んでいるっていうことは、
その他の電化製品やぜいたく品も必要だろうし、
それらを買う経済的余裕がある可能性も高い。
 
 
あくまで可能性だけれど、
 
 
「高枝切りバサミを買うご家庭=他のモノも買うご家庭」
 
 
という公式が成り立つわけだ。
 
 
だから、
 
 
それほどのニーズがあるわけでもない
高枝切りバサミを、莫大な広告費をかけて
じゃんじゃか売っていた。というわけ。
 
 
 
この「高枝切りバサミ戦略」は、
テレビショッピングではない他の事業でも
充分に応用が利く。
 
 
たとえば、あなたが事業をしていたとして、
あなたが本当に売りたい商品が分かりにくかったとしたら、
 
 
・あなたがお客様にしたい人が、興味を持つもの
  
・まず気軽に試せるもの
 
・本当に知ってほしい商品につながりやすいもの
 
 
というものを、はじめに提示するといいだろう。
 
 
 
そのためには、
あなたがお客様になってほしい人の日常生活を
緻密に知る必要があるのだけれど、
そこは、いろいろと試してみるのがいいと思う。
 
 
 
発想を柔軟にしてゆけば、
高枝切りバサミみたいに、
 
  
「こんなものが、私のメイン商品につながるとは!?」
 
 
みたいな発見があるかもしれない。
 
 
 
例えるのなら。
 
 
誰かにあなたのよさを知ってもらうには、
まず、あなたといる時間を作らなければならない。
 
そのために「デート」の中身を考える。
 
相手は、どんなことを望んでいるだろう?
そして、どんなお誘いだったら、YESと言ってくれるだろう?
 
そんな風に試行錯誤するのと同じ感じだと思う。
 
 
 
ちなみに、ワタシの場合は、
まったく狙っていなかったんだけれど
日々書いているこの文章そのものが
「高枝切りバサミ」になっているみたい。
 
 
 
「なに?こんな文章書いている人に会ってみたいわ」
 
「こんな発想する人のセミナーって、どんななん?」
 
「顔を見てみたいわ」
 
 
みたいに思ってくださって、セミナーに参加してくださる。
 
 
 
 
ワタシの場合は、今も昔も
書きたくて書いている状態なので、
戦略でもなんでもなかったんだけれど、
ありがたいことでございますm(__)m
 
 
なので、文章を読んでくれて
セミナーに興味を持ってくださったらうれしいですし、
そのまま読んでくださっているだけでもうれしいです^^
 
 
 
さてさて。
 
 
あなたと、あなたの会いたい人をつなげてくれる
「高枝切りバサミ」は、どんなものですか?
 
 
ハサミなのに、人と人をつなげてくれるなんて
なかなかやるじゃないの!!
 
 
 
ではでは。

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