あなたの“ひっさつ技”って、なんだろう?
ヒーローものとか、コンピューターゲームとか
マンガとかでは、登場人物が
“ひっさつ技”を持っていることが多いよね。
ピンチだったけれど、
「○○光線!」とか
「○○キック!」とかで、
逆転勝利を勝ち取る、そんな“ひっさつ技”。
「あんな技が使えたら、カッコいいなぁ」
なんて、子供時代に憧れたものだ。
けれど、大人になった今、あらためて
「さて。
私の人生における“ひっさつ技”って、
なんだろう?」
と、考えてみるのも面白いかもしれない。
「うーん、大人になってから考える
“ひっさつ技”ってことは、
なんか、特技とか、スキルとか、そういうこと?」
と思うかもしれないし、
もちろん、特技とかスキルも
“ひっさつ技”になり得ると思う。
ただ、今回考えて見て欲しいのは、
「あなたの人生のピンチを助けてきた
あなたオリジナルの技」
ということだ。
特技、とか
趣味、とか
スキル、といったものより
もうちょっとスペシャルなものがあるとしたら
それは何なんだろう?
って感じで、ちょっと考えてみるといいかも。
そんな“ひっさつ技”を思いだすヒントは、
あなたが人生の上でピンチになった時に、
ピンチを切り抜けるのに取った行動だろう。
人によって様々だと思う。
「トモダチよびだし」という人もいるだろう。
「つらいけどえがお」という人もいるだろう。
「おやにでんわ」という人もいるだろう。
「いろじかけ」という人もいるだろう。
「あたまをつかう」という人もいるだろう。
「ゆめをかたる」という人もいるだろう。
「どげざ」という人もいるだろう。
普段から使っているスキルに、
爆発的に磨きがかかる人もいるだろうし、
普段は出来る事なら使いたくない技で
ピンチを切り抜けたという人もいるだろう。
あなたがどんな“ひっさつ技”を持っているのかは
分からないし、
その内容がカッコいいものであっても
そうでなくても全然構わないと思う。
ただ、日常の平穏な時に
「あー、そういえば、あの時は
こうやってピンチを切り抜けたなぁ」
「あの時はカッコ悪かったけれど、
あの“技”を使ったからこそ、今があるなぁ」
なんて思いだして、
“自分の中のカード、切り札”
としてストックしておくと、
またピンチになった時に、役に立つかもしれない。
「今度ピンチになった時も、
コレにお世話になるかもしれないから
普段から磨いておこう」
とか、
「出来る事なら使いたくないけれど、
ピンチの時には必要だろうから
最低限の準備はしておこう」
なんて考えておくと、
ピンチを切り抜けやすくなるかもしれないよね。
そしてもし、
「うーん、考えてみたけれど
“ひっさつ技”と呼べるようなものは、ないなぁ」
と思うんだったら、仲のいい友達に聞いてみるといい。
「ねぇねぇ。
もし私に“ひっさつ技”があるとしたら、
それって何だと思う?」
ってね。
自分の事は分からないけれど、
他の人の事だと良く分かる、ってこともあるだろう。
あなただって、
「○○さんの“ひっさつ技”は、きっとアレだな」
とか、
「あの人がピンチになったら、
こんな“ひっさつ技”を使うに違いない」
なんて、他の人ならば妄想が出来ると思う。
なので、
もし思いつかない場合は、冗談交じりで聞いてみておくと
ひょんなことから、すごい気付きをもらえるかもしれないね。
さらに。
ヒーローものにありがちな
“新ひっさつ技”。
そんな“新ひっさつ技”を獲得する前には、
必ずヒーローやヒロインは、
今までにない大ピンチを迎えるのが普通だ。
強大な敵が現れた。
一度、完全な敗北を遂げた。
大切な仲間を失った。
などなど。
そんな大きなピンチや挫折を味わい、
そこから這い上がるように、ヒーローやヒロインが
“新ひっさつ技”を獲得する。
っていうのは、けっこうあるパターンだよね。
それは、物語の盛り上がり上ということも
あるかもしれない。
けれど、現実世界でも
同じようなことって、起きているんだと
実感しているんだよね。
今までに遭遇したことのない
ものすごい脅威が迫ってきたからこそ、
普段使っていなかったり、意識していない
全能力をフルに引き出して、大ピンチに対処する。
その結果、今までの自分とは思えないような
新しい才能や能力に目覚める。
そんなこともたくさんあるように思うし、
あなたも大なり小なり体験している事なんじゃないかな?
なんて思う。
なので、
もし、今あなたが
今までに体験したことのないような
ピンチを迎えているのだとしたら、
そのピンチの大きさに白旗を振るのではなく、
「これは。。。?
私の中に、新しい“ひっさつ技”が生まれる前兆???」
なんて妄想を膨らませてもいいと思う。
ピンチの時に、真っ向から真面目に
物事に対処するパワーも必要だ。
けれど、気持ちに余裕を持って
自分をヒーロー、ヒロインに見立てて、
「この“新ひっさつ技”で、
ピンチモンスターをやっつけてやる!」
なんて考えてみるのも、
シリアスになり過ぎない方法なんじゃないかな?
なんて思うんだよね。
あなたの“ひっさつ技”は、なんですか?
そして、あなたの中に、まだ眠っている
“新ひっさつ技”は、どんなものなんだろうね?
そんな角度から妄想してみるのも、
たまにはいいかもしれないね。
ではでは。