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表現力と、構成力と、あとひとつ。

「イグさん、
 文章うまくなりたいのですが。。。」
 
「告知しても、
 イマイチ人が集まらないのですが。。。」
 
ってなことを、ご質問いただくんだけど。
 
 
基本的に、文章は自由に書いていいと思うし、
うまいもヘタも、そんなになくない?
なんて風にも思う。
 
 
ただ、まぁ強いて
 
「文章力の要素」
 
みたいのを挙げるとするならば、
3つあるんじゃないかな?
なんて思っている。
 
 
 
ひとつは、表現力。
 
なにか一つの事を表すとしても、
どのような言葉をセレクトするのか?
 
どのように喩えるのか?
 
どのような感情をゆさぶるのか?
 
 
そんな要素は、あるように思う。
 
 
 
 
もう一つは、構成力。
 
何かを伝えるにしても、
どんな順番で語るのか?
 
何から始めて、どう組み合わせるのか?
 
ストーリーとして
どう進めてゆくのか?まとめるのか?
  
 
そんな要素も、あると思う。
 
 
 
この2つだけでも充分っちゃー充分だし、
ワタシ自身がどこまで出来ているのかなんて
全然わからない。
 
 
 
その上で。
 
特に人に読んでいただき、
行動を促すような文章は、
表現力と構成力だけでは、足りないと思っている。
 
 
どの要素も大切なんだけれど、
けっこうな人が見逃しがちな
 
「3つ目の要素」
 
を加えると、文章の力は
飛躍的に上昇するんじゃないかな?
 
 
 
 
では、その3つ目の要素とは何なのか?
 
 
今のところ、一番しっくりくる言葉で
言い表すと、
 
 
「俯瞰力」
 
 
になると考えている。
 
 
 
自分が伝えたい話から
一度距離を置いて見てみる力。
 
 
ある意味、冷静に冷めた目で分析して、
 
「このテーマ、一体何が面白いんだろう?」
 
「読む人は、これをどうとらえるだろう?」
 
「これに最も興味を持つ人は、
 どんな人なんだろう?」
 
「アンチは、どんな文句を思いつくだろう?」
 
「そもそも、全然おもしろくなくね?」
 
「どこが魅力で、どこがつまらんのだろう?」
 
「どんな切り口にするのが、
 今回の目的においてベストなんだろう?」
 
と、まるで他人事のように評価する力。
 
 
 
この俯瞰力の工程を通っていない文章は、
独りよがりで、読者を置いてきぼりにする
単なる、自慰的な文章になりやすい。
 
 
 
3つの要素をパズルにたとえるのであれば、
 
 
表現力は、
 
「パズルのピース1つ1つを
 魅力的にする力」。
 
 
構成力は、
 
「そこにあるピースを選んで
 組み立てる力」。
 
 
それだけで済みそうな気もするんだけれど、
もう一つ大切な俯瞰力は、
 
「パズルの枠を決める力」
 
と言えるかな?
 
 
 
どんなに魅力的なピースを
ピッタリに組み立てて行っても、
枠があやふやだと、完成した絵にならない。
 
 
ピースを用意して、
組み立てていっても、
 
はじめに枠が決まってないと、
どんな「完成」になるか分からんし、
 
そのつどそのつどで遠くから眺めて、
枠の全体像を見ないと
絵としての完成には到達しない。
 
 
もしかしたら、ピースとピースはうまく
はまっているかもしれないけれど、
「絵」として見た時には、
そのピースは不適切で、いらないピースかもしれない。
 
 
仮に最高の構成力を使って
ピッタリとフィットさせたとしても、
絵として見た時にはアカン、みたいなことを
判断する力。
 
それが俯瞰力という要素だと思う。
 
 
 
そんな、
 
「これ、いらない」
 
「本人の好き勝手に
 部分部分を組み合わせただけ」
 
「はい、やりなおし」
 
と、自分で自分を断じる側面を持っていると
いいんじゃないかな?なんて思う次第。
 
 
 
さてさて。
 
 
ぶっちゃけ言うと、ワタシは
表現力とか構成力が抜きんでているわけじゃない。
 
 
ただ、
 
「伝えるために、
 どんな枠を用意するか?」
 
という意識があるとは思う。
 
 
他の人があまりしない意識を
ワタシはしている。ただそれだけだ。
 
 
 
またプロジェクトにしても、
 
「そもそも、どんな枠を
 お客様にご用意するか?」
 
というところだけで
やっている感は否めない。笑。
 
 
 
 
なので。
 
 
文章にしても、お仕事にしても、そんな
 
「俯瞰して、冷めた目で
 ベストを見出す」
 
という意識をするだけで、
いろいろと変わるかもしれないかもしれないし
変わらんかもしれないかもしれない。
 
 
 
徹底的に自分を冷めた目で見る。
 
そして、さまざまな目盛りの定規で
いいたいことを測ってみる。
 
そんな側面があってもいいかもしれないと
思うのでありんす。
 
 
参考になれば幸いです。
 
 
ではでは!
 
 

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