この世の中には、
いろんな居住地があるなぁ、と。
いや、物理的な空間も
もちろんなんだけれど、
「心の居住地」ってのもあるよね。
いつも討論をしたり、
自分に有利な場所を確保し合うような
「戦場」のような場所もある。
普段は平和なんだけれど、
「あの人たちは~~~」と
自分たちとは異なる人を罵るような「国境地域」。
みんなが憧れる華やかさがあるけれど
自分のことを必死でガードしなければいけない
「セレブ地域」。
いつも心の飢えを感じていて、
つねにさまよっているような「貧困地域」。
刺激が多いけれど
心のコストが高い「都会」。
平和でのんびりしているけれど
やや退屈な「田舎」。
ビジネス街、住宅街、
ショッピング街、工業地帯。。。
そんな違いもあるかもしれない。
今はネットが発達しているので、
こういった「心の居住地」は、
自分のあり方と、ほんの少しの「資格」があれば
好きに選べる。
「なんで私はこんなにやさしいのに
誰かから攻撃されるんだろう?」
「あの人の周りは色々とあるのに、
私には何も起こらないなぁ」
「平和だ」
「つまんない」
「いやだ」
「幸せだ」
色々とあると思うけれど、一番大切な要素は、
お金でも、健康でも、職場でも、家族でもなく。
自分の心の居住地なんじゃないかな?
とすら思う。
たぶん、心の居住地を「引っ越し」すれば
人生はガラリと変わる。
完全に引っ越さなかったとしても、
ほんの少し別の「場所」を覗いてみるだけでも。
心の居住地を変えれば、
そこにすでに住んでいる「住民」と出会い、
新しい物語も始まる。
そこを快と感じるか不快と感じるかは
もうホント、その人自身による。
「そこ」にいられるかどうかは、
本人のあり方と、少しの資格しだい。
「資格」は、その場所によって違うけれど、
そう難しくもないものが多い。
さてさて。
「なんで、あの人はああなのだろう??」
と、疎ましくも、あるいは羨ましくもあるとしたら。
それは、シンプルに「心の居場所」が違うだけ。
景色が違うだけ。
「世界中のどこに住むのがベストか?」
という問いに、どの人にも当てはまる
パーフェクトな答えがないように、
どの「心の居住地」がいいなんて、ない。
でもまぁ、
「あ、あの人の心の居住地は、
こんな景色なのかもしれないな」
と想像してみれば、
その人の生き方に、少し寛容になれるかもしれない。
そして、
「私は、どんな場所に住みたいかな?」
を、現実の居住地に当てはめてみて、
そこから今の心の居住地とのギャップを考えてみたら
新しい「住み家」が見えてくるかもしれない。
あなたの心は、どんなところに住んでいますか?
あなたの心は、これからどんな場所に住みたいですか?
やや抽象的?笑。
ではでは。