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スープと長いスプーン。

逸話とかでさ。
 
「おいしいスープが目の前にあるけど、
 そこにいる全員が長いスプーンしか持っていない」
 
「地獄では、自分でスープを飲もうとするけど
 スプーンが長いせいで、うまく口に運べず
 全員が飢餓で苦しむ」
 
「一方天国では、互いに
 あなたからどうぞ、と他の人のために
 スープを取ってあげて、
 そのお返しがどこからかやってくるから、
 結果、全員が満ち足りている」
 
みたいな話があるじゃない?
 
 
じゃあ、地獄でも天国でもない、
この世はどんな構造なのかね?
 
 
たぶんきっと、
基本、地獄や天国と同じなのだと思う。
 
 
自分のためにだけ、長いスプーンを使おうとして
上手くいかない人もいる。
 
いろんな人にスープを飲ませている人もいる。
 
 
ただ、その2タイプだけじゃないのが、この世。
  
 
 
地獄にも天国にもいないタイプとして
せっかく誰かがスープを飲ませようとしてくれているのに、
 
「もしこれが毒入りスープだったら
 どんな風に責任を取ってくれるんですか?」
 
「これを飲んだ時のメリットとデメリットは
 エビデンス取れているんですか?」
 
と、リスクを転嫁しようとして、
 
「じゃあ、別に飲まないでいいよ」
 
と、心ある人を自ら去らせてしまう人もいる。
 
 
栄養のないものを飲ませて、
その代わりに栄養たっぷりのスープを
すすり取る人もいる。
 
 
多くの人にスープを与えているのに、
それだけに集中して、自分が飲むのを
忘れている人もいる。
 
 
 
だから、
 
 
相手を見極める。
 
リスクを自分で受け持つ。
 
自分も幸せにすることを忘れない。
 
 
それが大切なのがこの世で、
それが地獄や天国との差なんじゃないかな?
なんて思う。
 
 
ではでは。
 

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