なんか過大評価が含まれていると思うんだけれど
みなさまが、色んな質問をしてくださります。
アリガタヤ! ハレルヤ!
でも、私は別に万能のプロフェッショナルじゃないし、
ましてやドラ○もんとかでもないので
なるべく私を疑ってかかった方がいいですよ。
。。。と、さりげなく華麗に責任回避をしたうえで
本日の話へと入って行きましょう(笑)
さてさて。
最近話をした人の中で、
「イグゼロさん、
独立がうまく行きやすい人と
うまく行かない人っているんですか?」
という質問があった。
私が、
「うーん、まぁ、あるんじゃない?」
と曖昧にお茶を濁そうとしたところ、
「じゃあ、うまく行く人の共通点を教えてください」
ときたので、答えざるを得なくなった。
いろいろ考えるのは好きなので良いのだけれど、
飲み会の後半で、酔っている時には
そっとしておいてほしい時もある(笑)
まぁ、状況はともかく、その時には
酔っ払いながらも考えをまとめて、
「檻(おり)を、どう捉えているか、じゃない?」
と答えさせてもらった。
もちろん、あえて謎かけみたいに話しているので、
ちょっと説明させてもらうね。
と、その前に。
ちょっと話が横道にそれるけれど、
動物園とかで見る「檻」って、入っている動物によって
2つの使い道があるよね?
というのは、
たとえばライオンとかトラが入っている檻って、
どんな役割があるかというと?
いくつかの役割があるけれど、主には
「中に入っているライオンとかトラが
逃げ出さないように」
「管理している人間たちの安全を守るために」
という役割が大きいと思う。
充分な攻撃力を持った猛獣が
好き勝手に出来ないように、
その行動を檻によって制限をする。
これが、檻の使い道の1つめ。
対して、例えば小鳥とかモルモットが入っている
檻は、どうだろう?
もちろん、逃げ出さないように囲っている
意味は大きいんだけれど、さっきみたいに
外にいる人間たちを守る意味合いは、ほとんどない。
むしろ、
「檻にいることによって、
その小鳥やモルモットが守られている」
という事も多いにあるように思う。
自由を制限されているかわりに、
檻にいれば危険にもさらされないで済むわけだ。
察しのいい人は、今回の話はこの時点で
ピンと来た人もいるかもしれない。
さっき言った
「檻(おり)を、どう捉えているか、じゃない?」
の「檻」っていうのは、その人の仕事における環境を
比喩したもの。
シンプルに、その人が努めている会社や
仕事場だと思ってくれれば分かりやすいと思う。
もし、
「独立しよう」
と思っている時に、
「この会社は、きゅうくつだ!
もっと自分は力が出せるのに!!」
「ここから出たら、今の会社の管理職たちよりも
ゼッタイお客さんを喜ばせられるわ!」
「なんで、コレの良さが分からないかなぁ。
社内ルールとかメンツとか、どうでもええねん」
と思って、あふれ出る情熱のマグマから
会社を飛び出して独立する場合は、
動物園で言うところのライオンやトラに該当する
“猛獣タイプ”に属するように思う。
そしてこの“猛獣タイプ”は、独立をしても
けっこうしぶとく生き残る感じがする。
逆に、そうではなくて、
「あー、なんか自由になりたいなー」
「会社勤めの良いところだけはそのまま、
なんか楽して儲けられないかなー」
「守ってもらえるところは守ってもらって
あとは好きにやらせてくれる所、ないかなー」
と思って、なんとなく
会社という檻から出ちゃった、という
“小動物タイプ”の人もいるだろう。
その場合は、多かれ少なかれ
社会というサバンナの洗礼を浴びることになる
ケースが多いように思う。
なので、
独立したい場合は、
独立する理由が「猛獣タイプ」の理由なのか
それとも「小動物タイプ」の理由なのかは
一度吟味してもいいかもしれないなぁ、なんて思う次第。
これは、本人の性格とか外見とかは、
ほとんど関係がない。
一見、ものすごく大人しそうに見える草食系な人が、
独立する理由においては
「猛獣タイプ」だったりすることもあるし、
ものすごく威勢の良い事を普段言っている人が、
突き詰めて考えていくと、独立する理由に限っては
「小動物タイプ」の場合だったりもする。
あくまで、「独立する理由」において
どっちのタイプなのか?
という話ね。
・・・なんて言っている私自身は、
一体どっちだったのだろう?と振り返ってみると、
「とにかく、今の会社、業界から逃げ出したい」
「楽して儲けて、苦労しないまま
なんとなく幸せに生きていきたい!」
なんて思って会社を飛び出したので、
どう考えても理想に燃える「猛獣タイプ」ではなかった。
だから必然的に、社会のサバンナ(というか株式市場)で
今から思えば「ありがたい」洗礼を浴びることに
なっちゃった時期もあった。
でもまぁ、なんとか生きているから
「独立に向いていなくても、イコール諦めろって
ワケでもないんだなぁ」
とも思うんだけれどね。
ただ、失敗をした時に
「絶対に、ここじゃ終わらない」
という、なんだかよくわからない情熱と、
「いや、私がここで終わるわけないでしょ?
ドラマでも、主人公はピンチに陥るし?」
みたいな、アホかとも思える楽観的勘違いは、
あった方がいいだろうなー、とは思うけれどね(笑)
どんな形でも、その人が幸せを感じられるなら
その生き方が一番いいよなー、と、
「猛獣タイプじゃなかったけれど、
なんか、なんとか生きている」
私は思いますわ。
今回の話は、オチがあるようで無いような感じだけど
たまにはこんな感じで(笑)
ではでは。