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ブラック企業で働こう!

最近よく「ブラック企業」って言葉を
聞くようになったよね。
 
過重労働、違法労働、低賃金、福利厚生不充分。。。
 
 
そんなブラック企業に対して
 
「社会的に許されない!」
 
「若者がかわいそう!」
 
と、大反対の声が出ている状態だ。
 
 
もちろん、私も立場の強くない人から
好き放題搾取するような企業のことは軽蔑する。
 
またそんな企業が、これからの世界で
長続きすることはまずあり得ない、と考えている。
 
 
ただ。
 
今現在、私が仲の良い人で、
社会的、あるいは人間的に魅力ある人って、
必ず過去に、とあるブラック企業で
働いていた人ばかりなんだよね。
 
そのブラック企業で働いていた結果、
現在の人間性と地位を手に入れた、という人ばかりだ。
 
 
ある人は、朝から晩まで働いた報酬が
コーヒー1杯。ひどい。
 
また別の人は、自分の技術を総動員して
徹夜で仕事をし続けた結果、手に入れたのが
替えのパンツ1枚。
 
もう、ホント超絶ブラック企業としかいいようがない。
 
 
しかし、そのブラック企業でこき使われまくった結果、
大活躍をしているという人が、後を絶たないわけ。
 
 
さて。勘のいい人は、このブラック企業の正体に
ピンと来ている人もいるかもしれない。
 
 
そう。
 
そのブラック企業の名前は、
 
 
「セルフブラック企業」。
 
 
自分の意志で、自分だけを従業員にして
朝から晩まで働き続ける企業のことだ。
 
 
自分を極限までこき使い、
 
法律に照らし合わせたら違法レベルの長時間労働、
 
賃金は、あって無いようなもの、
 
福利厚生?なにそれ?っていう状態。
 
 
そんな、自分の意思による、自分だけが働く
ミニマム企業。
 
それが、
 
「セルフブラック企業」
 
なんだよね。
 
 
この企業は、ブラック企業なんだけれど
良いところがたくさんある。
 
 
まず、この企業が継続する限り、
従業員は、やめない。
 
本人しかいないんだから、当たり前だ(笑)
 
 
さらに、どんなに違法労働をしても
労働基準監督署に捕まったりしない。
 
本人が好きでやっているんだから、当然だ。
 
 
また、低賃金(というかノー賃金)でも
夢さえあれば働き続けるし、
福利厚生の充実は、ずっと後回しにできる。
 
 
そして、
自分で自分を「搾取」しているんだから、
利益は取り放題だ。
 
 
晴れて軌道に乗った時は、
お金も、地位も名声も、体験談も、
すべて独り占めできる。
 
ああ、なんて素晴らしいんだろう!(笑)
 
 
 
私が仲良くさせてもらっている
光り輝く人たちは、本当に例外なく、この
 
「セルフブラック企業」
 
で働いていた経験がある。
 
 
これをたった一人でやっていた人もいるし、
何人かの仲間と一緒にやっていた人もいるけれど、
自分の意志で「入社」した、という点は変わらない。
 
 
 
私自身が「輝く人」なのかどうかは置いておいて、
私にもそういう経験は、たくさんある。
 
毎日毎日、徹夜で株のチャートを泣きながら見続けて
利益がゼロどころかマイナスの時もあったし、
 
半年もの間、無休・無給で
仲間とビジネスを構築していたこともあった。
 
読者数がゼロの状態でも、
来る日も来る日も記事を書いて、
なんの反応もない毎日を送ることもあった。
 
 
でも、そういう
「セルフブラック企業」経験があるからこそ
現在、いろいろなシチュエーションに対応できる。
 
そんな風に、今は前向きにとらえているんだよね。
 
 
 
これは別に、いわゆるビジネスの話だけに
限った話でもないだろう。
 
趣味の世界でもそうだろうし、
子育てとか家事なんかでも同様だろう。
 
自分が成果を出したいところで
「入社」すれば、結果はおのずとついてくる。
 
少なくとも、私のまわりの素敵な人は
そんな体験を必ずしている。
 
 
 
さてさて。
 
 
あらためて、言葉って、コワイよね。
 
「ブラック企業」という「呪文」をかけられると、
それだけで社会悪になってしまう。
 
もちろん、搾取され続けるような
悪意ある企業はよくない。
 
けれど、将来の自分を信じて、
 
「なんで、こんなに苦労しているんだろう?」
 
と夢と不安が入り混じった日々を過ごし、
一見無駄だと思えるようなことも
あった方がいいんじゃないかな?なんて思う。
 
 
「ブラック企業」というフィルターをかけた時点で、
夢を持って頑張ることそのものに
疑問を持ち始めてしまう。
 
 
でも。
 
 
自分の近くにいる人が心配し、
自分の遠くにいる人が指さして笑う。
 
 
そんな姿の向こうにしか、
「なりたい自分」は待ってない。
 
それはおそらく、間違いない事実だと思う。
 
 
ということで。
 
 
あなたは、どんな
「セルフブラック企業」に入社して、
限界に励みたいですか?
 
ではでは。
 

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