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第二印象をみがく。

引きこもっていたり、世を捨てていたり、
極端に人付き合いを限定していない限り、
新しい人との出会いってぇのは、あるだろう。
 
 
その時に、相手に与える第一印象は、
やっぱ、どうあがいても「外見」になるのだろうと思う。
 
 
ルックスだったり、服装だったり、
姿勢だったり、筋肉や贅肉のつき具合だったり。
 
もちろん、表情や態度、雰囲気なんかもあるだろう。
 
 
そりゃ、
 
「人間は中身が大切!」
 
とか
 
「ルッキズム ムッキーッ!!!!」
 
と反論はあるだろうし、その反論も分かる。
 
 
…が、厳然たる事実として、
「第一印象は外見」ってのは、
なかなかひっくり返らないんじゃないかな?とは思う。
 
 
 
で、だ。
 
 
そんな第一印象の大切さも分かったうえで、
実のところ「第二印象」ってのも大切なんじゃないかな?
なんて思う次第。
 
 
第二印象、ってのは、つまり
外見の「次」の情報として相手に伝わる印象のことね。
 
 
じゃあ、その第二印象ってのは、
一体、何で決まるのか?というと。
 
「仕事の肩書と内容」
 
のことが多いじゃないかな?と思う。
 
 
 
特に社会人同士が会う場合は、
会って外見を第一印象で見られた後は
 
「どんな事をやられているのですか?」
 
という話になることが多いだろう。
 
 
よっぽど珍しい名前とかだと
名前そのものが第二印象になる場合もあるけれど、
それはその人に与えられたものだから、ね。
 
 
 
そんな中、
 
自分のやっている仕事や役割を
 
「どう伝えるのか?」
 
で、相手の持つ印象は、かなり影響される。
 
 
大企業とかに勤めている人であれば、
その会社名を名乗ればいい場合もあるだろうけれど、
そうだったとしても、
 
「その中で、こんな仕事をしています」
 
という情報の良し悪しで、
相手の印象は変わることだろう。
 
 
 
まぁ、ここまでは、
 
「ふーん、そうかもね」
 
と思っていただけると思うのだけれど、
まぁまぁ多くの人が、この第二印象を左右する
「仕事の肩書と内容」で、損をしていると思う。
 
 
 
今ではとっても仲良くなった友人で
Nさんという方がいるのだけれど、
その人と初めて会った時に
 
「販売代行をしています」
 
という自己紹介をされた。
 
 
それを聞いて私は、
 
「ああ、なんかの商品を仲介している方なんだな」
 
みたいな印象でその場が終わり、
それから1年以上、何回も顔は合わせているのに
それ以上の話にはならなかったのね。
 
 
で、ひょんなことから二人で飲むことになり
あらためて仕事の内容を聴いてみたら、
 
「マジかよ!?」
 
っていう感じだった。
 
 
大手のスーパーから、誰もが知っているような百貨店、
さらには行政関係。
 
他にも、テレビショッピングや、私の知らないようなチャネルまで、
ありとあらゆる販路に顔が利く人だったのだ。
 
 
そんな人が「販売代行」って名乗っているのを知り、
その場で酔った勢いで、ブチ切れながら
新しい肩書を20くらい提案した(笑)
 
「損してるやろがいっ!!」
 
ってね。
 
 
 
いやね、戦略的にその肩書を名乗っているのなら
何の問題もない。
 
 
ただ、そうじゃなくて、
 
「なんとなく」とか、
 
「恥ずかしいから」とか、逆に、
 
「相手に分からなくてもいいけど、
 私のフィーリング」とか、
 
そういう理由であるのなら、
ちょっと、もったいない場合もありんすよ?
 
 
肩書と、そこからの延長線で話せる
仕事の内容は、相手へ与える
「外見の次」の情報なので、みがいた方がいいっす。
 
 
 
じゃあ、どうやってみがけばいいのか?というと。
 
1.相手にとって受け取りやすい。
2.自分が与えたい印象に沿っている。
 
を考えればいいと思う。
 
 
まず【 1.相手にとって受け取りやすい。】は、
この「相手」を考えなければならない。
 
 
非常にお堅い、まじめな人を相手にしているのに
 
「ハイパー・DX・NFTマーケティングコンサルタントです」
 
と名乗ったり、
 
「ラッキーハッピーレストインピースやってます」
 
と言ったりしても、ちょっとだけ受け取りにくい。
(そりゃそうだ)
 
 
逆に、キラキラしたチャッピーな人が相手ならば
 
「株式会社平和建設常務取締役です」
 
とか、
 
「財務管理部門の人事をやっております」
 
とか言っても、「そんなのどうでもよくね?」となる。
 
 
 
なので、基本は、
 
・相手が耳慣れている言葉からピックアップする。
・相手が受け入れやすくする。
・そこから話が展開しやすくする。
 
あたりがポイントになってくるだろう。
 
 
基本は、堅い相手であればあるほど、
漢字で、よく使われているフレーズを用い、
相手が自由人であればあるほど、
カタカナで、説明が必要なものでも許される。
 
っていうイメージだ。
 
 
 
あと、もうひとつの
【 2.自分が与えたい印象に沿っている。】
というのを説明すると。
 
 
要するに、
 
「自分が楽しい人に見られたいのか、
 真面目な人に見られたいのか?」
 
とか、
 
「自分がフランクに見られたいのか、
 近寄りがたい人に見られたいのか?」
 
といったところだ。
 
 
自分の専門性に敬意を持ってもらいたい、とか、
 
やっていることに興味をもってもらいたい、とか、
 
軽く扱われたい、とか、
 
 
そういったことで、名乗り方を決める。
 
 
「軽く扱われたいなんて人、いないだろ?」
 
と思うかもしれないけれど、
シチュエーション上、存在感を出したくない場合とかが
たまにあったりもするのよ。
 
 
 
で、こちらは、
 
実績があればあるほどシンプルに名乗ればいいし、
 
分かりにくい職種であれば、あとで説明を加えるために
パッと聞いた時に「え?」と興味性を出せばいい。
 
 
 
鳥山明さんだったら「漫画家です」でオッケーで、
これからマンガを描く方は
 
「アクションホラー漫画『ヤバ美』の作者です」
 
みたいになるのかもしれない。
(ホントにあったらごめんなさい)
 
 
 
さてさて。
 
 
とはいえ、
 
1.相手にとって受け取りやすい。
2.自分が与えたい印象に沿っている。
 
の両方を兼ね備える肩書ってのは、
なかなか難しい。
 
 
その上で、
 
「お仕事の肩書や内容ってのは、
 相手に与える第二印象になり得るんだ」
 
ということを振り返ってみるのも、
アリかもしれないよね。
 
 
そういうワタシはどうなんだ?
というと、もう最近はシチュエーション別に
 
「○○をやってます」
 
を変えちゃってるよね。
 
自分でも本業がなんなのか、把握してないもん(笑)
 
 
ではでは。
 

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