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人を動かす極意。

実はワタクシ、地味に続けている習いごとがあって
それが武術の気功。
 
 
確認してみたら、もう7年半もやっていて、
 
「あらー、もうそんなにやっているのねー」
 
と、あらためてしみじみ思っていたりした。
 
 
 
なんの世界でもそうなんだろうけれど、
気功も御多聞にもれず、
とにかくめちゃめちゃ奥が深い世界で、
 
「わかった!」
 
と思っても、次の瞬間にはまた分からない、
という繰り返しで7年半が過ぎている(笑)
 
 
 
 
で、
 
 
習っているのは武術なので
人を倒したりする方法も稽古するんだけれど、
これが、いろんな事に共通する
 
「人を動かす極意」
 
だと思っているので、今回はそれをシェアしようと思う。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
「極意」をひと言で表わすと。
 
 
 
 
「型を守り、動かそうとしない」
 
 
 
というもの。
 
 
 
これだけだと、なんだか分からないので説明をすると。
 
 
 
気功の稽古で、二人ひと組になって
相手を倒す技を練習する。
 
 
そこにはもちろん、
 
 
「自分がこうやって動いて」
 
「自分の意識をココに持って行って」
 
「相手の体の、このポイントを狙う」
 
 
みたいな、「型」はある。
 
 
 
が、不思議な事に、その「型」通りにやりながら
心の中で
 
 
「相手を倒してやるぞー!」
 
 
と、ほんのちょっとでも思っていると、
相手はそれを察知して、すぐさま反応・抵抗をして
倒れない。
 
 
型どおりにやっていても、こっちに
 
「倒してやる!」
 
というコントロール願望があると、
相手にバレて、すぐに防御をされてしまう。
 
 
 
でも、
 
 
型どおりにやり、型に集中して、
 
「相手を倒してやる!」
 
という意識を持たずにやると、
 
 
結果として、相手が倒れる。
 
 
 
 
この
 
「倒してやる!」
 
「倒れて~!!」
 
という意識を持たないでやる、というのが
めっちゃ難しいんだけれど、
それができると、相手はキレイに倒れてくれる。
 
 
 
不思議なんだけれど、これをもう何年も繰り返している。
 
 
 
 
 
そして、自分が倒される方であったとしても、
 
組んでいる人が
 
 
「倒してやる!」
 
 
と思っていると、私自身がなんとなく
無意識に察知をしているようで倒されずに済み、
 
相手が「倒れる」という結果を手放していると、
こっちは気配を読むことが出来ずに
 
 
「うわぁぁあぁあーーーっ!!!」
 
 
と、倒されたり、ぶん投げられたりする(笑)
 
 
 
 
で、
 
 
これが面白いんだけれど、この
 
 
「型を守り、動かそうとしない」
 
 
というのは、他のどんなことにでも通じる感じなんだよね。
 
 
 
 
たとえば、セールスをする時も、
 
 
「ここで、この話をする」
 
「相手の、このポイントに注意する」
 
 
みたいな「型」は、ある。
 
 
それを外すと、やはりお客様に魅力が伝わらない。
 
 
 
でも、
 
 
「絶対に、買ってもらうぞー」
 
 
という「相手に望む結果」を意識しながらやると、
相手にそのイヤらしさが伝わってしまい、
購入してくださらなくなる。
 
 
 
 
 
また、友達とか仕事仲間とかに
 
 
「これ、お願いできるかな?」
 
 
という依頼をする時にも、
「型」というか、マナーがあるよね?
 
 
そのマナーを守らなければ、やはり相手は
気持ち良く話を聞いてくれることはないだろう。
 
 
 
だた、
 
 
「これを絶対にやってほしい」
 
「こっちの思い通りに動いて欲しい」
 
 
という意識が見え隠れすると、
やっぱり相手は不快に思うのか、やってくれない。
 
 
 
不思議なものなんだけれど、
やっぱり何回やっても、そんなことを痛感する。
 
 
 
 
もう7年半も気功をやっているし、
 
それ以上にセールスとかビジネスやっているし、
 
生まれた時から色んな人にお願いをしている。
 
 
 
そして、
 
 
「型は守るけれど、相手を動かそうとしない」
 
 
というのが大事なのを理解している。
 
 
 
 
 
それなのに、いつまで経ってもまだ、
 
 
「こうなってほしい」
 
 
という結果を手放すことが出来ておりません(笑)
 
 
 
 
型を守る。
 
でも、動かそうとはしない。
 
 
プロセスに集中すれば、
結果はついてくる。
 
 
 
分かっちゃいるけど、やめられない(笑) 
 
 
 
このコントロール欲求とエゴを手放して、
きれいに「型」に集中できるように
がんばっていきたいと思います。
 
 
ではでは。
 

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