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人は褒めると、傲慢になる?

「人は、誉められ続けると傲慢になるのか?」
 
先日、友人からそんな問いかけをもらった。
 
 
 
誰でも、人から誉められると、嬉しい。
 
自分がやってもらって嬉しい事なんだから、
他の人の良いところを見つけて誉めれば
喜んでもらえるに違いない。
 
 
でも、
 
誉め続けてしまったら、
その人が傲慢になってしまうのではないだろうか?
 
 
と、そんな心配をしている人がいたんだよね。
 
 
 
 
 
たしかに、みんなからチヤホヤされたり
し続けている人の中には、天狗になってしまって
傲慢になってしまう人もいるだろう。
 
 
裏表があると評判の芸能人の中には
そんな人もいるかもしれない。
 
 
 
でも、
 
 
個人的には、人が傲慢になるかもしれないと心配して
人の良いところを誉めるのにブレーキをかける必要は
ないと思う。
 
 
 
そもそも、
 
「傲慢になるかもしれないから
 良いところを相手に伝えるのは、
 適度にコントロールしてあげよう」
 
という考え方そのものの方が、
とりようによっては傲慢だ(笑)
 
 
 
ということで、相手に対して
 
「素敵だな」
 
「素晴らしいな」
 
と思ったら、ガンガン相手に伝えてしまって良いと思う。
 
 
それによって、極端にいえば
相手は自分自身を認めることが出来るし、
満たされることができるからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
その上で。
 
 
 
もし、あなたが誉めまくった結果、
目にあまるくらいその人が傲慢な態度で
振る舞うようになってきたら、対策を考えればいい。
 
 
対策は色々あるだろうけれど、
お勧めの対策方法は
 
 
「相手に、より大きな世界に
 目を向けてもうらうようにする」
 
 
ということ。
 
 
 
 
そもそも、傲慢になると言うことは
 
「私は、私の生きている世界で、とても優れている」
 
「だから、優れている私は、どんな態度をとっても
 人は許してくれる」
 
という勘違いにすぎない。
 
 
 
 
 
なので、その
 
「優れている」
 
ということが
 
「たしかに優れているけれど、それは井の中の蛙だ」
 
という現実に直面すると、傲慢にはなりにくくなる。
 
 
 
 
 
「私は美しい」
 
と傲慢に思っている人がいたら、
心身ともに磨き上げているミスユニバースとかに
目を向けさせてあげればいい。
 
 
  
 
「私は大金持ちだ」
 
と傲慢に思っている人がいたら、
石油王に目を向けさせてあげればいい。
 
 
 
  
「私は○○がうまい」
 
ということで天狗になっている人がいたら、
世界レベルで活躍している超一流のプロに
目を向けさせてあげればいい。
 
 
より大きな世界を知ってしまったら、
傲慢になっているヒマなんて、なくなるはずだ。
 
 
もし、世界レベルを見回しても
傲慢になれるレベルになったら、
もうおそらく傲慢になんて、ならない。
 
 
そんなに痛々しく自分をアピールしなくても
誰もがその人を認めているからだ。
 
 
 
 
 
人から褒められたりして
自分の心を満たすことは、とても大切だ。
 
 
もちろん、生まれた時から
人から褒められたりしなくても自立できている人は
別に必要ないかもしれない。
 
 
でも、たいていの人は、人から誉められる事で
自己承認をあげるというプロセスは、
とても大切な事だと思う。
 
 
 
そして、誰かから認められ、誉められ、
自分の心の器が充分満たされたのならば、
今とは違う、もっと大きな世界に目を向けるといい。
 
 
よりレベルの高い世界に目を向けて、
心の器を、大きくしていくわけだ。
 
 
心の器が小さいままだと、
いつか器に穴があいて、
 
「誉められ続けていないと、
 どんどん心の満足度の水位が下がっていく」
 
という状態になってしまう。
 
 
 
人からたくさん誉められたら、
心の器を大きくしていく。
 
 
それが、好循環を生むと思うんだよね。
 
 
 
誰かに誉められても、
世界を大きくしていかない人は、
傲慢になってしまう。
 
 
そして、心が満足していない状態で
どんどん大きな世界を見続けていると、
 
「私なんて、全然ダメなんだ」
 
と、ウツウツした気持ちになる。
 
 
 
どっちも、偏っていたら、
あまり好ましくない状態を招く。
 
 
 
 
 
 
だから、
 
「誰かに誉められ、認められる」
 
ということと、
 
「より大きな外の世界に目を向ける」
 
ということを、両輪にして進んで行ければ
とても素敵だな、と思うんだけれど
あなたは、どう考えるだろう?
 
 
 
 
そして、そんな好循環に入るためには、
 
「まず、誰かの良いところに目を向けて
 相手に伝え、誉める」
 
ということは、とても効果的だと思う。
 
 
誰しも、自分のことを誉めてくれる人には、
 
「こちらも、この人の良いところにフォーカスしよう」
 
と思いやすいからね。
 
 
 
相手のためにも、そして自分の心の器を大きくしていくためにも
気づいたら、遠慮なく相手を誉めるのがいいと思います。
 
 
 
そして、もしこの文章を読んで
 
「なるほどなぁ」
 
と思ったら、この文章を書いた私を
ぜひ誉めてください(笑)
 
 
ではでは。
 

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