先日、毎月のように会っている
仲間4人で飲んでいた。
その時に、友人の一人がふとつぶやいた、
「最近はマスコミが、マスの意見をつかめてないよね」
という言葉が、妙に印象に残っている。
見え方は色々とあると思うんだけれど、
個人的には、
「たしかになぁ。。。」
と、頷かされる感じだった。
直近でも、大統領選の大筋の予想は
裏切られたという見方も多いし、
ネットをかけめぐる情報の方が
マスコミ発信よりも早い、なんてことは
日常茶飯事になっている。
もはや、情報は
「一部のコントロールする人たち」
のものではなく、誰もが発信者になれるようになっている。
一部の特権階級の人から
より多くの人が使えるようになった時、
文化は変わる。
車が特権階級の乗り物だったのが
大衆も乗れるようになった時、
国土の道路整備そのものが変わった。
電化製品が広まるにつれて、
流通も、ライフスタイルも、どんどんと変化していった。
そして、今私たちが直面しているのが
情報そのものの伝達手段の大変化なんだろうねぇ。
もはや、情報統制で人をコントロールするのは
どだい無理な時代に突入している。
それは大きなマスコミという世界に限らず、
一人一人の人間という意味においてもそうなのだろう。
どんなに知ったかぶったとしても、
一人の人間が知り得ることには限界があるし、
経験も、有限の時間の中では限界がある。
「そんな時代になった時、
どんなリーダーが必要とされるのかなぁ?」
なんてことを、ふと考えてみた。
おそらく、ちょい昔までのリーダーは、
「いろんなことを知っていて、
総合的に判断できる人」
みたいな感じだっただろうし、
これからもそういう人が頼られないわけではない。
ただ、もし仮に
「立場上、他の人が知らない情報を握っているおかげで
判断ができていた」
みたいな状況があるのだとしたら、
その人は、時代遅れになるかもしれない。
自分が持っている情報を、にぎって話さない。
でも、そんなことをしていても、
最近は、新しい情報が、さっさと流布してしまう。
「これは、自分だけが知っている特権だ!」
みたいに思っていたら、その情報は
とっくに時代遅れになっている、みたいになりやすい。
もちろん、人と人とのマナーや約束事において
公開しないでおくべき話というのは、あるだろう。
そうじゃなくて、
「自分だけが知っていると、得になるから話さない」
みたいな情報は、これからどんどんと
減ってゆくんだろうなぁ、なんて思う。
そうであるならば、
「この人のそばにいると、得だ」
というような
「利益誘導型リーダー」
ではなく、
「この人が、好きだ」
「この人を、放っておけない」
みたいに思われやすい人の方が、
実は「次世代のリーダー」に向いているのかもしれないね。
「ご利益(ごりやく)を与える、崇拝される神」
みたいなリーダーなのではなく、
「プラスの自分自身を誘発してくれる、
ある意味、分身のような人」
が、これからの時代を担うようになってゆくのかもしれない。
「この人が、自分を未来に連れて行ってくれる!」
みたいな、ピラミッドの頂点に据えられているリーダーではなく、
「この人のそばにいると、
自分の良い面にどんどん気づけるし、変わっていける」
みたいな、自分の善性を映す鏡のようなリーダー。
そんなのが、いいのかもしれない。
別に、「リーダー」ってぇのに、こだわらなくてもいい。
ただ、その上で、情報を隠そうとするのではなく、
自分の本音を発信し続けていく人が
正当に評価されるようになってゆくのは間違いないだろうから、
そんな時代にマッチした生き方を選んでもいいのかもしれないよね。
私も、がんばりますわ。
今回、あんまり、まとまってないね(笑)
ではでは。