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困った力をみがこう!

「困った力(こまったりょく)」を磨こう。
 
 
私の友人に、問題解決能力が
きわめて高い人がいる。
 
 
その人は、飛行機が遅れそうになると
乗り換えができないチケットであるにもかかわらず
前の便の飛行機に乗せてもらえたり、
 
どこからともなく炊飯器を借りてきて、
普通に米を炊いていたり、
 
とにかく、どんなことがあっても
その場その場で解決をしてしまう人なんだよね。
 
 
 
 
 
ここまで聞くと、
 
 
「ということは、その人は、
 とても交渉能力が高い人なんですね」
 
「プレゼン能力とかも、
 きっと高いんでしょうね」
 
 
と思うかもしれないが、そんなことはまったくない。

 
 
 
 
コミュニケーション能力はもちろんあるのだが、
特筆するほど秀でているわけでもない。
 
 
交渉能力というほど、論理的に考えているわけでもない。
 
 
プレゼン能力という意味では、
正直にいえば「残念なレベル」といわざるを得ない。
 
 
 
 
 
 
でも、
 
問題が発生した時に、
自分や仲間に必要な解決は、かならず導き出してくる。
 
 
 
その人が、他の人よりも優れているのは、
 
コミュニケーション能力でも、
交渉能力でも、
プレゼン能力でもないんだよね。
 
 
 
じゃあ、なにが秀でているのか?
 
 
 
 
 
 
それは、
 
 
「困った力(こまったりょく)」
 
 
なんだよね。
 
 
 
その人は、とにかく困ったことがあると、
そのトラブルを解決できそうな人に、
本気で、
 
 
「困った~、困った~」
 
「本当に困ってるんです」
 
 
と訴えかける。 
 
 
 
その、あまりにも困った姿に、
トラブルを解決できる人は、
 
 
「これは、助けてあげないと」
 
 
と思わずにはいられなくなる。
 
 
 
結果として、
 
 
「今回だけですよ」
 
 
と言いながらも、手を差し伸べずにはいられなくなる。
 
 
 
 
 
 
というわけで、
 
コミュニケーション能力や交渉能力を発揮しなくても
望みの結果が得られてしまう、というわけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
この「困った力」は、
残念ながら演技では相手に届かない。
 
 
「どうにかして、相手をコントロールしてやろう」
 
 
という気持ちを持ちながら、いくら
「困った困った」と言っても、相手の心には響かない。
 
 
 
本当に、
 
 
心の底から、
 
 
「困ったーーー!!!」
 
と相手に訴えかけることによって、
相手の方から手を差し伸べたくなるのがポイントだ。
 
 
 
 
いつでも、どんな時でも
自分の見栄などを手放して、相手に本気で
 
「困った」
 
と言えるのは、実はけっこう
すごい能力だと思うんだけれど、あなたはどう思うだろう?
 
 
 
 
で。
 
 
 
もしあなたが今、
何か自分に必要なものがあるのに、手に入らない場合。
 
 
もしかしたら、この「困った力」が
あなたを助けてくれるかもしれない。
 
 
 
色々と頭で考えて問題を解決しようとするのではなく、
 
解決方法を持っていそうな人に、本気で
困っている事を訴えてみる。
 
 
これが、問題を突破するのに
最も効果的な時もあるかもしれないね。
 
 
 
 
 
 
目の前に、あなたが解決できることで
本気で困っている人がいれば、
あなたも手を差し伸べたくなるだろう?
 
 

日本は、けっこうまだまだ捨てたもんじゃない。
 
あなたが思っている以上に、
あなたを助けてくれる人は、いるに違いない。
 
 
むしろ、あなたが「困った」と言ってくるのを
心から待っている人も、いるかもしれない。
 
 
たまには、
 
自分の見栄を手放して、本気で
 
 
「困った!!!!」
 
 
と、誰かに伝えてみるのも、悪くないかもしれない。
 
 
 
不思議な奇跡が起きるかもしれないよね。
 
 
ではでは。
 

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