私たちの身の回りには、
いろんな電気製品がありますやん？
そして、ふだんはスムーズに活躍してくれるのに、
あるとき、ふっと調子が悪くなることもあるよね。
それはパソコンでも、掃除機でも、
冷蔵庫でも、スマホでもなんでもある。
そんな時、私たちはたいてい
説明書を引っ張り出して
「故障かな？と思ったら」のページをめくる。
そこには、
「電源は入っていますか？」とか、
「電池が逆ではありませんか？」」とか、
「なにコレ？バカにしてる？」
みたいなことも書いてあるけれど、
役に立つこともある。
それでも直らなかったら、
ネットで原因を調べたり、メーカーに問い合わせたり。
そして最終的には修理に出したりもするだろう。
少なくとも、
「文句を言いながら無理やり使い続ける」
なんてするよりも、はるかに効果的だし、
「なぜこんな故障をしたのだろう？」
と追及するよりも、とにかく直ればいいだろう。
それなら。
私たち人間も、それでいいと思うんだよね。
自分の本来の力が出ない時がある。
なぜか、大切な人とのコミュニケーションが
うまくいかない時もある。
風邪を引くこともあるし、
なんか全てがバカバカしくなることもある。
そんな時に、
「なぜ、こんな風になっちゃったんだろう？」
なんて、原因を追究するように
自分の中で犯人を捜したりしないでいい。
「がんばらなくちゃ！」
と、無理に自分を酷使し続けたら、
風邪も、心も、人間関係も、こじらせちゃうよ？
だから。
そんな時は、一歩だけ立ち止まって、
自分の中の
「故障かな？と思ったら」
ページを開いてみればいい。
そこには、
「寝不足ではありませんか？」とか、
「ストレスがたまっていませんか？」とか、
「なにコレ？バカにしてる？」
みたいなことも書いてあるけれど、
役に立つこともある。
あなたの「再起動スイッチ」を押して、
しばらく様子を見たら、直っていることもある。
原因？わからない。
でも、いいじゃない？直ったのなら。
それでも直らないのであれば、
他の人にアドバイスを求めてもいい。
最終的には、お医者さんという
「修理」に頼ることもあるだろうけれど、それでもいい。
そうそう。
無理に自分を使い続けること。
原因をつきとめようとすること。
そんなん、後回しでかまわない。
もちろん、何回も同じ症状が出て困るようなら
原因を解消する方がいいだろうけれど、
それだって、自分を責めなくていい。
さてさて。
故障かな？と思ったら。
あなた心の中にある、そのページには
どんなことが書いてありますか？
あたりまえの事でも、役に立つかもしれないよ。
ではでは。