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カオスを許容しようぜ?

世の中は祝日なので、
しょーもない話(?)を。
 
 
最近、なにかあると
 
 
「モラル違反だ!」
 
「みんな平等に!」
 
  
みたいに騒がれちゃったりするじゃない?
 
 
なんかネズミーランドの『カリブの海賊』では、
海賊が女性を売買するシーンが削除されたらしいし、
 
小学校の徒競走では、
全員が手をつないでゴールをしたりする
学校もあるらしい。
 
 
あまりに残酷なものとかは、
その描写を現代に沿わせるのはいいかな、
とは思う。
 
 
けど、
 
行き過ぎた
 
 
「モラル重視」
 
「平等重視」
 
 
は、世の中を味気ないものにすると思うんだよね。
 
 
 
「時代として、こう」
 
「風俗として、こう」
 
という意味において、
カリブの海賊は野蛮なこともしただろうし、
 
 
徒競走で全員同じゴールなら、
体育が得意な子がかわいそうで、
それなら国語とか算数とかも全部
全員100点にするんかいっ!?
 
なんて思う。
 
 
 
このまま「モラル・平等重視」が
行き過ぎたら、味気ないぜきっと?
 
 
ウサギとカメなんて、
 
「カメが寝ているウサギさんを起こして
 仲良くゴールしました」
 
 
ってなるし、桃太郎は
 
「鬼が島に行き、鬼と話し合いの結果
 みんなで仲良く暮らしました」
 
 
一寸法師は、
 
「鬼とは仲良くなりましたし、
 打ち出の小づちは痛そうなので
 なんか羽っぽいもので撫でたら大きくなりました」
 
 
こぶとりじいさんは、
 
「正直じいさんも意地悪じいさんも
 平等にお宝ゲットだぜ!
 てか、はじめからこぶなんてなかったんじゃね?」
 
 
白雪姫は、
 
「世界で一番うつくしいのはだぁれ?」
「みんなちがって、みんないいんだよニッコリ」
 
 
浦島太郎は、
 
「あれ?カメと少年たち仲良くね?
 助ける出番、なくね?」
 
「開けるなよ開けるなよ!って、
 乙姫様、ダ〇ョウ倶楽部の先祖?開けないよ」
 
 
金太郎は、
 
「とりあえず、まさかり ふりまわしとくか。
 あれ?俺だけ物語変わってなくね?
 みんな、俺の物語、くわしく知らなくね?」
 
 
となる。
 
 
 
物語が、時代によって変遷していくのは
良くないこと、とは言わない。
 
 
でも、あまりに「アク」を取りすぎると
それは、つまらないものになる。
 
 
まるで、最高にカッコいい映画音楽が
スーパーで流れている
かる~いBGMになってしまうように。
 
 
 
そして、
 
物語や規制が「モラルと平等」に進めば進むほど
現実の背後には、より厳しい格差が
手ぐすね引いて待ち受けていたりもする。
 
 
声高に「モラルと平等」を言う役割の人も
いていいのだろうけれど、
 
その秩序からは、
クリエイティブは生まれにくくなる。
 
 
 
カオスの中にアートはあるので、
あまりそんなカオティックな人も
許容してくれる世の中になると面白いな、
なんて思う。
 
 
 
世の中は、いろいろあるから面白い。
 
 
素敵な、夏の日のカオスをお楽しみくださいませm(_ _)m
 
 
 
 
ではでは。
 

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