スポンサーリンク

未来のあなたは、どんな人?

あなたは「未来の自分」について
どんなイメージを持っているだろう?
 
 
遠い先の未来でもいいし、
1週間後くらいの未来でもいい。
 
 
あなた自身が、どんな人間になっているという
イメージがあるだろう?
 
 
あなたがどんなイメージをしているかによって、
現実世界に現れるあなたに変わるに違いない。
 
 
 
もし、 
 
 
「そりゃ、今より素晴らしい私に
 なっているに決まっている!」
 
「今よりも、意志も強くて、健康で、
 人気もあって、お金もありますよ」
 
 
なんて思っているのだとしたら、
ちゃんと自分を疑う目も持った方が良いと思う。
 
 
 
 
最近読んだ本の中で、
 
「普通の人は、未来の自分を過信する」
 
という内容のものがあった。
 
 
 
ちょっと遠回りになるけれど、
実例を紹介してみよう。 
 
 
 
ある時、マクドナルドのメニューに
サラダなどのヘルシーな品物を加えたんだって。
 
 
すると、そのとたんに、なぜか
「ビッグマック」の売り上げが驚異的に伸びたんだそうだ。
 
 
 
理由を突き止めるために、ニューヨーク市立大学バルーク校の
マーケティング研究者たちは、とある実験をした。
 
 
 
 
模擬店舗を作り、2種類のメニュー表を用意した。
 
 
メニューAには、フライドポテトやチキンナゲット、
ハンバーガーなど、ふつうのファーストフードが載っている。
 
 
メニューBには、上記に加えて、
ヘルシーなサラダを載せた。
 
 
 
そして、模擬店舗に来る人の半数にはメニューAを見せ、
残りの半数にはメニューBを見せたところ、
 
サラダが載っているメニューBを見た人の方が
最も太りそうな食べ物を選ぶ確率が高かったそうだ。
 
 
 
 
 
つまり、サラダの写真を見ただけで
 
「サラダも選べる」
 
と、ヘルシーな行動をした気分になってしまい、
実際には最も太りそうなメニューを選んでしまう。
 
という現象が起こるそうなのだ。
 
(そういや、今のマクドナルドには必ずサラダがあるなぁ)
 
 
 
 
 
この心理作用は、
 
「明日の私は、もっと意志の強い人間になっているだろうから
 今は、安易な方をチョイスしよう」
 
という思いから、実際の行動を選んでしまうらしい。
 
 
 
 
 
 
「未来の自分は素晴らしい」
 
「明日の私は、今日よりステキ」
 
「今は出来ないけれど、もう少し経てば
 出来るようになるさ」
 
 
という前向きな気持ちは、持っていてもいいと思う。
 
 
 
ただ一方で、未来の自分に期待を持ちすぎると、
とんでもない状態を招いてしまうこともある。
 
 
 
昔、高度成長経済の時に
 
「将来の人類は、今の我々よりも理性的で、
 聡明であるに違いない」
 
「だから、公害問題や、経済発展の裏にある問題などは
 将来の人類に任せて、我々は今を楽しもう」
 
と演説したお偉いさんもいた。
(名前は伏せておくけれど)
 
 
 
結果として、どんな人類になっているかは
あなたも知っての通りだ。
 
 

 
人類とかに目を向けるまでもなく、
あなたもこう思ったことは、ない?
 
 
「ああー、昔は、この年齢になったら、
 もっとしっかりした大人になっていると思ってたけど、
 実際の中身は、あんまり変わらないなー」
 
 
なんて。
 
 
 
 
 
なので、
 
 
自分の明るい未来を思い描くのと同時に、
 
 
「将来の自分に、過度な期待は持たない」
 
「今を生きる」
 
 
ということも、念頭に置いた方がいいと思うんだよね。
 
 
 
 
 
それは、ほんのささいなことからでも良いと思う。。
 
 
「明日になっても、どうせ私の事だからやらない。
 今のうちに片付けておこう」
 
とか、
 
「今は“絶対忘れない”と思っているけれど、
 明日の私なんて、過信しちゃだめ。
 メモをとっておこう」
 
とか、
 
「いつかやる、と思っていても
 今までやっていなかったんだから、
 ちょっとでも今日はじめよう」
 
とか。
 
 
 
 
未来の自分に期待を持ちつつも、
過信せず、未来の自分の負担を軽くするためにも
今日を生きる。
 
 
 
そんな人が、本当に思い描いている
素敵な自分を手にすることが出来るのかもしれないね。
 
 
 
なーんて偉そうに言っている私自身が一番
将来の自分に、大きな負債を背負わせている気がするので、
 
今の自分の身の丈に合ったことを
コツコツ頑張っていこうと思います。
 
 
とりあえず・・・小銭を寄付でもしようっと(笑)
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク