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悩みと握手する方法。

おかげさまで、最近も色々な人が
相談をしに来てくれるんだけれど、
その相談中に、
 
「イグゼロさんみたいに色々見通せると、
 悩みなんてないでしょ?」
 
と言われた。
 
 
言った人と私は、相当仲が良いので、
さわやかな笑顔で、こう切り返した。
 
 
「んなワケあるかいっ!」
 
 
 
あのね、悩んだりコンプレックスがなかったら、
こんなにたくさんのコンテンツを生み出さないし、
自己啓発業界になんて、おらへんで?
 
自己啓発業界なんて、
ミスタートラウマや、傷心子ちゃん
ばっかりやで??
 
 
 
前にも書いたことがあるけれど、
 
「ああーー、なんでうまくいかんのやーっ!」
 
っていう悩みとコンプレックスから
良質のコンテンツは生まれるんだから。
 
 
言うなれば私は
 
「悩みのデパート」
 
であり、
 
「キング・オブ・ナヤミスト」
 
である。
 
 
 
 
しかし、長年
 
「プロのナヤマー」
 
をやっていると、悩みとの付き合い方も
だんだんと分かってくるわけで。
 
 
今回は、ちょっとそれをまとめてみようと思う。
 
 
 
 
さてさて。
 
話の前に、まずあなたにひとつ質問。
 
 
ちょうど一年前の今日、
あなたは何について悩んでいた?
 
 
ピッタリ日付が同じじゃなくてもいい。
 
でも、だいたい1年前に悩んでいたことを、
リアルに、その時と同じ感情を抱きながら
思い出してみて欲しいんだけれど?
 
 
 
・・・どう?できた?
 
 
もちろん、即答で
 
「はい!この悩みでした!」
 
「ぐおおぉー!あの頃の感情との
 シンクロ率が、400%を超えました!」
 
と言える人もいるかもしれないけれど、
ほとんどの人は、けっこうあいまいなんじゃないかな?
 
 
たとえ悩みのテーマは思い出せたとしても
その時の感情を、1ミリもずれることなく感じられる人は
ほとんどいないんじゃないかな、と思う。
 
 
 
そうなんだよね。
 
 
 
悩みって、生もの。
 
 
 
悩みの渦中にいる時は、
 
「あーっ!もうこのまま
 こんな苦しいことが続くのか。。。」
 
とか、
 
「この想いを手放せる時は
 おそらく一生来ないだろう」
 
みたいに思ってしまいがち。
 
 
だけど、いつの間にか
砂に書いた文字が波にかき消されるように
しだいに淡いものになってゆく。
 
 
 
おそらくあなたもそれを経験しているだろうし、
私も経験をしているから、
 
どんなに身を焼くような悩みがあったとしても、
 
「大丈夫大丈夫。
 一年後には、今悩んでいることそのものも、
 私の感情も、おさまっているだろう」
 
と思うようにしている。
 
(もちろん、
 「そうは言っても、つらいんじゃー!」
 とも思っちゃうんだけどね(笑))
 
 
 
 
そして、
 
「いや、1年前も、その前も、
 ずっと同じ事で悩んでいます」
 
というテーマに関しては、
 
 
「それは、もう悩みじゃなくて
 課題というか、根本治療すべきテーマだよね?」
 
 
なんて風に思う。
 
 
 
家族やパートナーとのこととか、
 
仕事に付随して起こることとか、
 
特定の人との人間関係についてとか、
 
所属コミュニティについてなんかは、
 
 
長い時間の悩みになったりもする。
 
 
それは、もう「課題」ということで
しっかり腰を据えて取り組まないといけない
ってなこともあるように思う。
 
 
で、
 
軽い悩みも、そういった大きな課題も
基本的に解決する方法は、二つしかない。
 
 
その二つとは、
 
 
「その問題そのものを、手放す」
 
か、
 
「その問題が大したことじゃなく感じるくらい
 自分が大きな人間になる」
 
 
ってことしかない。
 
 
 
全人類が、同じテーマで、
同じくらいの感情をこめて悩んでいることなんて、ない。
 
環境問題だって、人口爆発問題だって、紛争だって、
年金問題だって、経済問題だって、恋愛だって、
家族関係だって、近所の掃除当番だって、
 
全人類が、同じ深刻さを抱えて考えている問題は
ひとつとして存在しない。
 
 
ってことは、キツいようだけれど
 
「その悩み、あなたが好んで悩んでいるんだよね?」
 
「その悩みをチョイスしているのは、あなただよね?」
 
って話になる。
 
 
私たちは、環境問題や人口爆発問題や、
飢餓の問題をさしおいて、
誰かに言われた悪口を悩んだりする。
 
 
もちろん、それでいい。
 
そうじゃなきゃ、人間じゃない。
 
 
 
でも、
 
「あー、この悩みを、あえてチョイスしているんだな」
 
なんて思えると、ちょっとは
ふわりと心が軽くなる。
 
 
あなたが悩んでいるということは、
あなたにとって大切な事だし、
 
「私がやらねば、誰がやる!?」
 
という問題であったりもするだろう。
 
 
だから、その悩みに関しては、任せた!
 
私は、別の悩みで、大いに悩むわ!(笑)
 
 
 
  
その悩みを抱えることを選んだ自分。
 
なので、抱えることをやめるのも自由だ。
 
 
他の人が何と言おうと、
抱えるのをやめるという自由はある。
 
 
とやかく言う人との関係は変わるかもしれないけれど、
 
「抱えるのをやめる」
 
という自由があることだけは、
覚えておいていいよね。
 
 
「悩まないでいい自由があるんだけれど
 あなたのために抱えておいてあげる☆
 
 ああ、私ったら、なんて慈愛に充ち溢れているのー!」
 
 
と陶酔しちゃってもいいよYOU(笑)
 
 
 
 
あと。
 
 
もう一つは、自分がそれ以上の人間になる事だ。
 
今悩んでいるということは、
 
「解決できそうで、できない」
 
からである。
 
 
あなたのところにも、私のところにも
人口爆発問題や、環境問題の抜本的解決を
強要するシチュエーションは、やってこない。
 
 
自分にジャストフィットした
 
「手のひらサイズの不幸」
 
しか、私たちのもとには来ない。
 
 
だったら、自分が成長すれば
 
 
「あー、あんなことで悩んでいたなんて
 私もヤングだったなー」
 
「昔の私に、あえて言おう。
 “坊やだからさ”と」
 
 
なんて思える日がくるに違いない。
 
(まぁ、そうなったらなったで
 別の「手のひらサイズの不幸」が
 やってくるんだろうけれどね(笑))
 
  
 
さてさて。
 
 
「1年経ったら、この悩みを
 ここまでリアルに思い出さない日になっている」
 
「この問題を悩むと決めたのは自分で、
 抱えるのをやめるのは、自由」
 
「この問題が大したことなくなるくらい
 成長しちゃえばいいんじゃね?」
 
 
 
もちろん、悩みは、つらい。
 
ささいなひと言が、その日の気分を
最悪にしたりもするだろう。
 
 
でも、その悩みが誰かの役に立つ時もあるだろうし、
なにより、その悩みで、将来一番助けられるのは
ほかならぬ本人かもしれない。
 
 
キング・オブ・ナヤミストの私としたら
あなたの胸を少しでも軽くできればいいな、と思う。
 
 
悩みが晴れたら、いつか
 
「昔は、こんな事で悩んでいてさー」
 
「あー!同じような経験、あるある!」
 
って、おしゃべりしようぜ!
 
 
 
あ、ちなみにこう言った「悩み」系の話を書くと
 
「イグゼロさん、なんか悩んでいるんですか?」
 
と心配してくれる人が出て来てくれるんだけれど
今の私は全然大丈夫です。
 
 
ホントに私が悩んでいる時は、
どちらかいうと明るいテーマを書くわ(笑)
 
 
いつもありがとう。
 
 
ではでは。
 

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