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お気に入り牢獄。

「イグさんて、ヒマですよね。
 メールの返信とか、めっちゃ早いですもん」
 
と、たまに人に突っ込まれるのだが、
別にヒマというわけではない(はず)。
 
 
基本、ふだんやっているのが
ライティングと株式のトレーディングなので
ずっとインターネットがつながっている仕事場なのだ。
 
そして、ふとライティングの手を休めて
メッセージやフェイスブックを見るので
光のはやさで返信しているだけにすぎない(←いいわけ)
 
 
携帯も常に近くにあるので、すぐに返信しがちだが、
 
「これ、すぐさま返信したら
 絶対にエサを待っていたワンちゃんみたいに
 がっついていると思われるわ」
 
と、変な気を遣って、しばらく待つことすらある。
 
みんなは、ないのかそういうこと?
 
 
 
 
、、、まぁ、今回の話の本筋は、そこではない。
 
インターネットの話だ。
 
 
 
ネットって、ホント便利だよね。
 
昔までは、図書館とかに行かないと調べられなかったことや
一部の知識のある人しか知らなかったようなことを
瞬時に知ることができる。
 
 
また、発信に関しても、
好きなだけ発信をして、新しいご縁を作ることもできる。
 
もちろん、他にも様々な利便性を私たちに
届けてくれているんだろう。
 
 
 
そんな中、自分がよく見たり、使ったりするページを
ブラウザに保存している人も多いと思う。
 
「お気に入り」とか「ブックマーク」と
呼ばれている機能ね。
 
 
 
日々閲覧するページに、すぐさまジャンプできるので
ものすごく便利なんだけれど、
最近、私自身が「お気に入り」に
登録されているページばかりをみていて
 
 
「なんか、ネットも、おもろないなぁ」
 
「あまり、代り映えがしないなぁ」
 
 
なんて思いが、ふと頭をよぎってしまった。
 
 
 
おいおい!!
 
 
ヘイ!ユー!
 
じゃなかった、ヘイ!ミー!
 
 
インターネットノセカイハ
モット ヒロイノデース!!!!
 
 
 
 
 
そう。
 
 
自分で「お気に入り」に登録しておいて、
自分で枠を作っているのに、
 
 
「フフン、なんかインターネットも狭いね」
 
 
なんて揶揄するのは、お門違いもはなはだしい。
 
 
狭いね、って、狭くしているの、自分ですやん。
 
検索すれば、それこそ数十倍、数万倍、数億倍の
世界が、そこには待っている。
 
 
自分自身で、お気に入りという牢獄を築いておいて、
「出せー!」と言っているようなものだよね。
 
 
 
で。
 
 
これまた、当てはまるのはきっと、
インターネットだけの世界では、ないはず。
 
現実の世界なんて、さらに多くの可能性も秘めているのに、
自分で牢獄を築いているようなことだって、あるはず。
 
 
余暇にやること。
 
友だち関係。人間関係。
 
仕事。家庭。
 
 
現実世界だって、アプローチも無限大だし、
自分がいる場所を変えることすらできる。
 
 
でも、なぜか慣れ親しんだ日常という
「お気に入り」に、どっぷりと浸かりながら
 
 
「なんか、最近、刺激がないなぁ」
 
 
とか、
 
 
「ホント、人間関係つかれちゃう」
 
 
とか、
 
 
「もう一生、こんな毎日なのかな?」
 
 
なんて愚痴を言ってしまう。
 
 
 
 
いやね、わかるよ。
 
 
愚痴を言っちゃダメ、なんてことは言ってない。 
 
辛い時は、バンバン愚痴を言おう!
もう、のどが枯れるほど愚痴ろう!
わが生涯を、この愚痴にかける!
  
みたいな時もあっていいと思う。
 
 
 
ただね。
 
 
日常という名の牢獄、
実は、鍵は開いているんだ。
 
しかも、その日常という名の牢獄を築いたのは、
他ならぬ自分自身なんだ。
 
 
他の誰かが築いた部分もあるかもしれない。
 
でも、その牢獄から
 
「出ない」
 
と決めているのは、自分だったりするんだ。
 
 
 
なので。
 
 
たまには日常から抜け出てみて、
別の世界を知ってみるのもいいかも。
 
 
それは、そんなに難しいことじゃない。
 
 
マンションに住んでいる人だったら、
いつもは出入り口のある1階と
自分の住んでいる階のボタンしか押さない
エレベーターの、別の階のボタンを押して
降りてみるくらいでも、気持ちは変わるかもしれない。
 
 
いつもとは違う道を歩いてみても、
 
いつもとは違う駅を降りてみても、
 
いつもは行かないお店に行ってみても、
 
いつもは手に取らない本を取ってみても、
 
いつもは話さない人にあいさつをするのでも、
 
 
もう、なんでもいい。
 
 
 
その行為だけでは、大きな変化はなかったとしても、
 
「日常は、すぐ変えることができる」
 
という経験は、あなたに新鮮な空気を
贈ってくれることになるだろう。
 
 
そして、その後、自分の日常をまた見てみれば、
別の見え方、別のアプローチがもたらされるかもしれない。
 
 
 
 
「お気に入り」の牢獄から、出てみよう。
 
 
ネットでも、現実でも、
まったく違う世界の色を感じられるだろうから。
 
 
ではでは。

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