自己成長のための学びにも、いろんなジャンルとか
流行り廃りがあるよね?
「成功ノウハウ」
「これを知ると、うまくいく」
「未来の目標に日付を!」
みたいのが流行る時もあるし、
「今、ここが大切」
みたいのがもてはやされる時もある。
「過去からの執着を手放してゆきましょう」
というのもある。
また、
「自分の基準を高くして生きて行こう!」
という熱いメッセージもあれば、
「今のまんまで、ええんやで」
的なメッセージもある。
それぞれ必要な人や、必要なタイミングがあって、
それぞれの人が
「これが、私には合っている!」
と選択をすればいい話なので、
「正しい、間違っている」
「効果がある、ない」
という議論自体が、無意味だろう。
その上で、
「あれ?それはちょっともったいないかも?」
と思う捉え方もあるような気がする。
その代表的なひとつは、
「執着を手放そう」
系のやつ。
「今、執着しているものを手放すと、
気持ちも楽になるし、新しいものが入ってくるよ」
「手放すと、いろいろなものが入ってくるよ」
という教えに対して
「そうか!
じゃあ、手放そう!」
とするのは素晴らしい。
そして、実際に手放すと
素敵なギフトが舞い降りることはたしかだ。
ただし、それには条件みたいなものがあるように思う。
その条件というのは、
「手放した後、そこにスペースがあること」
という条件。
どういうことか?というと。
どうしてなのかは分からないけれど、
万物は、真空を嫌う、
という法則があるみたいで、
空間にしても、時間にしても、気持ちにしても
まったくなにもなくなってしまうと、
新しい何かがそこに入ってくるようだ。
空間が広がり、そこが真空になると、新しい風が吹き込む。
まったく何もない時間があると、新しい時間の使い方が舞い込む。
執着を手放した気持ちになると、新しい体験がもたらされる。
。。。んだけれど、
当たり前の話なんだけれど、
手放した瞬間とか、手放す前から
次に「何か」を入れてしまうと、新しいものは
もたらされない。
空間をかたづけたとしても、
すぐに何か別のものを置いてしまえば
新しい風は舞い込むことは難しい。
「なにもしない時間」と言いつつ、
ネットサーフィンをしていたのであれば、
新しい時間の使い方が舞い込む隙はない。
そして。
一番、むずかしいなぁ、と思うのが。
「執着を手放せばいいんだよね!」
「執着を手放せば、いいことが舞い込んでくるんだよね!」
と、はじめから「なにかいいこと」が
舞い込むことを期待して手放しをしても、
なかなか新しい事はもたらされることがない。
なぜならば、
今の執着のかわりに、すぐに「期待」を
スキマなく、ぴっしり敷き詰めてしまっているから。
せっかく「間」をあけたつもりが、
見返りを期待する気持ちを敷き詰めてしまうせいで
結果、いつまで経っても期待しているだけ、
という状況が生まれてしまうという(笑)
非常に難しいんだけれど、
「実行して、期待せず」
「手放して、期待せず」
という心理状態にならないと、
「間」というものは、もたらされないのかもしれないよね。
まぁ、
そんなことを言っている私自身が、
めっちゃ期待して
「いつ、いろいろ来るんじゃぁ!!!?」
と思っちゃっているんだけれどね(笑)
自然体で、
阿呆が寝てまんねん、、、、もとい、
果報は寝て待て、を実践したいと思いますわ。
ではでは。