世の中には頭のいい人が多いもので、
「え!?それって宣伝活動だったの?」
と、舌を巻くような事例がある。
まぁ、知っている人からすれば
「そんなの、今さら?」
といった話かもしれないけれど、
個人的にはびっくりしたPR活動が、いろいろある。
たとえば、12月に清水寺で書かれる
「今年の漢字」
ってあるじゃない?
あれって、日本漢字能力検定協会のキャンペーンなのね。
今年の漢字を見て、すぐに
「お!私も漢字検定でも受けてみるか!」
と、すぐにはならないかもしれないけれど、
あらためて漢字に触れるという意味では
素晴らしいPRだなー、なんて思う。
また、
ある意味、日本一大切に扱われていて、
みんながたくさん持っていたいプロマイドとなった
福澤諭吉先生。
その福澤諭吉先生が書いた
『学問のすゝめ』
は、実は慶応義塾大学に入ってもらうための
セールスレターなんだよ、という説もある。
他にも、ロバートキヨサキさんの
『金持ち父さん貧乏父さん』
は、氏が開発した「キャッシュフローゲーム」を
売るために書かれた著書だったりと、
「なんてエレガントな宣伝活動なんでしょう!」
と驚愕する事例は、ホント多い。
で。
今さらながらに思うんだけれど、
うまいPRって、
「PRするもの以前に、
PRそのものに興味性がある」
って感じだよね。
ヒットするテレビCMなんかも、
CMそのものが面白かったりするし、
「ホント、興味性って大事だなぁ」
なんて、あらためて実感する。
ただ、
「興味性はあるけれど、
PRしたいもの、そのものへの購買などには
つながっていない」
みたいになると、
「ああ、あの人、面白い人なんだけど、
お付き合いするのは、ちょっとねー」
「いい人なんだけど、男性としては、ねー」
みたいな現象になってしまうから、その辺の
さじ加減は、難しいよね。
(※私の実体験ではありません。たぶん。笑)
そして。
これって、日常的な話にも
けっこう応用が効くのかもしれないな、なんて思う。
自分が
「誰かに、こうしてほしい」
という目的があったとしたら、
そのお誘い自体を興味性のあるものにしてみる。
面白い
「ちょっとゴミ捨ててきて」
とか、
ワクワクするような
「コピーとってきて」
とか、
もう、二度見しちゃうような
「デートのお誘い」
とか?(笑)
やりすぎると本末転倒になるだろうけれど、
日常生活のちょっとしたスパイスに、
「興味性のあるお誘い」
ってのを考えてみても面白いかもね。
、、、さて。
そんなこと言うと、
今度、私が誰かに何かを頼んだりする時に
ハードルが上がるなぁ(笑)
ではでは。