不幸はヤ●ザで、
幸福は貴婦人である。
毎日を過ごしていると、
「イヤなことばっかり起こるなぁ」
「ほうら、やっぱり予想通りアンラッキーだわー」
「なんでこんなことが起きるの?」
みたいな時って、あると思う。
逆に、
「最近は、すべてがスムーズに進んでいるなぁ」
「ラッキーなことが続いているなぁ」
「トントン拍子だわー」
なんていう時もあるだろう。
まぁ、その好調不調を
完全にコントロールすることは出来ないんだけれど、
ちょっと気をつけると、多少は気分よくいられそうだな、
と思うんだよね。
その「気をつけるポイント」というのを、
道を歩いている時に、ふと思いついたので
シェアしたいと思う。
さてさて。
たとえば。
あなたが道を歩いている時に、
派手なカラーシャツを着て、
幅の広いズボンをはいて、
ヘアースタイルはパンチパーマ、
サングラスをかけて
大股で、肩で風を切るように歩いている、
見るからに怖そうなお兄さんがいたら、
どうするだろう?
たぶん、目を合わせないように
「ソソソッ」
と、目立たないように
近寄らないように歩き去ると思うんだよね。
よほどの人じゃない限り、
「うわー、ヤ●ザさんみたい」
なんて思いながら、じっと見たりはしないと思う。
そんな風に注目してしまったら、
「オラ!ナニ見とるんじゃワレぇ!!!」
と、インネンをつけられたら、
たまったもんじゃないからね。
でも。
なぜか自分の「不幸」に関しては、
あえてインネンをつけられようとしている人も
多いように思える。
あなたが不幸になる要因を、
怖いお兄さんとか、ヤ●ザだと思ってみてほしい。
別に見なくてもいいのに、つい
「もし、こんなことが起こったらどうしよう?」
とか、
「これが私の不幸のもとなんだ」
とか、
「このことを考えると、ムカムカする」
なんていう風に、あえてフォーカスしたり
していないだろうか?
たしかに、不幸要因は、目立つ。
存在感たっぷりだ。
道を歩くヤ●ザさんと同じくらい、目立つ。
でも、
不幸要因にフォーカスしはじめると、
「オゥオゥオゥ!ナニ見とるんじゃ、アアン?」
と、不幸の方から近づいてきてしまう。
そんな気がするんだよね。
だから。
あなたが不幸になる要因は、
どんなに目立っていても、気になっていても、
あんまり視線を合わせずに、
「ソソソッ」
と、離れた方が、良い事が多いように思うんだけれど
あなたはどう思うだろう?
「不幸は、目を合わせると
近づいてきて、あなたにちょっかいを出す」
覚えておいて、お互い気をつけたいよね。
そして。
幸福に関しては、これまたやっかいだ。
幸福は、見ているだけでは、
向こうからは近づいて来ないことが多い。
また、ガツガツ求めたからって、
手に入るというものでも、なかったりする。
そういう意味では、
幸福は貴婦人みたいな気がする。
道を歩いている時に、
本当に上品なご婦人がいたとして
「うわー、すてきだなー」
と思って見ていたとしても、
気味悪がられて避けられてしまう。
だからと言って
こちらからガッツクように話しかけても、
これまた怖がられるだけだ。
きちんと、自分の在り方や
「心の身だしなみ」を整えて
相手に警戒心を与えないようにエレガントに接する。
そうすると、はじめて幸福は
オープンに、親切になってくれるように思うんだよね。
さて。
道ゆく人にたとえると、
普通みんながやっていることになる。
ヤ●ザさんからは目をそむけ、
貴婦人には、丁寧に接する。
でも、いざ自分の「不幸」〔幸福」になると、
つい、逆のことをやってしまいがちだよね。
ヤ●ザさんに注目の視線を浴びせて、
貴婦人は無視するか、ガツガツ接する。
それじゃあ、たぶんトラブルの多い人生になっちゃうなぁ、
と感じた今日この頃。
不幸要因と幸福要因との付き合い方も、
お互いに、気をつけていきたいものだよね。
ではでは。