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マトリックス思考法。

なんだかよくわからないけれど、
日々生きているだけで、いろんな事が起きるよね。
 
 
その中で、
 
「ああ、この件、どうすればいいんだろう?」
 
「Aにするか、Bにするか、迷うなぁ」
 
みたいなシチュエーションって、
けっこう多いと思う。
 
 
私自身もそんな迷いとか悩みとかは多いし、
私のところに相談しに来てくれる人も
迷っているからこそ相談しにくるわけだ。
 
 
で、
 
 
もちろん、
 
「これさえあれば、どんな悩みも解決!」
 
みたいな万能アイテムはないんだけれど、
 
「こうやって考えると、整理できるよね」
 
という「思考法」「考えをまとめるための道具」ってのは
あるので、今回はそれをシェアしたいと思う。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
その思考法とは、最初に書いた通り
 
 
「マトリックス思考法」
 
 
とでも呼べるものなんだけれど、別に
 
「身体をのけぞらせて、弾丸をよけてみよう!」
 
とか、
 
「とりあえず黒い服とサングラスをつけて
 空中戦をやってみれば?」
 
みたいな思考法では、ない(笑)
 
 
 
そうではなくて。
 
 
悩んでいるテーマの主軸となるものを2つ選び、
その2つの軸で起こり得る「4つの未来」を
思い浮かべてみるところから始める。
 
 
たとえば、
 
「会社をやめて起業したいけど、生活費大丈夫?」
  
みたいな時は、
 
 
「会社をやめる/やめない」という軸と
 
「生活に困る/バッチリ大丈夫」という軸を持つ。
 
 
 
で、それを自分がハッピーな順番に並べてみるわけだ。
 
 
今回の例のケースだと、
 
第1位のハッピーは
 
「会社をやめて、生活はバッチリ大丈夫」
 
だろうし、第4位のワースト状態は
 
「会社を辞めてないのに、なぜか生活に困る」
 
だろう。
 
 
たいていは、マトリックス化した時には
第1位と第4位は確定しているから、放っておいていい。
 
 
迷うのは、
 
「会社をやめて、生活に困る」のと、
「会社辞めないで、生活は大丈夫」なの、
どっちがいいの?
 
というトコロ。
 
 
その第2位と第3位が分かったところで、
それぞれのメリットとデメリットを羅列してみる。
 
 
そのメリットとデメリットの羅列の時には、
なるべく
 
「短期的なメリットデメリット」と
「長期的なメリットデメリット」も書き、
 
「自分からみたメリットデメリット」と、
「自分以外の関係者からみたメリットデメリット」も
書いてみると、全貌がわかりやすいかもしれない。
 
 
そして、なるべく視野を広げられるように
できれば、今回の件に直接関係が薄い、
第三者の意見も複数人、聴いてみると効果が高いだろう。
 
 
 
そして。
 
 
全部を俯瞰してみたあとで、自分自身に問いただしてみる。
 
 
「これだけ迷うってことは、
 100%完全に満足するなんてことは、ない。
 
 でも、その中でベストのチョイスをするために
 これだけ努力してみたんだ。
 
 さて、どちらを選べば、
 私はその選択を誰のせいにするのでもなく、
 納得できるだろう?」
 
 
ってね。
 
 
 
これは意見が分かれるかもしれないけれど、個人的には
「損得」を中心に考えて決断したことは
あとで後悔することが多い。
 
 
「損得」で考えて、結果として
得をしたとか、損をしなかったとかでも、
 
「ああ、よかったな」
 
くらいだし、期待していたのに結果として
得しなかったとか、かえって損をしただと
 
「なんでじゃーーーーっ????
 わたしの青春をかえしてーーーっ!!!!」
 
と、海よりも深く後悔することになる。
 
自己肯定感も、うまくいってもいかなくても
上がることは少ないし、下がることの方が多い。
 
 
 
だから、一生懸命考えたあと(←これ重要)、
 
「損得」ではなく「納得」
 
で決めることが良いと思うんだよね。
 
 
 
損得じゃなくて、納得で決断した場合は、
 
ものごとがうまくいった場合は
 
 
「ああ~、本当にこっちにしてよかった~」
 
 
という幸せ度が極めて高いし、
自己肯定感も高まる。
 
 
もしうまくいかなくても
 
 
「あら~残念~。
 でもまぁ、自分で決めた事だから、仕方ない」
 
 
と、損得で決めた時よりはダメージが少なく
いさぎよく諦めることが出来ると思う。
 
自己肯定感も、うまくいかなかったのに上がるという
不思議な現象も体験するかもしれない。
 
 
 
さてさて。
  
 
 
「損得より、納得」
 
 
思考法に従って熟慮を重ねた後は、
もう決めるしかない。
 
 
そんな時に、今回の記事が役に立てば幸いです。
 
 
あなた自身が、納得のできる毎日を送れることを
心から願って。
 
 
ではでは。
 
 

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