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処方箋は、百人百色。

「イグさん、今こういう相談を受けていて。。。」
 
「こういう悩みの時、どう答えればいいんですか?」
 
みたいに、「相談ごとの相談」を受けることがある。
 
 
そんな時、はじめにお伝えするのは、
 
 
「時と場合とその人。
 それにあなたと相手との関係性による」
 
 
ということ。
 
 
まったく同じような内容の相談であったとしても
AさんとBさんの前提条件が違えば、
まるで違った助言になる。
 
 
「サンタクロースはいるの?」
 
という質問に対して、
小さな子に答えるのと、
少年少女に答えるのと
中高生に答えるのと、
大人に答えるのは全然違う。
 
また、年齢だけでなく
シチュエーションによっても、
その人個人によっても、
全然違う答えになるし、
 
そもそも「YESかNO」だけでもなく、
その他の答えも、あるいは無言が正解ですらある。
 
 
 
なので、
 
「イグさん、この前と言っていること違うやん!」
 
と言われても、
 
「それは、当たり前体操なんだよ」
 
としか言いようがない。
 
 
 
だってさ。
 
 
「これこそ最高にいい!」
 
と、相手と相手の状況を見ずに
自分の考えだけで助言すると、それは駅前で
 
 
「ワタシノカミサマ、イイヨ!」 
 
 
と、必要ない人にまで勧めている勧誘員と
同様になってしまうやん。
 
(いや、必要な人に届けるのは良いと思うよ)
 
 
 
また、どんなにその人のことを思っていたとしても
相手との関係性によって、言葉の届き方は変わってくる。
 
 
「お前、バカだなぁ」
 
 
というのが最高に気持ちいい
相手への承認になることだってあるし、
 
 
「愛してる」
 
 
という言葉が、もう通報レベルでキモい時もある。
 
 
 
 
言葉。特に相手への助言の言葉は薬に近い。
 
 
相手の
症状、必要としているもの、得たい結果。
 
 
そして相手の
心の体力、性格、問題への理解度。
 
 
 
そんな様々なものを勘案して
 
「処方箋」
 
を出さないと意味がない。
 
 
意味がないどころか、その薬は猛毒になる。
 
 
 
なので、相手のことを思うのであれば
 
「問診」
 
つまり、相手の話を心で全力で聴くことを飛ばしては
何もできないように思う。
 
 
 
なので、
 
「相談ごとの相談」
 
は、相手が見えていない上に
私へ相談者してきた人が相手に伝えるということを加味して
考えないといけないから、やっぱり難しいよね。
 
  
そういう時は、できるかぎり慎重に慎重に
問診したいと思います。
 
 
全力では向き合おうとは思っているけれど、
いつもパーフェクトにはできず、スミマセン。
 
なので、特にワタシが酔っている時は、
相談してきてもいいけれど、話半分で聴いてほしい。笑。
 
 
スーパー自戒をこめて。
 
 
ではでは。 

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