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「何も失わずに手に入れたものなど、くれてやる」

私が好きなアーティストの曲の歌詞の中に、
 
「何も失わずに手に入れたものなど くれてやる」
 
っていうのがあるんだよね。
 
 
 
もともと、トンガったメッセージを発信する
アーティストなんだけれど、これを聞くたびに
 
 
「ホント、そうだよなぁ」
 
 
と、しみじみ思う。
 
(たぶん、アーティストの方は
 「しみじみ」は、思われたくないだろうけれど)
 
 
 
 
 
やっぱり、生きている限りは、
辛い事とか、悲しい事もあると思う。
 
人から裏切られたり、逆に人を傷つけてしまったり、
 
「もう、どうすればいいんだーっ!?」
 
と思うことも、あるとは思う。
 
 
 
でも。
 
そんなことがあるからこそ、
人と本当に分かりあえた時とか、
大きな成果を出せた時に、心から喜べると思う。
 
 
 
 
 
たぶん、これから何十年か生きた後に、
残り少ない生涯の中で、ベッドに横たわりながら、
過去を振り返る時がくると思う。
 
 
 
その時に、
 
「ああ、何もしない人生だった」
 
とは思いたくないのは、もう間違いがない。
 
 
 
だから、いろんなことを試したり、
あなたにもこんな記事を読んでもらったりしている。
 
 
だから、そこはもう、議論の余地がない。
 
 
 
で、
 

そこから一歩考えを進めて、
 
 
「ああ、私が手に入れたいと思ったものは
 何もかも、特別な苦労もなく、楽に手にしてきたなぁ」
 
 
と過去を振り返るのと、
 
 
「ああ、辛いこともあったし、悲しいこともあった。
 楽に手に入れられたものなんて、一つもなかった。
 でも、本当に充実した人生だったなぁ」
 
 
と過去を味わうのと、どっちがいいだろう?
 
と考えたんだよね。
 
 
 
これは、人によって意見が分かれるかもしれないけれど、
個人的には、後者の
 
「辛いこともあったけれど、よかった」
 
と振り返れる人生の方が、素敵だなぁ、
と思ったんだよね。
 
 
 
日々の中では、
 
「どうやって効率的にやろうか?」
 
「どうやって楽をしようか?」
 
「どうやって人から愛されようか?」
 
「どうやって苦痛を避けようか?」
 
なんてことばっかり考えているくせに、
人生の終盤には、
 
 
「辛いこともあったけれど、よかった」
 
と思いたいんだから、面白いよね。
 
 
 
 
話がちょっとずれるけれど、
世の中には、たくさんの食べ物がある。
 
 
甘いもの。
 
辛いもの。
 
しょっぱいもの。
 
苦いもの。
 
 
身体にいいもの。
 
身体に悪いもの。
 
 
おいしいもの。
 
まずいもの。
 
 
 
まぁ、本当ならば
 
甘くて、身体によくて、おいしいもの
 
だけを食べて人生終わればいいのかもしれないけれど、
 
 
せっかく生まれてきたからには、
 
辛いものも、しょっぱいものも、苦いものも、
 
身体に悪いものも、まずいものも、
 
 
いろいろ食べてみたいなぁ、と思う今日この頃。
 
 
 
同じように、
 
楽しくて、効率的で、
自分も他の人にも負担がないのもいいけれど、
 
 
「なにこれ、なんでこんなに辛いの?」
 
「もう、やってられるかーっ!!」
 
「なんだアイツはーー!」
 
「すごい傷ついた。。。」
 
 
なんていう経験も、
本当は味わい深いのかもしれないよね。
 
 
 
とかいいつつ、出来る限り楽をして生きていきたいので
あんまりハードな「課題」は、
与えないでください、神様(笑)!
 
 
ではでは。

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