人からのアドバイスを、
どう自分に取り入れるのか?
よく、
「人の意見に耳を傾けましょう」
とか、
「人のアドバイスを受け入れるだけ
どんどん幸せになります」
みたいな話って、あるよね?
たしかに自分以外の人からのアドバイスは
ありがたいものだし、
視野を広げてくれるものだろう。
ただ、現実的に起こる困った問題として、
「AさんとBさんでは、
アドバイスが、まったく真逆」
ということがある。
AさんもBさんも、経験豊富で魅力的な人物。
そして、あなたのためを思って
一生懸命アドバイスをしてくれている。
でも、アドバイスの方向性が真逆。
そんなことって、あると思う。
そうなると、
「一体、どっちの話を聞けばいいんだろう?」
「意見に耳を傾ける気はあるけれど、
どっちの意見で行動に移れば良いの?」
なんて、迷ってしまう。
そんなことって、あるよね?
特に、あなたが優しくて、真面目な人であればあるほど
悩んでしまうと思う。
そこで。
今回は、
「複数の人からのアドバイスをもらった時に
どうやって自分に取り入れていくのか?」
を、いくつか考えていきたいと思う。
まず。
そもそも、どんなに魅力的な人からのアドバイスで、
あなたのためを思って言ってくれていたとしても、
その人のアドバイスは、あくまで
「その人の価値パターンであり、
勝ちパターンである」
である、ということを念頭に置いておくと
良いと思う。
直接言葉に出さなくても、
「私があなたの立場だったら、
こう考えて、こう行動するでしょう」
ということを、あなたに伝えている。
さらに言うならば、アドバイスしてくれている人が
実際にあなたの立場になり、当事者になった時には
自分が言った通りに冷静に行動できるかは、別の話だ。
だから、
「その話を第三者の安全地帯から見た時の、
主観的価値パターン、勝ちパターン」
を伝えてくれているにすぎない、
ということを覚えておくといいだろう。
(それは、アドバイスしてくれている人が
真剣であってもなくても、あまり変わらない)
なので、
「アドバイスを聞いたからには、
アドバイス通りにしなくちゃ、申し訳ない」
なんて思う必要はない。
もし、あなたが誰かのアドバイスを無視して行動して、
そのことを責める人がいるのなら、
その人は
「あなたにアドバイスをした」
のではなく、
「あなたをコントロールしようとした」
だけなので、そもそもあなたのニーズに応えてない。
その人が、あなたの全人生に
責任を持っているわけでもないだろうから、
話をしてくれたことには感謝しつつ、放っておけばいいと思う。
(ま、その辺は今後の人間関係上、適当にやってほしい(笑))
さて。
その前提のうえで、
「じゃあ、複数の人のアドバイスの中から
何をチョイスしていくのか?」
を、いくつか考えてみよう。
まず、一番の根っ子になるのは、
「自分が、どうなりたいか?」
だと思う。
色々な悩みが起こると思うけれど、
「で、最終的にどうなりたいの?」
ということが大事だと思う。
そういう意味では、
自分のアイデンティティとか、
自分の「幸せのかたち」とかを
普段から考えていると、
悩みは少なくなるかもしれない。
たとえば、
「私の幸せは、お金があることだ」
というルールならば、
人のアドバイスを聞いた時に
「もっともお金になるのは、どのアドバイスだろう?」
というフィルターを通してみればいい。
「私の幸せは、異性にモテることだ」
というルールならば、
「どのアドバイスを聞けば、モテにつながるかな?」
と考えればいい。
まぁ、もう少し抽象的なものでいいので、
「自分の幸せルール」の根っ子を
探っておくといいかもしれないね。
「自由」とか、
「心の平和」とか、なんでも良いと思う。
また、
その悩みに対する「得たい結果」がハッキリしているのならば、
あまり迷わなくて済むだろう。
悩みに対する「得たい結果」を文章化してみて、
その上で、アドバイスを精査してみるのも
いいかもしれない。
違う何かが、見えて来る時もあるかもしれないね。
さらに。
それでも迷ってしまう場合のための方法を
2つほどお伝えさせてもらうと。
ひとつは、
「視点を大きくして、
どっちが、より他の人も幸せにするか?」
を考える方法。
もうひとつは、
「自分にとって楽か、難しいかで判断する」
という方法。
ひとつひとつをちょっと説明しよう。
まずは
「視点を大きくして、
どっちが、より他の人も幸せにするか?」
を考える方法。
悩んでいると、どんどん視野は狭くなっていく。
真剣に考えていけば、どんどん深みにはまるんだから、
視野は広がらなくなるのは、誰だってそうだ。
そんな中で、
ちょっと、視点を変えてみる。
カメラを引いて、より広い場所を見るイメージ。
自分の立っている場所から、
自分の周りにいる人たちへ。
そこからさらに、自分の周りの人が関わっている人へ。
さらにさらに、自分や周りとは、直接的な関わりのない人へ。
国へ、地球へ。
自分がどう判断すれば、
自分を含めた、自分以外の誰かも喜んでくれるだろう?
と考えてみる。
その判断が、
誰かをより深くハッピーにする方を選ぶ。
よりたくさんの人をハッピーにする方を選ぶ。
そんな風に考えてみるのも、いいかもしれない。
もうひとつは、
「自分にとって楽か、難しいかで判断する」
という方法。
結局、色々考えたけれど、全然分からない!
という場合もあると思う。
そんな時は、
たくさんのアドバイスを、
「今の自分にとって、楽か、難しいか?」
で分けてみればいいと思う。
その上で、
「今回は、どうしても成長しなければならない」
「変わらなければ、どうしようもない」
という場合は、自分にとって難しいものをチョイスして、
行動に移せばいい。
そして、それ以外の事に関しては、
楽な方をチョイスすればいい。
基本的に、人間の生き方は千差万別だ。
あなたが
「生き方、存在そのものを認めることができない!!」
という人だって、
なんとか生きているんだし、彼ら彼女らなりに生活している。
だから、どんな判断・選択をしても、
基本的には人生は続いていくし、
そこからまた新しい幸せも、問題も起こっていく。
「自分が成長、変化したい!!」
と強く願う分野以外では、
「いかに自分が楽か?」
を選択基準にしても、いっこうに構わない。
あたりまえだよね?
「こうしなければ!!」
ということは、実は生きている中で
そうとう少ない。
無限の可能性の中で、判断し、
そこから幸せと新しい課題が出てくる。
課題や悩みがなくなることは、一生ない。
「このままでは、悩みが一生なくなっちゃうのでは?」
なんて心配はしなくていい。
そこは、安心していいと思う。
どんなにお金持ちになっても、
どんなに人気者になっても、
どんなに権力を握っても、
どんなに悟りに近づいたとしても、
課題はなくならない。
課題の種類が変わるだけだ。
だから、
あなたにとって、その時にベストだと思う
選択をすればいいんだと思うんだよね。
その道程そのものが、
あなた自身の生きている証なんだろうから。
。。。というのが、
課題が山積みな人生を送り続けている
私からのアドバイスです(笑)
参考になった?
それとも、よけい混乱した?(笑)
ではでは。