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ビジネスにおける2つのマインド。

最近、
 

「ビジネスとかお金にウンチク言うのなら、
 押さえておかないとなー」
 

と思い、あらためてユダヤの方々に伝わる
格言や知恵などを読ませてもらっている。
 
 
ユダヤの方々という、世界一のお金儲けの達人たちの間で
ずっと大切に伝えられ続けている言葉たちは、
きっとたくさんのヒントがつまっていると思うんだよね。
 
 
 
と、ちょっと調べてみるだけでも、
 
 
「ガガーン!!」
 
 
と、相当のショックを受けた。
 
 
 
色々あるんだけれど、たとえば
 
 
【金銭は無慈悲な主人だが、有益な召使いにもなる】
 
 
とか、
 
 
【金持ちをほめる者は、金持ちをほめているのではなく、
 金をほめているのである】
 
 
とか、
 
 
【貸すときには証人を立てよ。
 与えるときには第三者がいてはならない】
 
 
などなど、珠玉の言葉たちがたくさん見つかった。
 
 
ユダヤの格言には、お金に関することばかりでなく
心の豊かさに関するものや、人間関係に関するものなど
さまざまな知恵がつまっている。
 
 
 
今回は、あえてお金に関する話にしておくけれど、
ユダヤの方々の知恵だけでセミナーやりたいくらいの勢いだ。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
そんなお金に関する格言の中で、ひときわ
 
 
「おおおお!!」
 
 
と衝撃を受けたものがあるので、それをシェアすると。
 
 
 
 
それは、
 
 
【あなたが持っているものを、
 それを必要としている人に売るのはビジネスではない。
 
 あなたが持っていないものを、
 それを必要としない人に売るのがビジネスである】
 
 
という教えだ。
 
 
 
個人的には、今までのビジネス観に
なぐり込みをかけられるかのような驚きだったけれど、
あなたにとっては、いかが?
 
 
 
「自分が提供できる、最高のものを!」
 
「心から欲しいと思っている人に!」
 
 
というのが、いわゆる商道として「正しい」と
思っていたのだが、ユダヤの格言では
 
 
「そんなのは、簡単でビジネスじゃない」
 
 
と、バッサリ切って捨てられるんだよね。
 
 
 
世界一お金儲けがうまい、ビジネスの達人たちの金言なんだから
無視するわけにもいかない。
 
 
でもなぁ、、、
 
で~もぉ~なぁぁああぁぁあぁぁ~~~!!!!!
 
 
と、自分の気持ちの中で拒否っていたんだけれど、
ふと気がつくと
 
 
 
「あれ?でも、ある面では、
 すでに私も、やっているな」
 
 
 
と言うことに気がついた。
 
 
 
というのは、私の場合は、株の売買をする時においてだ。
 
 
基本的に、私が得意とする株式の売買手法は、
 
価値に対して自分のお金を投じる「株式投資」ではなく、
その時の価格に対してお金を投じる「投機」「トレード」
 
と言われるものだ。
 
 
 
 
なので、
 
ある一定の条件が合えば、どんな株でも売り買いする。
 
 
そこには、
 
「良い会社の株だから!」
 
とか、
 
「この会社の製品に惚れこんでいるから!」
 
という感情は、一切ない。
 
 
 
なにしろ、私は自分が以前に勤めていた会社の株を
空売りして、利益もあげているくらいだからね(笑)
 
 
 
 
そして、私が買った株を、あとで
画面の向こうにいるどなたかに売るわけだけれど、
それも、どこまでその株を
 
「必要」
 
としているのかは、全然わからない。
 
 
ものすごくその会社に思い入れがある人が買っている場合も
あるかもしれないけれど、たいていは、
 
 
「儲かりそう」
 
「まだ株価が上昇しそう」
 
 
という「期待」「欲」によって買うことも多いだろう。
 
 
 
さらに、本当は買いたくないのに
 
「このままだと、空売りの損が膨らんでしまう」
 
という状況で、泣く泣く私から株を買っている人もいるだろう。
 
 
(この辺の知識が知りたい!って言う人は、私の昔のブログや、
 他の本やページを見てみてください ←不親切)
 
 
 
さらに、株では自分のお金じゃなくて
お金を借りて売買することもスタンダードなので、
そう言う意味においては、まさに
 
 
 
【あなたが持っているものを、
 それを必要としている人に売るのはビジネスではない。
 
 あなたが持っていないものを、
 それを必要としない人に売るのがビジネスである】
 
 
 
を、実践している、とも言えるかもしれないね。
 
(ユダヤの方々は、金融を最も得意とされているわけだから
 そうなるのも、ごく自然かもしれない)
 
 
 
 
私個人の話で恐縮だけれど、
 
以前は専業の株トレーダーで、
来る日も来る日も、
 
「自分が持っていないものを、
 それを必要としているかどうか分からない人に売る」
 
という生活を続けていたこともある。
 
 
 
そんな日々を続けているとね。
 
もうね。
 
どんどん、感情が冷めて行くわけよ。
 
 
 
物事を、客観的にだけ見るようになっていっちゃう。
 
(特に、取引の間は、ね)
 
 
 
大きな金額が増えたり減ったりしても、
歯を磨くのと同じくらい、普通に捉えていたりもした。
 
 
 
マシーンみたいになっちゃうわけなんだけれど、
やっぱり、私自身は、それだけだと
バランスを失ってしまった。
 
 
なので、今は株の取引だけなく、
いろいろやるようになったんだよね。
 
 
 
 
で。
 
 
話を一番最初に戻すけれど。
 
 
 
ユダヤの方々の教えは、本質を突いているのだろう。
 
 
お金を儲ける、という意味においては
 
「自分の持っていないものを、不必要な人に」
 
というような感覚も、あった方がいいのかもしれない。
 
 
 
ただ、
 
 
それだけを行なっていても、少なくとも
四季や情緒を重んじる日本人として
 
「ああ、素敵な人生だったな」
 
と思えるかどうかは、個人的には疑問だ。というか、無理だ。
 
 
 
 
ビジネスは、最終的にハートだ。と個人的には思う。
 
 
 
 
それが、甘い考えなのだとしても、
 
 
「お金さえ儲かればいい」
 
「自分にとっても、お客様にとっても
 必要ないものでも、売れればいい」
 
 
というのだけでは、心が擦り切れてしまう。
 
 
 
 
いやね。
 
株で同じような事をやっているので
偉そうな事は言えないんだけれど、
 
 
少なくとも、自分が直接人と携わるお仕事では
ユダヤの方々に冷笑されても、
 
 
「自分が本当に良いものだと思っているもので、
 自分が持っているものを、
 それを必要だと思っている人に届けよう」
 
 
と思う。
 
 
 
そして、
 
 
おそらく、
 
ユダヤ的ビジネス、トレーダーマインドと
日本人的ビジネス、心のアキンドマインドの
両方を持っている事が、バランスがいいんじゃないかな?
 
 
なんて、自己正当化をしてみる今日この頃。
 
 
 
少なくとも、ビジネスの未熟者の私としては、
 
 
「持ってないものを、不必要な人に売る」トレードも、
 
「持っているものを、必要な人に売る」おしごとも、
 
 
どっちも、えらい難しいぜ?
 
むしろ、後者の方が難しいぜ?
 
 
と現時点では思うので、これからも日々コツコツ
学んで行きたいと思います。
 
 
 
あなたは、どんなビジネスマインドを持っていますか?
 
 
ではでは。

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