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「近頃の年配者は、なっちょらん!?」

大人のマナーが、なっていない。
 
 
 
外でランチとか夕食を食べる時ってあるよね?
 
私もけっこう外食をすることも多いんだけれど、
ここ最近、連続で、
 
「おいおい、そんなマナーなの?」
 
という、年配の人を見かけた。
 
 
 
と言っても、別に暴れまわったり
店員さんを罵ったりしていたわけじゃないんだけれど。
 
 
店員さんが丁寧にオーダーを聞いているのに
無言でメニューを指差すだけだったり、
 
店員さんに顔も向けずに食券を突き出したり、
 
店を出る時に「ごちそうさま」も言わなかったり。
 
 
 
それが、まだ何もわからない子供だったり、
いきがっていたい中学生くらいなら、
 
「まぁ、仕方ないか」
 
とも思うんだけれど、おそらく定年退職したか
もうそろそろか、という大人が
そんな態度をしているのをみると
 
「若者に“なってない”なんて、
 言えないんじゃないの?」
 
と、心の中でつぶやきたくもなる。
 
 
 
 
…と、思ってみたんだけれど、
もう少し深く考えてみると、また別の考えも
よぎってきた。
 
 
 
 
失礼な態度を取る人たちは、
自分が取っている態度が「マナー不足だ」
なんて思っていないのかもしれない。
 
 
「マナー不足」なのではなく、単に
「学習不足」なのかもしれないな、
と思い返したんだよね。
 
 
 
 
ほら、マナーって、その時代とか
場所とかで変わるじゃない?
 
 
たとえば、電子メールでのマナーとか、
ネットの書き込みのマナーとかって、
はじめは分からなかったりしたじゃない?
 
 
どうやって書くのがOKで、
これ以上はマナー違反、みたいな境界線って
ネットと現実世界では、ちょっと違ったりするよね。
 
 
 
そんなネットでのマナーを知らずに
メールを送ったり、ネットで書き込みをすると、
マナーを知っている人からすると 
 
「こいつ、なんなんだ!?」
 
なんて、白い目で見られたりする。
 
本人は、相手を不快にさせようなんて
これっぽっちも思っていなかったのにね。
 
 
 
 
それと同じように、
 
 
年配の方で飲食店さんに横柄な態度を
取っているように見えるのは、
 
「その態度が普通だと思っているから」
 
なんじゃないかな?
なんて思い返したんだよね。
 
 
 
 
彼らがバリバリ働いてきた時代は、
飲食店さんに配慮するなんてことを
気にしないでよかったのかもしれない。
 
(少なくとも、横柄な態度を取っている人が
 生きてきた世界では)
 
 
でも、時代が移ろうにつれて、
 
「ぶっきらぼうに店員さんを扱う」
 
「無言で、当たり前のようにオーダーする」
 
なんていうことが、ちょっと「?」に
なってきた。
 
 
 
でも、彼らは「自分が正しい」とか
「間違っていない」と思い続けているので、
態度を改めようとしない。
 
 
 
そして、彼らが若者だったら別だけれど、
不幸なことに
 
「それはちょっとマナーがなっていないよ」
 
と、教えてくれる人も、激減しているだろうしね。
 
 
 
「自分の態度が、ちょっと浮いているんじゃないか?」
 
なんて気づくチャンスを逃し続けたまま、
 
そのままちょっと眉をひそめられて生き、
そのまま死んで行くんだろうね。
 
 
 
 
でね。
 
 
これは、私自身にとって
非常に恐ろしいことだと思ったわけよ。
 
 
私たちが小さい頃は、
たくさんの人が、意識しなくても
いろいろ教えてくれる。
 
 
でも、大人になってゆくにつれて、
こっちが意識して学ぼうとしない限り
どんどん教えてくれる人はいなくなっていく。
 
 
「あの人は、ああいう人だから」
 
「あそこまで大人になっちゃっていたら
 もう変わらないでしょ?」
 
なんて思われて、放置プレイされるだけになってしまう。
 
 
 
これって、恐ろしいことだよね。
 
 
 
 
 
 
 
「生涯学習」
 
なんていうと、ちょっとカッコいいかもしれないけれど、
 
現実は、もっとシビアなんじゃないかな?
 
 
 
 
こっちがどんどん頭を下げて教えてもらう姿勢をみせないと、
どんどん浮いた存在になって行き、知らず知らずのうちに
 
「頑固ジジイ」
 
「オバハン」
 
という生き物になっていってしまう。
 
 
 
 
特に、年齢を重ねれば重ねるほど、物理的に
 
「年上の先生」
 
は、減って行ってしまう。
 
 
 
だから、頭の柔らかさが残っている今のうちから
 
「年下の先生」
 
からも、多くを学んでいくクセをつけた方が
いいんじゃないか?と、ちょっと焦ってしまった。
 
 
 
 
「年下の先生」から学ぶのは、
何もすぐに役に立つことばかりじゃない。
 
 
今の流行とか、
 
新しい常識やマナーとか、
 
普通に考えられている事とか、
 
そんな、いろんなこと。
 
 
 
今にして思えば、「年上の先生」からも、
すぐに役に立つことばかり教えてもらった
わけじゃない。
 
 
いろんなところから吸収して、
より楽しい人生を送れるようにした方がいいよね。
 
 
 
 
この記事を読んでいる人は、
年齢はともかくとして、間違いなく頭の柔らかい
向上心のある人だから、
 
 
頭の柔らかい今のうちから
ちょっと意識しておくと、
 
「人気者のおじいちゃん、おばあちゃん」
 
として、生涯をすごせるかもしれないよね。
 
 
 
今日の記事は、完全に私自身に向けて書いている記事だなぁ。
 
 
ホント、気をつけたいと思います。
 
 
ではでは。
 

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