相手が、あなたの忠告や苦言を
素直に聞かざるを得ない状況を作る方法。
日々の人間関係の中で、誰かに対して、
何かを言いたくなることってあるよね?
それは、相手のためを思って伝えたい
アドバイスであったり、
相手に「こうしてほしい」という
個人的な要望であったり、
単に「ムカついた」という
苦言であったり。
内容は様々だと思うけれど、
とにかく相手に伝えたいことがある。
でも、あなたが伝えたい人に限って、
素直に話を聞くタイプじゃなかったり、
どう考えても、これを伝えると
相手は不快になるだろうな、と思えることもある。
そんなとき、ちょっとした工夫をするだけで、
相手が素直に耳を傾けてくれやすくなるんだけれど、
そんな方法、知りたい?
まぁ、知りたいと思ってくれているだろうから
あまり話を引っ張らずに伝えることにしよう。
誰かに対して、
・相手が求めているか分からないけれど、
アドバイスをしたい。
・相手に対して、要望がある。
・とにかく、何かを伝えたい。
と思った時に有効なハラグロ・テクニック。
それは、
「許可を得ること」。
もう少し、詳しく説明しよう。
たとえば、誰かが人間関係に悩んでいて、
あなたが解決方法を思いついたとしよう。
そんな時、なんの工夫もないまま
「そんな時は、○○すればいいんじゃない?」
なんてアドバイスすると、
相手が素直に話を聞いてくれるか、
「なんだよ!そんなこと分かってるよ!」
「そんなに簡単な問題じゃないんだよ!」
と反発するかは、フィフティフィフティの確率だ。
そこで、ひとつだけ工夫をすることにする。
それが、「許可を得る」ということ。
あなたが相手に具体的なアドバイスをする前に
ひと言、こう言えばいい。
「私なりに考えた解決方法を
伝えたいんだけれど、伝えていい?」
相手がOKを出したあとならば、思いついたことを
思う存分、伝えればいい。
相手としては、カチンとくるような事があっても、
「自分が許可を与えてしまった」
という心理的要因から、
あなたの話に耳を傾けざるを得ない。
たったひと言、事前に許可を得るだけで、
相手の反応は、まるで違うものになるだろう。
これが、相手に対する要望だったり、
文句だったりしても、基本は同じだ。
まず相手に、伝えることを許可してもらう。
そのあとならば、何を言っても全然構わないし、
相手としては、聞かざるを得なくなる。
ただ、伝えにくい事であればあるほど、
相手に許可を得る前に、大げさな前提を
用意するといいだろう。
例えば、相手にやられて嫌だったことで
「アレは、むかついたわ!」
と伝えたい場合は、こんな風に許可を得ると
いいだろう。
「今から、あなたの人間関係が
これからより良くなる話をしたいと思うんだ。
受け取り方によっては、単に私があなたに
文句を言っているようにも聞こえるかもしれない。
でも、あなたならば理解してくれると思うし、
本来ならば伝えなくてもいいことを
伝えている私の気持ちを分かってくれると思う。
そんな、普通の人ならば単にムカつくだけ
なんだけれど、あなたにとっては
すごくいい話、伝えてもいい?」
とにかく、
・相手のことを思っている。
・きつい話だけれど、あなたには理解力がある。
・伝えてもいいか?
ということを強調して、相手の許可を促す。
で、
相手が許可を出したのならば、
そのあとは、好き勝手に伝えればいい。
もし、相手が許可を出さなかった場合は、
相手は自分の器の小ささに悩むようになる(笑)
たくさんの人の会話を聞いていると、
もったいないと思うんだよね。
たったひと言、許可を得れば感謝されるのに、
許可のプロセスを怠っていてトラブルになっていることが
あまりにも多い。
もっと、人間関係を円滑にするために
ハラグロくなってもいいんじゃない?
と思うんだよね。
今回の話が、あなたにとって
いいインスピレーションになりますように。
ではでは。
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