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時を止める能力が、あなたを蝕んでいる。

唐突だけれど、
超能力が手に入るとしたら、何が欲しい?
 
 
 
念力とか、瞬間移動とか、透視能力とか
いろいろあるけれど、
 
 
そんな超能力の中でも
 
「時を止める能力」
 
って、けっこう人気があると思うんだよね。
 
 
 
あなただったら、
 
 
「時を止める能力をあげよう」
 
 
って言われたら、受け取る?
 
 
 
 
 
。。。と、
 
 
不思議な問いかけから始まったけれど、
最近、どうやら人間には
 
「時を止める能力」
 
 
が備わっている事に気がついちゃったんだよね。
 
 
 
 
そして、
 
 
残念ながら、その能力は、
多くの人を蝕む(むしばむ)結果になっている事が多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どういうことか?
 
 
 
 
例えば、
 
 
 
ひと昔もふた昔も前のファッションに
身を包んでいるジジババ様たちって
たまに見るじゃない?
 
 
年齢にマッチしていないというか、
明らかに、時代と年齢に逆らっているというか。
 
 
 
別にそういう人たちがいるのは良いと思うし、
本人たちの勝手なんだけれど、
 
 
たぶんその人たちは、自分の若くて輝いていた時で、
成長を止めて「時を止めて」いる。
 
 
そして、その「時の止まった」世界でだけ生きている。
 
 
 
 
 
あと、話をするたびに
 
 
「あの頃の私は、こんなに凄かった~」
 
 
と、繰り返して話をしている人がいるとしたら、
その人はその人で、自分がピークだった時で
 
「時を止めて」生きている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
逆に。
 
 
 
たとえば、親からひどい扱いを受けて育ち、
それをトラウマとして背負い、
ことあるごとに
 
「これは、親のせいだ」
 
と考える人がいるとするならば、
 
 
その人は、親から虐待を受けている状態で
 
「時を止めて」生きている。
 
 
 
もう、充分な大人であるにも関わらず、ね。
 
 
 
 
 
他にも、
 
 
受験に合格しなかった。
 
素敵なパートナーと結婚できなかった。
 
離婚した。
 
誰か大切な人を失った。
 
 
 
そんなきっかけから
「時を止めて」そのまま生きていく人もいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
気持ちは分かるし、
私だって、色んな事で「時を止めて」いる。
 
 
 
誰だって、自分の絶頂期のまま生きていたいと願うし、
 
ショッキングな出来事があったら、
それに影響されずに生きていくのなんていうのは
非常に困難だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、たださ。
 
 
 
望むとも望むまいと、時は動いている。
 
 
 
 
絶頂期のまま時が止まるなんてことはあり得ないし、
年齢は重なり、老いる。
 
 
逆に、どんなにひどいことが起きても
それもすべて過去の話になってゆく。
 
 
 
時は動く。
 
 
 
 
そして、せっかく今、生きていられるのであれば
過去のピークやドン底で「時を止める」のではなく、
やっぱり今を生きることが良いと思うんだよね。
 
 
 
なぜ?
 
 
と問われると難しいんだけれど、
 
それが、今、命を燃やしている私たちに
必要な事なんじゃないかな?と思うから。
 
 
 
 
 
過去の絶頂期。
 
過去のドン底期。
 
 
 
そのどちらにしても、
あなたの「時を止める能力」は、あなたを蝕む。
 
 
 
たまに思い出に浸る分には良いけれど、
できるかぎりは、「今」を生きていたいと思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
さらに。
 
 
 
この「時を止める能力」はやっかいで、
 
「イベントごと」
 
「人ごと」
 
に、「時を止める」ことができるようだ。
 
 
 
 
 
「あの人は、ああいう人だから」
 
 
「あの時、あの人はこうだったから」
 
 
と、私なんかは人を判断しがちだ。
 
 
 
 
でも、その人の時間は、そこで止まっているわけじゃない。
 
また、自分の時間も、そこで止まっているわけじゃない。
 
 
 
両者の時は、動いているはず。
 
 
 
 
 
なのに、久しぶりに再会した瞬間
 
 
「あの時」
 
 
に戻るのは、善し悪しだ。
 
 
 
 
 
学生時代の旧友と再会して
 
「あの時」
 
に戻るのは、幸せな時の戻し方だろう。
 
 
 
 
でも、
 
「あいつは、あの時、あんなことをした」
 
と、悪い印象で「時を止めた」まま、
対応してしまうのは、結果として
自分自身を傷つけることにもつながってしまう。
 
 
 
 
過去、傷つけ合った人。
 
 
過去の恋人。
 
 
過去、恩を受けた人、恩を与えた人。
 
 
過去、許せないことをした人、させた人。
 
 
 
その形は、色々だ。
 
 
そして、
 
 
「あの時、あんなことをした」
 
「あの時は、こうだったのに」
 
 
と、自分の時間も、相手の時間も
「止め」たり「戻し」たりしようとしても、
それは、はかない結果に終わるんじゃないだろうか?
 
 
 
 
過去をきれいさっぱり完全に忘れて、
すぐに仲良くしなきゃダメ!とは言わない。
 
 
  
ただ、当たり前の話である
 
 
「私の時間も動いているし、
 あの人の時間も動いている」
 
 
と言う事は忘れずに、いろいろと接することが出来ると
それはそれでいいのかもしれないなぁ、なんて思う次第。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
 
あなたは、どんなことに
 
 
「時を止める能力」
 
 
を発揮してしまっていますか?
 
 
 
それが、ポジティブなものであれ
ネガティブなものであれ、
 
今のあなたを制限し、蝕んでいるとしたら?
 
 
 
過去を振り返り、思い出だけに浸るのは、
お互いまだまだ早いかもしれないよね。
 
 
 
私も、出来る限り精一杯
「今」を生きていきたいと思いますわ。
 
 
 
ではでは。
 

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