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自分らしさ。

最近は、「自分らしさ」っていうことを
大切にしている人が多いような気がする。
 
 
「いつも私らしくいたい」
 
「あなたらしさを大切に」
 
 
みたいなフレーズを、たくさん見かけるし。
 
 
 
 
キャラクタービジネスの人にとっては
「自分らしさ」を前面に押し出すブランディングは
それこそ死活問題だし、
 
 
そうでなくても、
 
「~~らしい」
 
ということは、とても大切な価値観だ、
という風潮はあるよね?
 
 
 
もちろん、それ自体は決して悪いことではないと思うし、
あなたがあなたとして生きていくことは
とても大切だとも思う。
 
 
 
ただ、
 
 
あまりに
 
「自分らしさ」
 
にこだわってしまうせいで、
逆に窮屈になってしまう場合もあるかもしれないので
その辺は注意してもいいかな?と思う。
 
 
 
 
昔々、ミスターチルドレンの『名もなき詩』の中に
 
 
「知らぬ間に築いていた
 自分らしさの檻の中で
 もがいているなら」
 
 
なんて歌詞もあったけれど、
 
 
「自分らしさ」が、檻みたいになってしまっていたら、
それは非常に残念なことだと思うんだよね。
 
 
 
「私はいつも明るいキャラクター」
 
「俺は誰かに頼られる人」
 
「私はかわいそうなヒロイン」
 
 
 
 
 
 
その「自分らしさ」が、どんなものであれ、
 
 
「いつでも、自分らしさを失わないようにしなくちゃ」
 
 
という強迫観念にとらわれて、
無理して「らしさ」を装っていたら、
 
それって、「自分らしさ」じゃ、なくね?
 
と思うんだけれど、どうだろう?
 
 
 
 
 
個人的には、
 
「自分らしさ」
 
っていうのは、「檻」じゃなくて
「わが家」みたいなものであれば良いと思う。
 
 
 
そこから決して離れちゃダメ!
 
 
明るい私は、いつでも明るくなきゃダメ!
 
頼られる俺は、いつだって弱みを見せちゃいけない!
 
悲劇のヒロインである私は、幸せになるなんてNO!
 
 
 
そんな風に思ったら、自分らしさは「檻」になる。
 
 
 
 
 
執着を生み、そこから出られなくなり、
 
さらに、自分を認めてくれない人や
自分とは違う生き方の人を責め始める。
 
 
 
そんなんなったら、バカバカしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
そうではなくて。
 
 
「自分らしさ」は、「わが家」みたいなもの。
 
 
いつでも外へ出て行っていいし、
いつ帰ってきてもいい。
 
 
 
外では色んなことがあるし、
自分の意志とは反することも起こるだろう。
 
 
もちろん、わが家に居る時とは
自主的に、全然違う一面をのぞかせたりすることもあるだろう。
 
 
 
そして、疲れた羽根を休ませたいとき、
ホッとしたい時に帰ってくる「わが家」みたいな状態が
「自分らしさ」のように思うんだけれど、どう思う?
 
 
 
 
「そこから出てはいけない」
 
 
というルールじゃなくて
 
 
「そこに、いつでも帰ってきていい」
 
 
というルールを「自分らしさ」に適用すると
もう少し楽になれるだろうし、
 
 
いつもと違う自分も、思いっきり楽しめるんじゃないかな?
なんて思う今日この頃。
 
 
 
 
とか言いつつ、私はちょっと前に
 
 
「イグゼロさん、
 自由であることに
 こだわり過ぎると不自由ですよ」
 
 
という、当たり前のツッコミを受けたりもしているんだけれど(笑)
 
 
お互い、窮屈じゃない意味で
「自分らしく」あれるといいよね。
 
ではでは。
 

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