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道は背中で出来ている。

たぶん、私の記事を読んでくれている人は、
 
 
「安定した、平穏な人生を送りたい」
 
「平凡な人生を人並に送りたい」
 
 
と思っているよりは、
 
 
「誰とも違う、エキサイティングな人生を送りたい!」
 
とか、
 
「オリジナリティあふれる人生が素敵!」
 
 
と思っている可能性の方が高いと思う。
 
 
 
あなたは、どう?
 
 
 
 
 
 
私は今よりも若いころは
 
 
「まぁ、望んでも望まなくても
 今のまま、平凡な一生が続くんだろうなぁ」
 
 
と思っていたサラリーマンだったんだけれど、
いつの間にか道を踏み外して
こんな文章をあなたに読んでもらっている(笑)
 
 
 
 
 
 
今でこそ、何人かの人に
 
 
「イグゼロさんって、面白い人生送っていますよね」
 
 
とか、
 
 
「変わってますけど、オリジナリティがあって
 とってもいいですよね」
 
 
と言われるようになった。
 
 
 
 
 
 
 
けれど、本人としては、
 
 
「え?
 ああ、まぁ。。。」
 
 
という感じで、本当にオリジナリティあふれるのかは
良く分からないんだよね。
 
 
 
 
 
今の自分を振り返ってみれば、
 
 
「この側面を見たら、あの恩師に似ている」
 
 
「別の側面から見たら、あの先輩に似ている」
 
 
「また別方向から見たら、父に似ている」
 
 
「友達の、あの部分には敬意を払ったなぁ。
 そこに似ている部分もあったりして?」
 
 
「もしかしたら、あの師匠にも似ているところが
 出てきているのだろうか?」
 
 
と、自分の今を作ってくれた人が
本人的には、相当思い浮かぶんだよね。
 
 
 
 
 
 
自分が憧れ、必死になって追いかけた背中。
 
 
そのひとつひとつの背中の集合体が、
今の自分の「オリジナリティ」を作っている。
 
 
そんな気がするんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろん、私の要素の中には
 
「誰からも直接は影響を受けていない」
 
ってものも、あるかもしれない。
 
 
 
でも、よくよく考えてみると、
 
 
「あの師匠と、あの恩師から学んだことが、
 自分の中で化学変化して出来たんだろうなぁ」
 
 
なんて思うので、

 
「まったくの、完全オリジナル」
 
 
なんて要素は、私にはないと思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
でもね。
 
 
 
 
「完全にオリジナルではない」ってことを、
むしろ良いと思っている。
 
 
 
たぶん、完全にオリジナルなものがあったとしても、
それは、誰にも受け入れてもらえない。
 
 
そして、
誰にも受け入れてもらえないものを作りたい!
という欲求は、現時点の私にはない。
 
 
 
誰かに受け入れてもらい、
 
できれば喜んでもらい、
 
できれば誉めてもらいたい。
 
 
 
そんな風に思っている「自分ちゃん」だからね、私は(笑)
 
 
 
  
 
 
 

 
ただ、
 
 
「誰か一人の背中を追う、
 まったくオリジナリティのない人」
 
 
っていうのも、あまり気持ちの良い状態とは
思わないだろうな、と想像する。
 
 
 
一人の人が私に伝える
 
 
「これは、こういうものだ」
 
「それが常識だ」
 
「これは、こういう方法しかない」
 
 
という話だけに耳を傾け、
自分の人生を消費していくのは、もったいない。
 
 
 
そもそも、出来ていない(笑)
 
 
 
 
 
だから、
 
 
 
豊かな人生を送る秘訣のひとつは、
 
 
「いかにたくさんの“背中”を見るか」
 
 
なんじゃないかな?なんて思う。
 
 
 
 
 
背中だけじゃなくても、
 
 
友達同士の頑張る姿とか、
 
付き合った異性から教えられる事とか、
 
若かりし自分と同じようなことをしている後輩とか、
 
 
 
そんな人たちの姿や、あり方を見て、
自分に投影、吸収していくというのは、
とても素晴らしいと思う。
 
 
 
 
 
たくさんの背中、たくさんの姿を見ながら、
 
 
「この部分は、自分に取り入れよう」
 
 
「ここは、誰かに任せよう」
 
 
「ここは、今の私には理解できないけれど
 いつか分かるかもしれない」
 
 
「今までやってきたけれど、
 これからの自分は、やめておこう」
 
 
と、取捨選択を繰り返しているうちに、
あなたにしか生きることができない人生が積まれてゆく。
 
 
 
誰かの背中で出来ている道を
一歩一歩ふみしめていくうちに、
ふり返ってみたら「オリジナル」な道になっていた。
 
 
 
そんな感じなのかもしれないよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なので、もし、
 
 
「自分らしい生き方をしたいのに、
 全然オリジナリティがない」
 
 
とか、
 
 
「私だけの意見が持てなくて、自信がない」
 
 
と思っている人がいるのだとしたら、
 
 
それは、
 
 
 
「自分を見つめる」ことが足りていないのではなく、
 
「追いかける背中」の数が、まだ少ないのかもしれない。
 
 
 
自分を見つめることも大事だけれど、
それで上手く行かないのであれば、
追いかける背中を増やしてみても、いいのかもしれないよね。
 
 
 
  
 
 
さて。
 
 
あなたの道を作る「背中」は、
どんな人たちで出来ていますか?
 
 
 
いつか誰かの道を作る「背中」の一人に
なっている自分を想像しながら。
 
 
 
ではでは。
 

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