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Kに売る。

不況不況言われて久しいけど、
もう、バブル期から25年とか30年とか経ってるんだから、
 
「今の状況の方がスタンダード」
 
という人も多くなっているよね。
 
 
どう考えても、25年前よりも
今の方が様々な技術やサービスは発展している
にもかかわらず、
 
「不況だ、フキョウだ」
 
と、不況の布教は繰り返されてる現状だ。
 
 
 
ただ、そんな中でも
元気のいいビジネスってのはあるものだ。
 
 
最近知ったのだけれど、
 
音楽のCDとかは、一部を除いて全然売れないものの、
実は、ライブコンサートについては、売上げは上がっている。
 
 
また、出版不況と言われていて、
みんなが本を読まなくなっているんだけれど、
ビジネス本の代わりとなるビジネスセミナーとか、
ストーリーを味わうための演劇とかは、売上げが上がっている。
 
 
もちろん、コンサートとかセミナー、演劇も
ビジネスとして大成功のところもあれば、
そうでないところもあるだろう。
 
 
しかし、全体としては、元気のいい業種らしい。
 
 
 
そこから見えてくるものがあるように思うけれど、
どうだろう?
 
 
今の時代、
 
「こういう流れだ」
 
というのが一本道でない状態なのだろうけれど、
ひとつの流れがあるんじゃないかな?
 
なんて考える。
 
 
 
 
 
さて。
 
 
今さらすぎる話だけれど、現代はネットの時代。
 
 
ネットによって、
ひと昔前までは手に入れるのが難しかった膨大な情報が、
ほぼ無料で、一瞬のうちに手に入るようになった。
 
 
 
今の若い世代の人は、
 
「情報は基本タダだし、手間もかからない」
 
というのがスタンダードな状態で
すくすく成長をしてきたわけだ。
 
 
 
もちろん、自分が好きになった情報には
お金をかけるだろう。
 
 
しかし、膨大な情報が生まれ続けている現代では、
旧態依然とした情報発信では、
お金になりにくいというのが現実だろう。
 
 
 
「じゃあ、どないしたら
 ゼニになりまんのや??」
 
 
と思うんだけれど、その話をする前に、ちょっと脱線。
 
 
 
話が少し横にそれるのだけれど、
心理療法から発生した神経言語プログラミング(NLP)
という学問の中の代表的項目の中で
 
「VAK」
 
というものがある。
 
 
今回はVAKを説明するのがメインじゃないから
簡単に説明をすると、人間は
 
 
V = 視覚
A = 聴覚
K = 体感覚
 
 
という感覚をメインに使って
インプットやアウトプットをしているよ、
というような考えのものだ。
 
 
(詳しく知りたい人は、ネットとかで調べてね)
 
 
 
で、だ。
 
 
 
ネットによって発信される情報は、先ほど書いた
 
「VAK」
 
で言うと、
 
「V(視覚)」と「A(聴覚)」に依存している。
 
 
 
文字情報も、写真や音声、動画なども
視覚と聴覚を刺激する内容だ。
 
 
ネットを通じて、膨大な
 
「視覚情報」
 

 
「聴覚情報」
 
は発信され続けていて、それはどんどん
相対的な価格価値を下げ続けている。
 
 
ネットでちょっと検索すれば、
有料級の視覚・聴覚刺激に出合えてしまうわけだから
 
 
「お金払わなくても、これでいいねー」
 
 
と、満足されてしまう、というわけだよね。
 
 
 
 
ところが、
 
 
あとひとつだけ残っている感覚は、
現在のネットだけでは満足をさせることができない。
 
 
 
それが、
 
「K(体感覚)」
 
ってわけだよね。
 
 
 
視覚や聴覚は、ネットで満足させることができる。
 
 
しかし、体感覚はネットだけでは満足させることができない。
 
 
 
まだるっこしい説明になっているけれど、
 
 
「直接、人と会う」
 
「直接、現地に行く」
 
「直接、体験する」
 
 
は、私たちに素晴らしい思い出を提供してくれるし、
そのためにならば、お金を支払おうとする。
 
 
 
 
なので。
 
 
 
もし、ビジネスをしているのであれば、
 
 
「お客様の体感覚に売る」
 
 
ということを意識すると、うまく行きやすいかもしれない。
 
 
「お客様の視覚や聴覚にはネットで訴えて、
 実際に売るものは体感覚」
 
 
あるいは、
 
 
「視覚や聴覚へ訴えかけるものは低額商品にして、
 本丸は体感覚」
 
 
「まずは視覚や聴覚へ訴えかけるものを販売し、
 そこで得た利益を、体感覚商品に投資する」
 
 
という商品構成にすると良いように思う。
 
 
 
まぁ、今後時代が進んだら
 
「体感覚も自宅のネットで満足させる」
 
みたいになってゆく可能性もあるけれど、
それはまだ先の話だろう。
 
 
 
あなたがビジネスをやっているのであれば
 
 
「お客さまの視覚や聴覚に訴えかけるのに
 ネットは活用できないか?」
 
 
「お客さまの体感覚に、何を売るか?」
 
 
「お客さまの体感覚が、もっと満足いただけるには
 どうすればいいのか?」
 
 
そんな思考回路があっても、いいかもしれないよね。
 
 
 
「売る」というのと違うかもしれないけれど、
 
フェイスブックやブログで
あなたという個人を知ってもらい、
 
そのあと直接会う、なんていうのも、
近い流れなんじゃないかな?と思う。
  
 
応用は、様々だよね。
 
 
 
私もいろいろと考えてみたいと思います。
 
 
ではでは。
 
 

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